平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線

更新日時 2010年08月17日

 平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線(もじこうレトロかんこうせん)は、福岡県北九州市門司区の九州鉄道記念館駅から関門海峡めかり駅までを結ぶ鉄道路線である。北九州市が第三種鉄道事業者として施設を保有し、平成筑豊鉄道が第二種鉄道事業者として車両を保有し列車を運行している。愛称はネーミングライツを取得した山口銀行により「やまぎんレトロライン」と名づけられた。北九州市が観光スポットとして整備した門司港レトロ地区には鹿児島本線の貨物支線である門司港駅 - 外浜駅間および北九州市が保有する田野浦公共臨港鉄道の廃線跡が存在しており、これらの路線を活用して観光客向けのトロッコ列車を運行するものである。田野浦公共臨港鉄道の廃線跡は北九州市が買い取り、日本貨物鉄道(JR貨物)が第一種鉄道事業者となっていた門司港駅 - 外浜駅間は北九州市が買い取った。2008年3月13日に平成筑豊鉄道および北九州市から事業許可の申請が行われ、常設の普通鉄道として特定目的鉄道の制定後初の事例として同年6月4日に事業許可を受け、2009年4月26日に開業した。休止貨物線や他鉄道で使われていた車両(後述)を再活用しての観光振興が評価され、2009年に第8回「日本鉄道賞」の特別表彰に選ばれた。 
駅一覧
九州鉄道記念館駅 - 出光美術館駅 - ノーフォーク広場駅 - 関門海峡めかり駅
 門司港駅(もじこうえき)は、福岡県北九州市門司区西海岸一丁目にある九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である。鹿児島本線の起点。関門トンネルが開通するまで九州の鉄道の玄関口であり、対岸の下関駅との間に就航した関門連絡船との連絡中継駅として賑わった。駅舎は国の重要文化財に指定されている。駅構内には戦前から使用されている洗面所、手水鉢、上水道など様々な歴史的資産が存在する。現在は別用途に使用されているが、「一・二等客待合室」・「チッキ(手荷物)取扱所」・「貴賓室」・「関門連絡船通路跡」等も残されている。
 門司港駅構造は頭端式2面4線のホームの地上駅。3番線はホームに面していない留置線に付けられているので南側から1~5番線となっている。また、隣接して車両基地(門司港運転区)がある。JR九州直営駅。また、みどりの窓口が設置されており、自動改札機もある。自動改札設置の提案が出たときには「レトロなイメージを壊す」として地元から反対意見が多数出たが、塗装を茶色にして目立たなくするということで同意ができ、現在でも問題なく稼動している。駅の東側の車両留置線の中からさらに北の方向へ、かつては外浜駅まで鹿児島本線の貨物支線が伸びていた。この路線は2005年に営業が休止された後、線路はそのままになっていた。この線路を再利用する形で、2009年4月26日に第3セクター平成筑豊鉄道の手で門司港レトロ観光線のトロッコ列車が運行を開始している。
 2つのホームの間には日本の鉄道開業100周年を記念して建立された九州の鉄道起点を示す0哩(マイル)標がある。ここは九州鉄道の起点となったところです。明治24年4月1日この門司港駅(当時の門司駅)から玉名駅(当時の高瀬駅)まで鉄道が開通しました。この時に門司港駅に0哩標が建植され九州の産業と文化はここを起点として伸びる鉄道と共に栄えてまいりました。その後駅舎の移転により0哩標は撤去され今日に至りました。ここに鉄道開業100周年を記念して先人の偉業をしのびつつ再び0哩標を建立しました。
 関門連絡船通路跡には旧日本軍の命令で設置された渡航者用監視窓の跡も残っている。これは当駅が外来航路の寄港地だったため、戦時下の不審者を発見する格好の場所だったとされるためである。
 九州鉄道記念館駅(きゅうしゅうてつどうきねんかんえき)は、福岡県北九州市門司区にある平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線(やまぎんレトロライン)の駅。駅名はネーミングライツ制度により、命名権を九州旅客鉄道(JR九州)が購入し、命名した。なお、計画段階での仮駅名は門司港駅であった。駅構造は有人駅で、駅舎とプラットホーム1面1線を有する。門司港駅構内のすぐ脇(九州鉄道記念館隣)にあるが、門司港レトロ観光線整備の際にJR九州の線路とは分断されており、車止めが設置されている。
 列車編成はトロッコ客車2両(トラ701・702)をディーゼル機関車(DB101・DB102)で挟んだ4両編成である。この4両以外に当路線に所属する車両はない。トロッコ客車は島原鉄道でトロッコ列車「島鉄ハッピートレイン」に使用されていた車両で、国鉄トラ70000形貨車を改造したものである。指定席車となる1号車(トラ701)は座席42席、自由席車となる2号車(トラ702)は座席36席と車椅子スペースが設置されている。機関車は南阿蘇鉄道でトロッコ列車「ゆうすげ号」に使用されていた車両である。機関車・客車とも、青色基調の塗装である。
平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線の桟橋通り踏切より撮影。
平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線の港町踏切より撮影。
平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線の船溜踏切より撮影。
門司港ではお祭りをやっていました。
門司港の人道橋ブルーウィングもじが跳ね上がるところ。
左写真の大型船舶が通るのかと思ったら小型の船舶でした。
平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線の東港町踏切より撮影。
 出光美術館駅(いでみつびじゅつかんえき)は、福岡県北九州市門司区にある平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線(やまぎんレトロライン)の駅。駅名はネーミングライツ制度により、命名権を財団法人出光佐三記念美術館が購入し、命名した。なお、計画段階での仮駅名はレトロ中央駅であった。
出光美術館駅構造はプラットホーム1面1線を有する。
平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線の祝町踏切より撮影。
平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線の露月町踏切より撮影。
平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線の羽衣町踏切より撮影。
平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線の宝来町踏切より撮影。
平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線の踏切より撮影。
トロッコ客車2両(トラ701・702)ディーゼル機関車(DB101・DB102)
門司港と関門橋。
平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線。
 ノーフォーク広場駅(ノーフォークひろばえき)は、福岡県北九州市門司区旧門司にある平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線(やまぎんレトロライン)の駅。ネーミングライツにより「レストラン『ら・むゑっと』入口」の副駅名を持つ。駅名はネーミングライツ制度により、命名権を(有)まんねん亀が購入し、命名した。なお、計画当時の仮駅名は文字ヶ関駅であった。
ノーフォーク広場駅構造はプラットホーム1面1線を有する。
平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線の踏切より撮影。
和布刈入口踏切より撮影。和布刈トンネル。廃線では無いので迂回します。
和布刈トンネル内ではトロッコ列車の天井が魚介類で光る。
海上保安庁の船。 門司港の地図。
関門海峡と関門橋。
(笑)
和布刈トンネルの 関門海峡めかり駅側。
トロッコ客車2両(トラ701・702)ディーゼル機関車(DB101・DB102)
 旧型客車「かんもん号」とEF301。関門トンネルを挟む山陽本線下関 - 門司間では、1942年の開通以来、直流1,500Vで電化され、これに対応するEF10形電気機関車が専用機関車として用いられていた。しかし、1961年6月1日に鹿児島本線門司港 - 久留米間が交流電化される際に門司駅構内も交流20,000V、周波数60Hzで電化され、下関寄りにある関門トンネル入り口付近にデッドセクションを設置して電気的に分割することになったため、下関 - 門司間を直通する客車列車・貨物列車の牽引には、双方の電化方式に対応する交直流電気機関車が必要となった。そこで、直流電化区間である関門トンネルと交流電化区間の門司駅を直通可能で、なおかつ関門トンネル内の22‰勾配において重連で1,200t貨物列車の牽引が可能な性能を備える交直流電気機関車として本形式が開発された。車体は関門トンネルの海水による錆(塩害)を防ぐため、従来関門トンネルで使用されていたEF10形の一部に採用され、防錆対策に効果を上げていたステンレス板を車体外板および屋根上機器箱に採用し、その他の機器箱類や金属製の露出部品についても、極力黄銅などの錆びにくい部材を選択して塩害対策としている。
関門号オハフ33車内で門司港地ビール(550円)が飲めます。
 関門海峡めかり駅(かんもんかいきょうめかりえき)は、福岡県北九州市門司区門司にある平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線(やまぎんレトロライン)の終着駅。めかり絶景バスとの接続駅であり、九州最北端の駅である。駅名は、当初ネーミングライツ制度により命名される予定だったが、応募がなく、「船が行き交う関門海峡の大パノラマを楽しむことができる和布刈公園に位置する」という理由により命名された。なお、計画当時の仮駅名は和布刈公園駅であった。駅横のめかり駅総合案内所で乗車券を販売している。駅構造はプラットホーム1面1線を有する。当路線の終着駅であるが、線路はこの先、旧北九州市港湾局の田野浦公共臨港鉄道の雨ヶ窪駅跡を経て瀬戸町車庫まで回送線として使用されている。駅横にはEF30形機関車とオハフ33形客車が保存されている。
トロッコ列車内。
廃線探索 田野浦公共臨港鉄道
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