土佐くろしお鉄道(宿毛駅−窪川駅)

更新日時 2008年11月24日

 高知県と沿線自治体で株式の9割以上を保有する自治体主導の第三セクター鉄道会社である。国鉄再建法の施行により工事が凍結された日本鉄道建設公団建設線の宿毛線及び阿佐西線(阿佐線(ごめん・なはり線)として開業)を引き受けるために設立されたが、後に第3次特定地方交通線に指定されることが確実となった中村線も引き受けることとなった。2002年に開業した阿佐線では各駅に高知出身の漫画家やなせたかしデザインのイメージキャラクタを設定したりオープンデッキの車両を投入するなどの営業施策をとっている。公式サイトは日本語・英語に加えて、日本のウェブサイトでは珍しいフランス語のページも用意されている。また、1998年の追突事故や2005年の宿毛駅舎衝突事故などの重大事故を何度か起こしていることから安全意識に対する姿勢を問う声もある。このため、2005年6月には安全対策を推進すべく近畿日本鉄道のOBを社長に迎えたが、事故や災害の影響もあって、経営面では資金繰りが悪化しており、上下分離方式の導入なども検討されている。なお、2005年度の経営状況は、徹底したコスト削減や、ごめん・なはり線の状況がよいことなどから、収支が改善している。
 宿毛駅(すくもえき)は、高知県宿毛市駅前町にある土佐くろしお鉄道宿毛線の駅で、同線の終着駅である(ただし書類上は起点駅)。駅番号はTK47。
 相対式2面2線の高架ホーム(頭端式構造)を持ち、夜間滞泊が設定されている(ただし特急列車は中村駅まで回送される)。中村駅方面からのレールの終点には車止めが置かれ、その先に位置する2本のホームの連結部に駅舎1階と連絡する階段及びエレベーターが設置されている。すなわち当駅より西方の城辺(愛媛県南宇和郡愛南町)・宇和島方面への線路延長を前提としない構造であるため、延長するには頭端部分を撤去しなければならない。みどりの窓口設置駅である。
 東宿毛駅(ひがしすくもえき)は、高知県宿毛市南沖須賀にある土佐くろしお鉄道宿毛線の駅である。駅番号はTK46。宿毛線計画時は、宿毛駅として計画されていた。
 単式ホーム1面1線の高架駅。通常は無人駅である。2005年3月宿毛駅での事故のため宿毛〜東宿毛間が不通であった間は有人駅であった。
 東宿毛駅 小野梓氏(1852〜1886)土州宿毛の郷生れ、17歳の冬軽挌武士の士族籍を(他家に養子にゆくという理由で)脱して平民に。彼は青年期の欧米留学から得た民主主義の思想を国内に広め、後に大隈重信氏(1838〜1922)に仕えて立憲改進党を結成。さらに同党中心メンバーの一員となって政治的・文化的な数々の議論を重ね、東京専門学校(現在の早稲田大学)の設立に寄与した人物。
 平田駅(ひらたえき)は、高知県宿毛市平田町戸内1552番地1にある、土佐くろしお鉄道宿毛線の駅である。駅番号はTK45。特急が全列車停車する。日中は駅員が常駐する。
 平田駅 単式1面1線ホームの高架駅。 特急停車駅らしく、周辺の駅では唯一エレベーターを完備している。
 工業団地駅(こうぎょうだんちえき)は、高知県宿毛市にある土佐くろしお鉄道宿毛線の駅。駅番号はTK44。
 単式ホーム1面1線
 有岡駅(ありおかえき)は、高知県四万十市有岡字スギノキにある、土佐くろしお鉄道宿毛線の駅である。駅番号はTK43。
 相対式ホーム2面2線の高架駅である。 1番線が進入速度無制限の一線スルー通過線となっている。
 無人駅で駅舎はないが各ホームに待合所がある。
 国見駅(くにみえき)は、高知県四万十市国見にある、土佐くろしお鉄道宿毛線の駅。駅番号はTK42。
 国見駅 片面ホーム1面1線の地上駅。ホームは築堤上にあり、駅前から階段を登る。
 具同駅(ぐどうえき)は、高知県四万十市具同にある、土佐くろしお鉄道宿毛線の駅である。駅番号はTK41。
 片面ホーム1面1線の高架駅。 階段で地上と連絡。 無人駅で駅舎はないがホーム上に待合所あり。
 中村駅(なかむらえき)は、高知県四万十市駅前町にある土佐くろしお鉄道の駅。全特急列車が停車する。駅番号はTK40。
 中村駅 2面3線ホームの地上駅である。1番線は駅舎と直結した片面ホーム、2・3番線は駅舎と跨線橋で結ばれた島式ホームで、いずれも中村線・宿毛線相互の直通運転が可能であるが、特急列車は大部分が1番線から発着する。なお、みどりの窓口が設置されている駅でもある。
 古津賀駅(こつかえき)は、高知県四万十市にある土佐くろしお鉄道中村線の駅。駅番号はTK39。
 単式ホーム1面1線を持つの棒線地上駅。無人駅で駅舎無く、待合室のみ。
 西大方駅(にしおおがたえき)は、高知県幡多郡黒潮町にある土佐くろしお鉄道中村線の駅。駅番号はTK38。
 単式ホーム1面1線を持つの棒線地上駅。無人駅で駅舎無く、待合室のみ。
 土佐入野駅(とさいりのえき)は、高知県幡多郡黒潮町入野にある土佐くろしお鉄道中村線の駅。駅番号はTK37。全特急列車が停車する。駅名標にあるキャッチフレーズは「ロマンと伝説の入野松原」。
 土佐入野駅 単式ホーム1面1線を有する地上駅。 駅舎はロッジ風で、かつて喫茶店が併設されていた。
 浮鞭駅(うきぶちえき)は、高知県幡多郡黒潮町浮鞭にある土佐くろしお鉄道中村線の駅。駅番号はTK36。駅名標にあるキャッチフレーズは「スポーツ天国」。近くには浮津と鞭という2つの集落があり、駅名はこれを合成した。
 浮鞭駅 島式ホーム1面2線を持つ地上駅。無人駅で駅舎無く、待合室のみ。 特急はさほどスピードを落とさず70km/h程度で通過する。
 海の王迎駅(うみのおうむかええき)は、高知県幡多郡黒潮町上川口にある土佐くろしお鉄道中村線の駅。駅番号はTK35。駅名標にあるキャッチフレーズは「幡多青少年の家 浮津海水浴場」。
 「海の王迎」という駅名は、鎌倉時代に後醍醐天皇の子、尊良親王が流刑された地で、海から王を迎えた地と言うことで名づけられた。
 単式ホーム1面1線を持つの棒線地上駅。高台に位置する無人駅で駅舎は無く、待合室のみ。
 土佐上川口駅(とさかみかわぐちえき)は、高知県幡多郡黒潮町上川口にある土佐くろしお鉄道中村線の駅。駅番号はTK34。駅名標にあるキャッチフレーズは「幡多青少年の家」。特急は1日2往復が停車する。
 土佐上川口駅 単式ホーム1面1線の地上駅。無人駅である。 駅舎には農協が併設されている。
 有井川駅(ありいがわえき)は、高知県幡多郡黒潮町有井川にある土佐くろしお鉄道中村線の駅。駅番号はTK33。駅名標にあるキャッチフレーズは「磯づりと温泉の井ノ岬」。
 この駅は自動車が寄りつけない。階段を降りると人が通れる程度の道しか無い。
 有井川駅 単式ホーム1面1線を持つの棒線地上駅。無人駅で駅舎無く、待合室のみ。
 土佐白浜駅(とさしらはまえき)は、高知県幡多郡黒潮町白浜にある土佐くろしお鉄道中村線の駅である。駅番号はTK32。駅名標にあるキャッチフレーズは「渚の潮騒が聞える」。
 土佐白浜駅 単式ホーム1面1線を有する地上駅。無人駅である。
 佐賀公園駅(さがこうえんえき)は、高知県幡多郡黒潮町佐賀にある土佐くろしお鉄道中村線の駅である。駅番号はTK31。駅名標にあるキャッチフレーズは「くじらの見える」。
 単式ホーム1面1線を持つ地上駅。駅舎は無く、木製の待合室のみが設置されている。無人駅となっている。
 土佐佐賀駅(とささがえき)は、高知県幡多郡黒潮町佐賀にある土佐くろしお鉄道中村線の駅である。駅番号はTK30。全特急列車が停車する。
 普通列車用車両は全てトイレつきである。海浜部が多いことから、高価ではあるが、第三セクター鉄道ではあまり例が無いステンレス車両を使用している。
中村・宿毛線用
2000系(2030形 2030, 2130, 2230, 2231)
1990年のJR四国2000系登場に伴い車両使用料の調整のためにJR保有車とほぼ同一仕様で新製した車両である。JR四国車との差異は、車番が30番台であること、全車の側窓下に土佐くろしお鉄道のロゴマークのステッカーが、先頭車側面(トイレ部分)に高知県の鳥であるヤイロチョウのイラストタッチのステッカー(国民休暇県高知)が貼られていること(ロゴマーク共々、現在は後述の「アンパンマン列車」ラッピングのため見ることが出来ない)、2000系2030形の運転台側に電気連結器が残存(JR保有車からは撤去)していることである。2000年にJR四国が土讃線に設定した「アンパンマン列車(ブルー)」が好評を博したため、翌2001年に土佐くろしお鉄道保有車にピンクベースのラッピングを施し、「アンパンマン列車(ピンク)」とした。この時にそれまでJR四国車と共通で1両単位の運用を組んでいた土佐くろしお鉄道保有車は、全4両で1編成を組んだ編成単位の運用を行うようになり、現在に至っている。
TKT8000形(TKT8001〜8005, 8011, 8012, 8021)
1988年の中村線転換開業時に登場した気動車である。1997年にTKT8011,8012が、1999年にTKT8021が増備された。車体は両運転台式の17m級で(中央部に3枚の大型窓)、前頭部がFRP製である他は軽量ステンレス製である。なお、当形式は国鉄転換第三セクター鉄道初のステンレス製であり、この仕様は阿佐海岸鉄道のASA-101形・ASA-201形に引き継がれている。エンジンはTKT8001〜8005は250psの6H13ASを、TKT8011,8012,8021は330psのDMF13HZを共に1基搭載する。
全車が一般仕様で、座席は転換クロスシートとロングシートを組み合わせたセミクロスシート(TKT8021はお座敷改造対応のオールロングシート)である。1両ごとに愛称が付いており、TKT8001=トンボ、TKT8002=椿、TKT8003=くろしお、TKT8004=さんご、TKT8005=四万十、TKT8011=さくら、TKT8012=ジョン万(土佐国中浜村(現・土佐清水市)出身で幕末に通訳、教育者として活躍した中浜万次郎(ジョン万次郎)がアメリカ人につけられたニックネームにちなむ)、TKT8021=ヤイロチョウとなっている。定員はTKT8001〜8005が105人(座席45人、立席60人)、TKT8011,8012が108人(座席45人、立席63人)、TKT8021が115人(座席45人、立席70人)。
TKT8021は日本宝くじ協会の宝くじ号で、2006年にやなせたかしのデザインによるラッピングが施され、元の愛称ヤイロチョウに加えて(中村・宿毛線)「だるま夕日」号の名称がつけられている。
 土佐佐賀駅 島式ホーム1面2線を有する地上駅。無人駅である。
 伊与喜駅(いよきえき)は、高知県幡多郡黒潮町伊与喜にある土佐くろしお鉄道中村線の駅である。駅番号はTK29。
 単式ホーム1面1線を持つ地上駅。駅舎は無く、待合室のみが設置されている。無人駅となっている。
 荷稲駅(かいなえき)は、高知県幡多郡黒潮町にある土佐くろしお鉄道中村線の駅である。駅番号はTK28。
単式ホーム1面1線を持つ地上駅。駅舎は無く、待合室のみが設置されている。無人駅となっている。
 川奥信号場(かわおくしんごうじょう)に向かうルート
 若井駅より荷稲駅方向に約3.6kmにある2線の信号場。荷稲駅方より予土線が中村線に合流する。中村線のループ線途中から予土線が分岐するようになっており、信号場自体も曲線上に設置されている。
構内配線図の通り、本信号場は「単線分岐交換型信号場」である。中村線・予土線いずれの列車とも交換・待避が可能である。
 中村線側は1線スルー構造となっており、「南風」「しまんと」「あしずり」などの特急列車は速度を落とさずに(信号場付近の速度制限は65km/h)通過できる。
 若井方の分岐側通過には40km/hの速度制限、荷稲・家地川方のシーサスクロッシング分岐側通過には35km/hの速度制限がある。
 家地川駅(いえぢがわえき)は、高知県高岡郡四万十町家地川にある四国旅客鉄道(JR四国)予土線の駅である。
 家地川駅 単式ホーム1面1線を有する地上駅。外部から駅へは、短い階段を上って至る。駅舎はなく、ホーム上に待合所が設置されている。無人駅となっている。
 若井駅(わかいえき)は、高知県高岡郡四万十町若井にある土佐くろしお鉄道・四国旅客鉄道(JR四国)の駅である。土佐くろしお鉄道の管轄駅。
 若井駅 単式1面1線ホームの地上駅。築堤上にある。無人駅で、ホームに待合所があるのみ。
 窪川駅(くぼかわえき)は、高知県高岡郡四万十町琴平町16番地24にある、四国旅客鉄道(JR四国)・土佐くろしお鉄道の駅である。
 JR四国土讃線と土佐くろしお鉄道中村線の境界駅であり、相互直通運転を行っている特急列車の乗務員は当駅で交替する。かつて四国三大走りの駅と呼ばれていた。
 四国旅客鉄道
 ■土讃線(K26) - 終着駅
 土佐くろしお鉄道
 ■中村線(TK26) - 起点駅
 このほか、予土線(四国旅客鉄道)の全列車が、土佐くろしお鉄道中村線経由で発着する。あくまで別会社線を経由するという扱いからか、予土線としての駅番号は割り当てられていない。
 JRは2面3線。土佐くろしお鉄道は1面1線。特急及び予土線の列車はJRのホーム(前者は3番のりば、後者は4番のりば)に停車する。JRと土佐くろしお鉄道の駅舎は別々になっており構内のホームに途中連絡改札の様な箇所があるが土讃線から中村線への乗り換え時に使用される。JRの駅舎は平屋建てである。土佐くろしお鉄道の駅舎は2階建てでJRの駅舎の北隣にある。
のりば
1   ●土佐くろしお鉄道線(普通) 若井・土佐佐賀・中村・宿毛方面
2・3 ●土讃線 須崎・佐川・高知方面
   ●特急「南風」(上り) 高知・阿波池田・岡山方面
   ●特急「しまんと」(上り) 高知・阿波池田・高松方面
   ●特急「南風」(下り)
   ●特急「しまんと」(下り)
   ●特急「あしずり」(下り) 土佐佐賀・中村・宿毛方面(3番線のみ発着)
4   ●予土線 若井・土佐大正・江川崎・宇和島方面(土佐くろしお鉄道中村線経由)
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