ローカル線の旅 北越急行ほくほく線

更新日時 2010年11月11日

 北越急行ほくほく線(ほくほくせん)は、新潟県南魚沼市の六日町駅と新潟県上越市の犀潟駅を結ぶ北越急行の鉄道路線である。ほくほく線には上越新幹線と接続して越後湯沢駅と北陸地方の各都市を結ぶ特急「はくたか」が運行されている。1997年にほくほく線が開業して以来、富山県・石川県方面と関東方面を鉄道で移動する場合は、本路線を通る特急「はくたか」と上越新幹線を越後湯沢駅で乗り継いで利用する方法が最も短時間であることが多い。日本の地方私鉄は全国的に赤字になっている路線も多いが、ほくほく線は毎年数億円の黒字となっており、地方の鉄道会社の路線としては利益の大きい部類に入る。全体の9割が特急による収益で普通列車の収益は全体の1割にも満たない。2001年度の営業収支率は73.0%であり、第三セクター鉄道の中では経営状態は良好であるが、2014年度に北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間が延伸開業する際に、利用者が新幹線へ大幅に移行することが確実視されており、沿線利用者の確保や活性化が課題となる。踏切が両端の起点・終点にあたる犀潟駅付近と六日町駅付近に各1か所あるのみで他の区間にはないことが高速走行を支えており、特急は在来線では京成成田空港線の「スカイライナー」と共に日本一速い最高速度160 km/hで運転される。また、普通列車は高速・高加減速性能を持つ車両(最高110 km/h)で運転され、駅構内を除き全線単線であるほくほく線内で、後続の特急に追いつかれることを極力防ぐダイヤが設定されている。それでも速度差があるため、ほくほく線内で追い越しが行われる場合もあるが、駅以外にも、トンネルの中で特急列車が普通列車を追い越すことが可能な信号場が線内に3箇所存在する。なお、トンネル内に追い越し設備があるのは、高速で走行できるようにできるだけ線形を直線に近くした結果、トンネル区間の割合が多くなったためだが、沿線は豪雪地帯であることから、雪によるポイントの不転換、待避停車中のパンタグラフへの着雪を防止するといったメリットもある。
北越急行 ほくほく線
(越後湯沢 - 塩沢 - )六日町 - 魚沼丘陵 - (赤倉信号場) - 美佐島 - しんざ - 十日町 - (薬師峠信号場) - まつだい - (儀明信号場) - ほくほく大島 - 虫川大杉 - うらがわら - 大池いこいの森 - くびき - 犀潟( - 直江津)
 越後湯沢駅(えちごゆざわえき)は、新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢主水にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅。
 越後湯沢駅構造は高架(駅舎3階)に中央に通過線2本を挟んだ島式ホーム2面4線、地上に在来線用島式ホーム2面4線と単式ホーム1面1線を持つ。丘陵地の東斜面に駅舎があるため、東口側は橋上駅舎、新幹線ホーム下の西口は2階建ての高架駅という変則構造になっている。駅ビル「CoCoLo湯沢」内には土産品店、レストランなどの他、日本酒をテーマにしたアミューズメント施設「ぽんしゅ館」がある。このぽんしゅ館内には入浴施設「酒風呂 湯の沢」があり、越後湯沢温泉の源泉に日本酒を加えた「酒風呂」で知られている。終日社員配置駅。駅構内には、みどりの窓口(営業時間 5:45 - 22:30)、指定席券売機、自動券売機、びゅうプラザ(旅行センター)、待合室、キオスク(1番ホーム、新幹線コンコース、13・14番ホーム)、NEWDAYS、土産店、立食いそば店などがある。
北越急行ほくほく線、伊勢町踏切より撮影。
北越急行ほくほく線、伊勢町踏切より撮影。北越急行六日町運輸区への線路。
 六日町駅(むいかまちえき)は、新潟県南魚沼市六日町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・北越急行の駅。JR東日本の管轄駅である。南魚沼市の中心地、六日町地区の中心駅。
 六日町駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線を持つ地上駅。みどりの窓口(営業時間 7:00 - 20:00)設置の業務委託駅。駅業務はJR東日本が担当している。改札口はJR、ほくほく線共通である。自由通路を持つ橋上駅舎がある。元々のエントランスは東口。駅舎内にはみどりの窓口の他、自動券売機、待合所、自動販売機などがある。東口1階構内には、観光協会、美術館「棟方志功アートステーション」等がある。
 特急「はくたか」は通過・停車する際に1・3番線を使用する。ほくほく線開業当初のホーム番号は、東側から順に上越線ホームが1 - 3番線、ほくほく線ホームはそれぞれ「ほくほく2番ホーム」「ほくほく1番ホーム」となっていたが、混同しやすく誤乗の恐れがあることから、現在は通し番号となっている。
 魚沼丘陵駅(うおぬまきゅうりょうえき)は、新潟県南魚沼市野田にある北越急行ほくほく線の駅。快速は通過する。
 魚沼丘陵駅はホーム上の待合室には公衆電話があり、駅前の階段横にはトイレがある。敷地内には郵便ポストが設置されている。
 魚沼丘陵駅構造は築堤上にある地上駅。無人駅である。ホームは単式1面1線。停車するのは普通列車のみで、ホーム長は2両編成のみに対応している。
 美佐島駅(みさしまえき)は、新潟県十日町市午にある北越急行ほくほく線の駅。普通列車のみ停車する。天地人の幟ですが、この駅の撮影が2008年6月21日の為です(笑)
 美佐島駅構造は駅舎は地上にあり、ホームは地下の赤倉トンネル内にある。無人駅である。トンネル内の地下10.1 mの位置に全長45 mのホームがあり、単式1面1線である。列車通過時の風圧が激しいため、客扱い時以外はホームを封鎖する。当駅下車後、ホームから2分以内に出る必要がある。ホームは防犯カメラで遠隔監視され、列車発車後もホームに残っているとアナウンスで退出を促される。ホームと地下通路を隔てる扉は普段施錠されているため、駅利用者は列車通過時にホームに立ち入ることはできない。扉は普通列車到着時のみ列車運転士が車内からリモコン操作で開錠する。ホームに隣接した扉のほか、地上へ続く通路にもう1枚扉がある。列車発車時の気圧差で突風が吹く恐れがあるため、エアロックのようにこの2枚の扉は同時には開かない構造となっている。地下待合室はこの扉の間に位置し、木製の椅子や時刻表、意見箱などが用意されている。
 ホームと地下通路の間の防風扉は、建設当初は手動扉でスプリングによって閉まる構造とされていた。しかし駅建設途中で扉の窓部分のガラスがまだはめ込まれていなかった1996年(平成8年)10月1日に、試運転列車が140 km/hで通過する試験を行ったところ、階段部で風速が24 m/sを記録してさらなる安全対策を必要とすることが認識された。さらに1997年(平成9年)2月27日に運輸省新潟運輸局が完成検査を行うに際して、防風扉が開いたままの状態で列車を通過させる実験を行ったところ、風圧で駅舎内の待合室の扉のガラスが粉砕されるという事態になり、補強や防風扉故障時の対策を要望されることになった。そのために電動自動扉へ改修されることになり、また2枚の扉を連動させる方式とすることになった。地上待合室は畳敷きで、湯茶サービスのポットとグラス、座布団、駅ノートなどが置かれ、セルフサービスの空調設備も整っている。なお、過去にボヤが発生したため一時的に閉鎖されていた時期もあり、現在でも18時から翌朝8時まではシャッターを下ろし防犯に備えている。
 しんざ駅(しんざえき)は、新潟県十日町市新座甲にある北越急行ほくほく線の駅。普通列車のみ停車する。平仮名の駅名とした理由は、漢字表記にすると武蔵野線の新座駅(にいざえき)と重複するため。
しんざ駅構造は地上駅。無人駅となっている。
ホームは、駅舎(南側)に面する単式1面1線。トンネルは赤倉トンネル。
 しんざ駅舎は待合室の機能のみ。券売機、トイレなどがある。開業当初は待合室に駅のスタンプが備え付けられていた。
 十日町駅(とおかまちえき)は、新潟県十日町市丑にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・北越急行の駅である。
 十日町駅構造は駅はJR東日本新潟支社が管理する東口駅舎と飯山線ホーム、北越急行が管理する西口駅舎とほくほく線ホームの2つに大きく分けられる。北越急行の十日町駅は高架駅。ほくほく線内で唯一、北越急行の社員が駅業務を行っている。西口駅舎3階のホームは、側線に設置された島式1面2線。 西口駅舎2階には切符売場(マルス端末設置)、自動券売機、待合室、立食いそば店、観光案内所、トイレなどがある。東日本キヨスクの売店「ほくほくKIOSK」は、ほくほく線開業時から置かれている。開店時間は11:00〜15:15と16:15〜17:45である。北越急行の営業開発室も2階に置かれている。西口2階コンコースの立食いそば店は、地元十日町を拠点とする日本そば店「小嶋屋」系列の「雪中庵」第一号店舗である。2007年3月現在は11:00〜15:15と16:15〜17:45の営業となっている。この他、駅外には東西自由地下通路が設けられている。通路にはショーウィンドーが設けられ、絵画などが飾られている。
 北越急行HK100形電車(ほくえつきゅうこうHK100がたでんしゃ)は北越急行の電車。ほくほく線の開業に合わせて1997年(平成9年)3月22日に営業運転を開始した。全車が新潟鉄工所あるいは同社の事業を引き継いだ新潟トランシスで製造された。開業時に9両(うちイベント対応車2両)が導入された後、1998年(平成10年)4月に1両、2003年(平成15年)4月19日に2両(100番台)が増備され、2005年3月現在、0番台10両と100番台2両の計12両が在籍している。定期列車は1両ないし2両編成での運行だが、回送列車や臨時列車、団体専用列車においてはこの限りではない。最高速度160km/hでの高速運転を実施する特急「はくたか」の運行を阻害しないため、地方私鉄の普通列車用の車両としては高めの高加減速性能(3.0km/h/s)と高速性能を持つ(特急列車に先行して各駅に停車しながら待避駅や信号場まで逃げ切るダイヤが組まれている)。全長20m、制御装置はVVVFインバータ制御方式(1C2M)、モータはMT68形(95kW)、加速度は3.0km/h/s、最高速度110km/hである。冬期には、前面のガラスが落雪によって破損することを防ぐため、保護用の金網を装備する。全車両がワンマン運転に対応している。車内にはトイレは設置されていない。
 まつだい駅(まつだいえき)は、新潟県十日町市松代にある北越急行ほくほく線の駅である。駅舎は道の駅まつだいふるさと会館を併設している。
 まつだい駅折り返しの列車がある(852M普通・六日町20:56発、まつだい21:27着→855M普通・まつだい21:57発→六日町22:22着)。地方自治体に駅業務を委託した、簡易委託駅である。道の駅「まつだいふるさと会館」内では、ほくほく線十日町発行の、JR線乗車券や新幹線特急券を購入できる(ただし、区間は限られる)。帰省ラッシュなどの繁忙期には、十日町駅からの出張社員によって改札業務が行われる事もある。駅舎は北口側にあり「道の駅まつだいふるさと会館」に併設している。待合室内には自動券売機などがある。南口はまつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」に直結している。
 まつだい駅構造は相対式ホーム2面2線の地上駅。両ホームは地下通路で連絡している。
ほくほく線の駅・信号場構内は、全て一線スルー方式となっており、当駅では列車交換時以外は上り下りとも駅舎(北側)に面する1番線からの発着が基本となっている。特急「はくたか」も1番線を使用して通過する。
ホーム長は1・2番線とも、2両編成のみに対応している。
ほくほく大島駅(ほくほくおおしまえき)は、新潟県上越市大島区下達にある北越急行ほくほく線の駅。
 ほくほく大島駅構造は単式ホーム1面1線の高架駅。無人駅となっている。自動券売機設置。駅舎は3階建てで、待合室はホームに面する3階。1階には喫茶店、2階にはギター教室が入居しており、ホームへは階段とエレベーターで連絡している。
両側ともトンネルに挟まれており、十日町方面側には鍋立山トンネルが近接している。
北越急行HK100形電車。
 天然記念物虫川の大杉:この大杉は当地方の総鎮守白山神社の神木として、土地の人々が古くから大切に保護してきた物で、樹齢千年以上、目通り10.6m樹の高さは、約30m枝張りは東方へ約14m、西方へ約13m、南方へ約8m、北方は12mに達している。幹の西側地上6mの所に大きな穴が開いているが、これは安政年間(約160年前)の大雪で、大枝が折れたために生じた物と言われている。本樹は県内ではもちろん、全国でも有数の大樹である。
 虫川大杉駅(むしがわおおすぎえき)は、新潟県上越市浦川原区虫川にある北越急行ほくほく線の駅。駅名は、近くの白山神社境内に立つ、国指定の天然記念物「虫川の大杉」に因む。
 虫川大杉駅構造は地上駅。無人駅となっている。自動券売機設置。ホームは相対式2面2線。駅舎とホームは地下通路で連絡しており、通路入口に券売機が設置されている。 ほくほく線の駅・信号場構内はすべて一線スルー方式である。当駅の場合は上下とも駅舎(南側)に面する1番ホームの発着が基本となり、特急「はくたか」も1番ホーム側を通過する。
 1番ホームは、「はくたか」の臨時停車や、かつて冬季に運行された臨時列車「シュプール号」の停車に対応するため、9両編成までの停車が可能となっている。2番ホームは2両編成のみに対応。駅舎は待合スペースとなっており、自動販売機、公衆電話、トイレなどがある。駅前には路線バス専用ロータリー、駐車場などがある。
虫川大杉駅を過ぎると有島トンネル。
うらがわら駅(うらがわらえき)は、新潟県上越市浦川原区顕聖寺にある北越急行ほくほく線の駅。
うらがわら駅構造は単式ホーム1面1線の高架駅。無人駅となっている。
 うらがわら駅ホーム横の待合室には券売機があり、駅舎とは階段とエレベーターで連絡している。駅舎は待合スペースとなっており、公衆電話、自動販売機、トイレなどがある。
 大池いこいの森駅(おおいけいこいのもりえき)は、新潟県上越市頸城区大蒲生田にある北越急行ほくほく線の駅。快速と朝の普通列車の犀潟発六日町行き1本は通過する。
 大池いこいの森(おおいけいこいのもり)は、新潟県上越市頸城区の直峰松之山大池県立自然公園内にある野外活動施設である。新潟県景勝100選にも選ばれている。大池、小池の2つの池と、その周りの自然からなる大規模なものである。ジョギング、サイクリング、キャンプなどを通して自然を満喫できる。
大池いこいの森駅構造は単式ホーム1面1線の高架駅。無人駅となっている。
 くびき駅(くびきえき)は、新潟県上越市頸城区手島にある北越急行ほくほく線の駅。漢字表記の頸城が難読であるため、ひらがなの駅名となった。
半卵型ドーム状の独特の形状を持った駅舎は、ホームと階段・通路で連絡している(南側)。
 ほくほく線の駅・信号場構内は、全て一線スルー方式となっており、この駅の場合は上下とも北側の1番ホームからの発着が基本。特急「はくたか」も1番ホームを使用して通過する。
くびき駅構造は相対式ホーム2面2線の高架駅。無人駅となっている。自動券売機設置。
 681系電車(681けいでんしゃ)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)と北越急行の交直両用特急形車両。主回路方式は日本の交直両用電車で初めてGTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ制御を採用した。デッドセクション通過時は運転席の交直切替スイッチを操作することで主回路が切り替わる。車内照明は直流電源方式で、デッドセクション通過時には蓄電池からの供給に切り替わるため、基本的に消灯しない。製造メーカーは川崎重工業・近畿車輛・日立製作所・新潟鐵工所(現・新潟トランシス、2000番台のみ)の4社である。
潟川を渡る橋梁。109.9m
北越急行ほくほく線の高架。
北越急行ほくほく線、信越本線渋柿踏切より撮影。
 犀潟駅(さいがたえき)は、新潟県上越市大潟区犀潟にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・北越急行の駅。両社の共同使用駅で、JR東日本が駅を管轄している。駅舎は新潟県内の鉄道駅では最も古いもの。
 犀潟駅構造はホームは単式1面1線、島式1面2線の計2面3線の地上駅。ホームは北から順に1番線、2・3番線である。ほくほく線の普通列車は上下とも2番線から発着する。両ホームは跨線橋で連絡している(下記ホーム配置は北から順に)。なお特急「はくたか」は全列車、当駅には停車しないが、越後湯沢行は1番線、金沢方面行は3番線を通過する。
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