煉瓦構造物　新久保用水樋管（歩鉄の達人）

	②新久保用水樋管。住所：埼玉県久喜市菖蒲町三箇新久保用水樋管は、備前堀川に架かる笊田橋（12号．川越栗橋線）の下流50mに位置する。この辺りは、菖蒲町三箇と久喜市北中曽根の境界で、南西2Kmには見沼代用水が流れている。新久保用水樋管の下流200mには、古笊田堰が存在する。 2016年08月14日探索。
	②新久保用水樋管の川表側（備前堀川の左岸から）門柱と翼壁（共にコンクリート）は後から増設されたもの。胸壁のように見える部分（煉瓦造り）は、建設当初からこの構造。煉瓦の平均実測寸法は、218×103×56mm。ゲートの戸当りは石造り、吐き口には30cm厚の水叩きが設置されている。
	②新久保用水樋管の川裏側の塔（33cm角、高さ44cm）の天端は、モルタル加工されている。
	②新久保用水樋管は大正期（煉瓦樋門の末期）に建設された小さな樋管であるが、翼壁の天端は凝った造りになっている。
	②新久保用水樋管、大正四年。1つの銘板に、施設名と竣工年が刻まれている樋管は珍く、川裏にのみ銘板が設置されている樋管は、埼玉県では新久保用水樋管だけ。

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