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更新日時 2016年07月27日

 東海道本線 甲中吹橋梁 ねじりまんぽ:東海道本線は、東京都千代田区の東京駅から兵庫県神戸市中央区の神戸駅までを結ぶJRの鉄道路線である。熱海駅から米原駅までは東海旅客鉄道(JR東海)の管轄となっている。1887年(明治20年) 1月21日:大垣駅 - 加納駅(現在の岐阜駅)間が延伸開業。この時に甲中吹橋梁「ねじりまんぽ」も竣工したと推測される。ねじりまんぽ(アーチのレンガが螺旋状に積まれたトンネル)、正式には斜拱渠(暗渠タイプのアーチ橋)と呼ばれている。通常、拱渠等のアーチ部に煉瓦やコンクリートブロックを用いるときは、まっすぐに積むのが普通であるが、鉄道線路とその下の道路や川が斜めに交差する場合などに、アーチ部を斜めにねじって積まれることがあった。斜めに積まれたアーチ内部におて、その景観はかなり奇妙なものとなる。そのためそのトンネルをくぐった時には、タイムマシンに乗ったような不思議な感じを覚える人も多い(ドラえもんの影響?)「ねじりまんぽ」は、日本では約28件ほど確認されており、コンクリートブロック製の六把野井水拱橋を除いてあとは煉瓦拱渠である。なお、コンクリートによる構造物が発達する大正時代以降の構造物には見られない。鉄道の黎明期と煉瓦の黎明期が一致するため、鉄道黎明期の構造物には煉瓦造りの構造物が多く現存する。
ねじりまんぽ
@東海道本線 甲中吹橋梁「ねじりまんぽ」
開業:1887年(明治20年) 1月21日
場所:岐阜県瑞穂市横屋
東海道本線 大垣駅 - 穂積駅間
2016年07月23日探索。
@東海道本線 甲中吹橋梁「ねじりまんぽ」の南側の坑門。
@東海道本線 甲中吹橋梁「ねじりまんぽ」の南側の坑門のアーチ部は鋸歯状に仕上げられている。
@東海道本線 甲中吹橋梁「ねじりまんぽ」の南側坑口内部から外側を見た風景。
@東海道本線 甲中吹橋梁「ねじりまんぽ」の煉瓦の傾斜角は70度。
@東海道本線 甲中吹橋梁「ねじりまんぽ」の内部。下部は石積みになっている。
@東海道本線 甲中吹橋梁「ねじりまんぽ」の北側坑口を内部から外側を見た風景。
@東海道本線 甲中吹橋梁「ねじりまんぽ」の北側坑門。
@東海道本線 甲中吹橋梁「ねじりまんぽ」の北側坑門。
@東海道本線 甲中吹橋梁「ねじりまんぽ」の北側坑門のアーチ部も仕上げは鋸歯状に仕上げている。
A中吹橋梁。
穂積〜大垣 405K512M96。
開業:1887年(明治20年) 1月21日
場所:岐阜県瑞穂市横屋
東海道本線 大垣駅 - 穂積駅間
2016年07月23日探索。
A中吹橋梁の橋台はイギリス積み。
A中吹橋梁。北側から南側を見る。
A中吹橋梁。イギリス積みの煉瓦橋台。上部のコンクリートの補強は後年に補強されたものか?複線の橋台なので1908年(明治41年) 4月29日:穂積駅 - 大垣駅間が複線化時に竣工と思われる。
B乙中吹橋梁の南側の坑口。此方の坑口もコンクリートで付け足されている。喜内前函渠の増設時と同じ竣工と思われる。1959年(昭和34年)10月竣工。
開業:1887年(明治20年) 1月21日
場所:岐阜県瑞穂市横屋
東海道本線 大垣駅 - 穂積駅間
2016年07月23日探索。
B乙中吹橋梁の南側坑口の初期の坑口。
B乙中吹橋梁の内部。
B乙中吹橋梁の内部は下部は石積みで上部は煉瓦積み。煉瓦は水平に積まれている。
B乙中吹橋梁の北側坑口。
B乙中吹橋梁の北側の坑門。
B乙中吹橋梁の北側の坑門のアーチ部は煉瓦が水平に積まれているので平滑に仕上げられている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『瑞穂市』を掲載」
出典: 組積造による斜めアーチ構造物の分布とその技法に関する研究
東海道本線 甲中吹橋梁 ねじりまんぽ