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更新日時 2016年06月29日

 南海高野線 東除川橋梁 ねじりまんぽ:南海高野線は、大阪府大阪市浪速区の汐見橋駅から和歌山県伊都郡高野町の極楽橋駅までを結ぶ南海電気鉄道の鉄道路線。1898年(明治31年)4月2日:高野鉄道により狭山駅 - 長野駅(現在の河内長野駅)間が開業。この時に南海高野線 東除川橋梁「ねじりまんぽ」も竣工したと推測される。ねじりまんぽ(アーチのレンガが螺旋状に積まれたトンネル)、正式には斜拱渠(暗渠タイプのアーチ橋)と呼ばれている。通常、拱渠等のアーチ部に煉瓦やコンクリートブロックを用いるときは、まっすぐに積むのが普通であるが、鉄道線路とその下の道路や川が斜めに交差する場合などに、アーチ部を斜めにねじって積まれることがあった。斜めに積まれたアーチ内部におて、その景観はかなり奇妙なものとなる。そのためそのトンネルをくぐった時には、タイムマシンに乗ったような不思議な感じを覚える人も多い(ドラえもんの影響?)「ねじりまんぽ」は、日本では約28件ほど確認されており、コンクリートブロック製の六把野井水拱橋を除いてあとは煉瓦拱渠である。なお、コンクリートによる構造物が発達する大正時代以降の構造物には見られない。鉄道の黎明期と煉瓦の黎明期が一致するため、鉄道黎明期の構造物には煉瓦造りの構造物が多く現存する。
ねじりまんぽ
@南海高野線 東除川橋梁 ねじりまんぽ。
1898年(明治31年)4月2日
場所:大阪府大阪狭山市東池尻1丁目。
南海高野線 狭山駅−大阪狭山市駅間。
2016年06月26日探索。
本町橋脇の南海高野線の下に「ねじりまんぽ」がある。
@南海高野線 東除川橋梁「ねじりまんぽ」の西側の用水路。擁壁の高低差があり、此方からのアクセスは難しそうだ。
@南海高野線 東除川橋梁「ねじりまんぽ」の東側の本町橋の下は高低差が、約2m程度なのでそこから降りました。登るときは反対側の配管下辺りから、植物の蔓を握りながら登りました。この時に腕に擦り傷を負いました。
@南海高野線 東除川橋梁「ねじりまんぽ」の東側坑口。
@南海高野線 東除川橋梁「ねじりまんぽ」の東側坑口内部から見た風景。川の数m先は約1m程の段差が有り、川に降りるときにこけたら、全身ずぶ濡れになる危険がありました。
@南海高野線 東除川橋梁「ねじりまんぽ」の東側から西側内部を見た風景。
@南海高野線 東除川橋梁「ねじりまんぽ」の中間部から東側内部を見た風景。
@南海高野線 東除川橋梁「ねじりまんぽ」の下部の煉瓦積みはイギリス積みとなっている。
@南海高野線 東除川橋梁「ねじりまんぽ」の傾斜角は60度。
@南海高野線 東除川橋梁「ねじりまんぽ」の西側から東側内部を見た風景。
@南海高野線 東除川橋梁「ねじりまんぽ」の西側坑口。
@南海高野線 東除川橋梁「ねじりまんぽ」の西側坑口。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『大阪狭山市』を掲載」
出典: 組積造による斜めアーチ構造物の分布とその技法に関する研究
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