ローカル線の旅 水間鉄道水間線

更新日時 2010年05月28日

 水間線(みずません)は、大阪府貝塚市の貝塚駅から水間観音駅までを結ぶ水間鉄道の鉄道路線。水間観音のある水間寺への参詣鉄道として建設された。沿線開発も進み通勤・通学路線となっている。 終点の水間観音駅の駅舎は、1926年の全通以来のもので、1998年に国の登録有形文化財に登録されている。2007年にはPiTaPa導入を視野にスルッとKANSAI協議会に加盟した。そのPiTaPa導入は2009年6月1日のダイヤ改正から行われた。車両は南海電気鉄道の中古車両を使用していたが、1990年に架線電圧を600Vから1500Vに昇圧し、全車両を元東急7000系電車の7000系に置き換えた。2004年現在、2両編成5本の計10両を所有している。2006年から7000系の一部が更新改造され1000形に改番されている。
水間鉄道水間線
貝塚駅 - 貝塚市役所前駅 - 近義の里駅 - 石才駅 - 清児駅 - 名越駅 - 森駅 - 三ツ松駅 - 三ヶ山口駅 - 水間観音駅
貝塚駅(かいづかえき)は、大阪府貝塚市海塚にある南海電気鉄道・水間鉄道の駅。
かつては貨物列車用の留置線と二社との相互連絡線が敷設されていたが、現在はすべて撤去されている(東側連絡橋と保線区の駐車場がある場所がその跡地)。
 貝塚駅構造は頭端式1面2線のホームを持つ地上駅。現在、待合室が工事のため使えなくなり、代わりに1線に停車している7103編成を使用している。かつては、南海電気鉄道の駅で使用された、中古の自動改札機が設置されていたが、2009年6月1日のPiTaPa対応・全車ワンマン化に伴い、ICカード専用乗車リーダー・タッチパネル付降車用運賃箱に置き換えられた(同線終点の水間観音駅でも同様に変更された)。そのため当駅ではドアカットを行わない。
 水間線の0キロポストは、当駅から約200メートル水間駅(現・水間観音駅)寄りにあった貝塚南駅(開業当時、廃止当時の海塚駅)の跡地付近からずらされないままとなっている。
海塚1号踏切より撮影。
海塚2号踏切より撮影。
海塚3号踏切より撮影。
貝塚市役所前駅(かいづかしやくしょまええき)は、大阪府貝塚市にある水間鉄道水間線の駅。
 貝塚市役所前駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅。駅員無配置駅。駅舎や改札は設けられておらず、直接ホームに入る形となる。なお、2009年6月1日のPiTaPa対応・全車ワンマン化に伴い、当駅には、平日朝ラッシュ時間帯(祝日を除く月~金の6:30~9:00)に限り運用されるICカード専用乗車リーダー・タッチパネル付降車用運賃箱が設置されている。それ以外の時間帯は他の無人駅同様、精算には車内の機器を使用する。
海塚4号踏切より撮影。
近義の里駅(こぎのさとえき)は、大阪府貝塚市にある水間鉄道水間線の駅。
 近義の里駅構造は単式1面1線のホームを持つ地平駅である。駅員無配置駅。駅舎や改札は設けられておらず、直接ホームに入る形である。ただし、駅の入口にはスロープはなく、5段ほどの階段を上る必要がある。2009年6月1日のPiTaPa対応・ワンマン化以降も、当駅にはICカードリーダー等を設置する予定はなく、運賃精算には車内の整理券発行機・運賃回収箱・ICカードリーダーを使用する。
海塚6号踏切より撮影。
海塚7号踏切より撮影。
 石才駅(いしざいえき)は、大阪府貝塚市石才にある水間鉄道水間線の駅。地元の人は「石才」を「いっさい」と読むことが多く、この駅も「いっさいえき」と呼ばれることが多い。自動車教習所「関西自動車学院」の最寄り駅であり、教習所利用者など乗降客は水間線の中でも比較的多い駅である。
 石才駅構造は単式1面1線のホームを持つ地平駅である。駅員無配置駅。駅員が配置されていた当時の駅舎が、そのまま残っている。 (石才と名越の2駅が有人駅だったが名越の駅舎は無人化後に取り壊された)駅にはスロープを通って直接ホームに入る。なお、2009年6月1日のPiTaPa対応・全車ワンマン化に伴い、当駅には、平日朝ラッシュ時間帯(祝日を除く月~金の6:30~9:00)に限り運用されるICカード専用乗車リーダー・タッチパネル付降車用運賃箱が設置されている。それ以外の時間帯は他の無人駅同様、精算には車内の機器を使用する。
石才0号踏切より撮影。
路面電車のような石畳の踏切。 水間線の境界杭?水と書いてあるようだ。
石才1号踏切より撮影。
石才2号踏切より撮影。
 清児駅(せちごえき)は、大阪府貝塚市清児にある水間鉄道水間線の駅。かつてはこの駅から泉佐野市犬鳴を経由して、和歌山県那賀郡粉河町(現在の紀の川市)方面へ路線を敷設する計画があった。
 清児駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅。駅員無配置駅。駅舎や改札は設けられておらず、直接ホームに入る形となる。なお、2009年6月1日のPiTaPa対応・全車ワンマン化に伴い、当駅には、平日朝ラッシュ時間帯(祝日を除く月~金の6:30~9:00)に限り運用されるICカード専用乗車リーダー・タッチパネル付降車用運賃箱が設置されている。それ以外の時間帯は他の無人駅同様、精算には車内の機器を使用する。
名越駅(なごせえき)は、大阪府貝塚市名越にある水間鉄道水間線の駅である。
 名越駅構造は島式ホーム1面2線を持つ地上駅。中間駅で唯一交換設備を有し、終日この駅で列車の交換が行われる。かつては駅舎が存在し、駅員も配置されていたが、現在は駅舎の取り壊された無人駅である。閉塞方式がタブレット閉塞式から自動閉塞式に変更され、交換要員が必要なくなったことがその理由と思われる。駅に入場するには、駅南東側(水間方面行き線路上)にある駅構内踏切を渡り、スロープを登る形となる。2009年6月1日のPiTaPa対応・ワンマン化以降も、当駅にはICカードリーダー等を設置する予定はなく、運賃精算には車内の整理券発行機・運賃回収箱・ICカードリーダーを使用することとなる。便所は駅の外にあり、男女共用で仮設の汲取式。
名越5号踏切より撮影。
名越6号踏切より撮影。
名越7号踏切より撮影。
名越8号踏切より撮影。
森駅(もりえき)は、大阪府貝塚市森にある水間鉄道水間線の駅。
 森駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅。駅員無配置駅。駅舎や改札は設けられておらず、直接ホームに入る形となる。2009年6月1日のPiTaPa対応・ワンマン化以降も、当駅にはICカードリーダー等を設置する予定はなく、運賃精算には車内の整理券発行機・運賃回収箱・ICカードリーダーを使用することとなる。
森1号踏切より撮影。
三ツ松駅(みつまつえき)は、大阪府貝塚市三ツ松にある水間鉄道水間線の駅。
 三ツ松駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅。駅員無配置駅。駅舎や改札は設けられておらず、直接ホームに入る形となる。2009年6月1日のPiTaPa対応・ワンマン化以降も、当駅にはICカードリーダー等を設置する予定はなく、運賃精算には車内の整理券発行機・運賃回収箱・ICカードリーダーを使用することとなる。
三ツ松1号踏切より撮影。
三ツ松3号踏切より撮影。
三ツ松4号踏切より撮影。
三ツ松5号踏切より撮影。
 三ヶ山口駅(みかやまぐちえき)は、大阪府貝塚市三ツ松にある水間鉄道水間線の駅。貝塚市内には「三ケ山」という地名があるが、この駅からは1km程離れた場所にある。町名としての正式な読み方は「みけやま」であるが、駅名の影響か、「みかやま」と読まれることも多い。ちなみに、貝塚市に隣接する岸和田市にも「三ヶ山町」という地名があり、こちらは「さんがやまちょう」と読む。なお、2009年5月に「みけやまぐち」という振り仮名およびローマ字表記がなされた駅名標に取り換えられている(なお、水鉄公式サイト内の時刻表・運賃検索ページには、2009年6月現在、平仮名で「みかやまぐち」と記載されており、駅名標の表記と齟齬をきたしている)。
 三ヶ山口駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅。駅員無配置駅。駅舎や改札は設けられておらず、直接ホームに入る形となる。2009年6月1日のPiTaPa対応・ワンマン化以降も、当駅にはICカードリーダー等を設置する予定はなく、運賃精算には車内の整理券発行機・運賃回収箱・ICカードリーダーを使用することとなる。
 三ヶ山口1号踏切より撮影。
 水間観音駅(みずまかんのんえき)は、大阪府貝塚市水間260にある水間鉄道水間線の駅である。水間線の終点で古刹水間寺への最寄駅。第一回近畿の駅百選認定駅。
 水間観音駅構造は行き止まりの島式ホーム1面2線とさらに1番線の線路の脇にもう一つのホームのある2面2線の地上駅。主に、列車は1番線より出発するが、車輌交換時や臨時列車などは2番線から出発する事もある。また、時折2番線は留置線として利用される事もある。2番線の線路から1番線方向を見ると線路、ホーム、線路、ホームの順に並んでいる。
 ホームの端には開業当初からの鉄筋コンクリート造の駅舎がある。この駅舎は水間寺への入り口であることにちなみ寺院風のものとなっており、平成10年(1998年)の2月には国の登録有形文化財に登録された。便所は改札内外にあり、いずれも男女別の水洗式。側線および車庫があり、ラッシュ時に使われる車両が休んでいることも多い。水間線では起点の貝塚駅とともに有人駅で、直営駅となっている。自動券売機も設置されている。正月はこの駅は水間寺への入り口駅として参詣の客が多くこの駅を利用するため臨時の改札口が開かれてその客をさばくこともある。かつては貝塚駅と同様に、南海電気鉄道の各駅で使用された、中古の自動改札機が設置されていたが、2009年6月1日のPiTaPa対応および全車ワンマン化に伴い、当駅では、毎日終日運用されるICカード専用乗車リーダー・タッチパネル付降車用運賃箱に置き換えられた。そのため当駅ではドアカットは行われない。
 水間鉄道は、2005年から行った会社更生を完了させたことを受け、2006年度より7000系は順次内・外装の更新を受けることとなった。出発式を行った同年12月16日より1001F(元7002F)が、また2007年3月初頭より1003F(元7001F)、同年4月末より1005F(元7051F)、6月23日より1007F(元7052F)がそれぞれ営業運転に就いている。主な変更点は次の通り。前面・側面にカラー帯の追加(1001F:赤、1003F:青系、1005F:緑系、1007F:オレンジ系。前面にはさらに白帯が入る。) 側面の社紋をCIイメージから編成ごとに四季をイメージしたデザインに変更(1001F:コスモス、1003F:ツバキと水間寺の塔、1005F:サクラとチョウ、1007F:山と川とトンボ)
 水間観音駅の裏手には引退した水間鉄道の501形553号電車(元南海1201形電車)1両がパンタグラフを上げて静止保存されており、ホームからも間近で見る事が出来る。
戻る Copyright (C) 2008-2016 hotetu.net All Rights Reserved
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』