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更新日時 2016年09月20日

煉瓦構造物 皿田樋管
@皿田樋管。
住所:埼玉県蓮田市根金
皿田樋管は堤防の法線に対して斜めに設置されていて、川表の翼壁は左右非対称の複雑な形状をしている。元荒川からの逆流を心配して堤防に対しては、直角に設置しなかった。本樋管は排水用であるが、現代の合流工などと同じ考え。
2016年08月14日探索。
@皿田樋管の煉瓦積みは、目地材が多く雑で、使われている煉瓦は形状が歪んだものが多く、色はくすんでいて、焼きムラがある。素地の成形と焼成の精度が良くないため。煉瓦の平均実測寸法は219×103×53mmと小さめ。
@皿田樋管の管本体はφ750×600、厚さ40mmの土管である。土管と面壁の接合部の処理は、管の外径に合わせた加工煉瓦を使い、うまく仕上げてある。ゲートは仮設?の木造ゲートで、建設当初は巻き上げ式のスルースゲートであった。ゲートの戸当りはコンクリート製に改築。
@皿田樋管の通水断面が円型の樋管であり、樋管本体には土管を用い、翼壁と面壁にのみ煉瓦が使われている。壁を構成する煉瓦はイギリス積みで組まれている。土管は堤防内に単純に埋設したのではなく、外周を無筋コンクリートで巻き立てている。
@皿田樋管の煉瓦の刻印を探したが見つからなかった。天端の数ヶ所で煉瓦の平の面が見られるが、機械抜き成形独特のシワシワ模様が確認できない。また、煉瓦の色もよくない。この煉瓦は手抜き成形によるもの。
@皿田樋管の煉瓦の刻印を探したが見つからなかった。手抜き成形の赤煉瓦が使われたという点で、極めて貴重な存在といえる。
@皿田樋管の川裏の改修時の銘板。皿田樋管のみでは、排水能力が不足し、すぐ隣に別の樋管:辯清排水樋管(大正4年に建設、昭和4年に改築)が併設。この時に皿田樋管の川裏の翼壁は撤去された。辯清排水樋管の通水断面は、皿田樋管と同じく円形で、川表のデザインは皿田樋管とよく似ている。皿田樋管よりも通水断面は小さくなっているが、敷高は低くなっている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『白岡市・蓮田市』を掲載」
出典: フカダソフト\きまぐれ旅写真館\埼玉の煉瓦水門