更新日時 2016年02月16日

 神島は伊勢湾口に位置する、周囲3.9km、面積0.76km2の島で、三重県鳥羽市に属する。三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台になったことで有名。人口は500人あまりで過疎化が進んでいる。1989年(平成元年)にJTBが雑誌「旅」の9月号が創刊750号目を迎えるのを記念して開いたシンポジウムにおいて、神島は日本の秘境100選に選定された。古くは、歌島(かじま)、亀島、甕島などと呼ばれた。神島の名が示すように、神の支配する島と信じられていた。後に八代龍王を祭神として八代神社(やつしろじんじゃ)が設けられた。神社には、古墳時代から室町時代にわたる総数百余点の神宝が秘蔵されている。各種の鏡(唐式鏡、和鏡)や陶磁器などである。鳥羽藩の流刑地であったため、志摩八丈と呼ばれたこともあった。小説潮騒の舞台であり、5回行われた映画化ではロケ地となった。同作品中では歌島(うたじま)とされている。
鳥羽マリンターミナル。
鳥羽市営定期船のカウンターは朝一番は開いていませんが、自動券売機があります。
鳥羽市営の定期船「かがやき」は双胴船のようです。
操舵室です。 船内は座席のみです。
@神島村の定期船船着き場と待合所です。
@三島文学潮騒の地。
@潮騒と神島。 @潮騒の舞台。
@潮騒の舞台。 @潮騒映画化の歴史。
A浜辺の店潮波(サッパ) A鳥羽神島郵便局。
A神島の時計。 B田村元先生之像。
C神島の防波堤及び神島港。
D神島港北防波堤燈台から見る神島港と神島。
E神島村の八代神社鳥居。下側。  F神島村の八代神社鳥居。上側。
F神島村の八代神社の狛犬。この狛犬は比較的新しそうだ。
F神島村の八代神社。
G神島村の外周路。
H神島村の外周路。
H神島村の外周路から見る海。
I神島村の外周路。簡易な橋が架かっている。
 J神島灯台は、三重県鳥羽市神島町にある灯台である。標識種別は中型。1912年(明治45年)には、伊良子水道を通過する船舶の状況を本土へ連絡するため、無線電話が世界で初めて実用化された。当時の通信省電気試験所の技術者である鳥潟右一、横山英太郎、北村政治郎3名の頭文字からTYK式無線電話機と呼ばれた通信機により、神島から答志島を経由し本土と通信した。当初海底にケーブルを敷設し有線電信を行なうことが計画されたが、運用及び保守の経費で無線が有利であると判断された結果、無線方式が選択された。この無線電話は船舶の通過報以外に、島民の公衆通信としても利用された。1915年(大正4年)には4馬力の石油発動機による発電へと更新された。1967年(昭和42年)3月に近代化のために改築され、鉄筋コンクリートの灯台となった。また、この灯台には暗礁(神島コヅカミ礁)の照射灯が併設されている。1998年(平成10年)11月1日、第50回灯台記念日の行事として、日本の灯台50選を選ぶ投票が行なわれ、神島灯台は菅島灯台とともに日本の灯台50選に選定された。2006年(平成18年)3月に第4等フレネル式三連閃光レンズからLU-M型灯器に交換される。2011年(平成23年)9月24日、実用無線電話100周年を記念して、TYK式無線電話を製造していたアンリツの社内サークルのメンバーを中心として記念局が1日限りで設置された。この記念局では、日本全国に向けて、先人の功績を紹介する放送を発信した。
J恋人の聖地。 J神島灯台。
K神島村の外周路。
L神島村の外周路。
M東屋があります。 M陸軍用地の境界杭が残る。
 M神島監的哨は昭和4年(1929年)に、旧陸軍の軍事施設として、愛知県の伊良湖から撃った大砲の試射弾の着弾地点を確認するために建てられました。建物は縦横7.5m、高さ7mの2階建てで、コンクリートには神島の石も使用されたと言われています。昭和20年に第2次世界大戦が終戦し、試砲場の消滅とともにその役目を終えました。この「監的哨」は三島由紀夫の小説「潮騒」のクライマックスシーンの舞台であり、嵐の日に主人公・新治と初江がお互いの愛を確かめ合うシーンに登場します。
M神島監的哨にはトイレも有りました。
 M神島監的哨の内部と屋上。屋上は手摺りが付けられていて残念です。出来ればそのままの状態で保存して欲しかったです。
M神島監的哨からの風景。
N神島村の外周路。
O神島カルスト地形。 Oニワの浜。
P神島の小中学校の校舎。
Q神島の電子基準点。 Q神島の小中学校全景。
Q神島村の外周路。
R神島村の外周路。神島の地層がよく見える。
S神島村の外周路。神島漁港への分岐路は獣道のようだ。
@神島村の外周路。神島漁港への道。
@神島で何かを養殖していたようだが現在は廃墟となっている。
 A白蛇の墓の近くに鏡石と呼ばれる大きな石がある。昔は島の女達に大切にされていた。西風が強く吹きつけると船を古里の浜に引き上げていた。そのころは、女達が古里の浜へ船を引き上げにいく時、きまって鏡石に立ちより、そのピカピカ光る石に顔をうつして、髪を整えてから、愛しい人が船で帰るのを待ったものだという。古里の浜に船を引き上げることもなくなり、鏡石のことも忘れ去られると、鏡石は輝きをうしない、近年ではいくら磨いても人の顔を映す輝きを取り戻すことができなくなってしまった。
B神島中学校校門跡?
C神島漁港へ抜ける道。
D神島のお寺。
E護国報公塔。 E砂防ダム。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『鳥羽市神島』を掲載」
日本の秘境100選 神島