更新日時 2011年08月21日

ローカル線の旅 岩泉線
 岩泉線(いわいずみせん)は、岩手県宮古市にある茂市駅と下閉伊郡岩泉町にある岩泉駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)。茂市駅で山田線から分岐する、終点の岩泉駅で接続鉄道路線の無い盲腸線である。1日の列車本数が全線直通が3往復と区間運転1往復、鉄道統計年報平成15年度版によると輸送密度は85人となっている。岩泉駅の近くには龍泉洞という観光地がある。日本国有鉄道(国鉄)時代に特定地方交通線第2次廃止対象線区に選ばれていたが、並行する国道340号押角峠が急カーブかつ幅員狭小で大型車が通行できず、代替道路未整備を理由に廃止対象から除外された。1996年にはJR東日本盛岡支社から地元にバス転換の提案があったが、後に取り下げている。線内で最大の利用があるのは岩手大川駅である。また、茂市駅 - 岩手和井内駅間と浅内駅 - 岩泉駅間には並行して路線バスも運転されている。浅内駅と路線バスの岩手落合停留所は歩いても15分程度のところにある。ラインカラーはグレーである。2010年7月31日に土砂崩れによる脱線事故が発生し、以来全線運休となっている。脱線車両の撤去は同年11月18日に行われたものの、沿線内すべての地域で危険個所の調査が必要となっているため、復旧のめどは立っていない。
岩泉線
茂市駅 - 岩手刈屋駅 - 中里駅 - 岩手和井内駅 - 押角駅 - 岩手大川駅 - 浅内駅 - 二升石駅 - 岩泉駅
茂市駅(もいちえき)は、岩手県宮古市茂市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅。
 茂市駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。直営駅(駅長配置)。管理駅として、山田線の腹帯駅・蟇目駅および岩泉線の各駅を管理している。駅舎には出札窓口(POS端末設置・指定券取扱)があるだけである。運転事務室が2・3番線ホーム上にあるため、閉塞扱いのときは駅舎(窓口)に駅員が不在となることが多い。岩泉線の列車は当務駅長からスタフをもらい発車する。宮古方面 - 岩泉線直通列車は1番線を通り直通できるが、盛岡方面 - 岩泉線の直通列車(秘境駅号などの臨時列車)は当駅に盛岡方 - 岩泉方の渡り線がないため、到着番線に入線後、一旦列車のドアを閉めて宮古方のポイントの向こうに移動する転線作業が必要となる。そのため、これらの臨時列車の当駅での停車時間は約20分強とかなり長い。
保線用のラッセル車。
岩泉線の茂市駅 - 岩手刈屋駅間の毘沙門踏切より撮影。
岩泉線の茂市駅 - 岩手刈屋駅間。
岩泉線の茂市駅 - 岩手刈屋駅間。
岩泉線の茂市駅 - 岩手刈屋駅間の橋梁。
岩泉線の茂市駅 - 岩手刈屋駅間。
 岩手刈屋駅(いわてかりやえき)は、岩手県宮古市刈屋にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)岩泉線の駅。
 岩手刈屋駅構造は単式1面1線ホームの地上駅。茂市駅管理の無人駅。かつて有人であったため駅舎がある。木材の積み出し駅として賑わった時期があった。無人化後、1990年代初めまで簡易委託化されていて、駅舎内で近距離の乗車券を発売していた。
岩泉線の岩手刈屋駅 - 中里駅間の刈屋踏切より撮影。
岩泉線の岩手刈屋駅 - 中里駅間の倉の澤橋より撮影。
岩泉線の岩手刈屋駅 - 中里駅間の館下踏切より撮影。
岩泉線の岩手刈屋駅 - 中里駅間の5㎞ポスト。
岩泉線の岩手刈屋駅 - 中里駅間の下館下踏切より撮影。
岩泉線の岩手刈屋駅 - 中里駅間の宮田踏切より撮影。
中里駅(なかさとえき)は、岩手県宮古市刈屋にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)岩泉線の駅。
 中里駅構造は単式1面1線ホームの地上駅。簡素な作りの待合所がある小さな駅だが、そのホームの造りは押角駅よりも良い。無人駅(茂市駅管理)。
岩泉線の中里駅 - 岩手和井内駅間の中里踏切より撮影。
岩泉線の中里駅 - 岩手和井内駅間。
岩泉線の中里駅 - 岩手和井内駅間の山猫踏切より撮影。
岩泉線の中里駅 - 岩手和井内駅間のコンクリート橋梁。
岩泉線の中里駅 - 岩手和井内駅間の瀬台野踏切より撮影。
岩泉線の中里駅 - 岩手和井内駅間の界橋鉄橋。
岩泉線の中里駅 - 岩手和井内駅間の和井内踏切より撮影。
 岩手和井内駅(いわてわいないえき)は、岩手県宮古市和井内にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)岩泉線の駅。
 岩手和井内駅構造は単式ホーム1面1線を持つ地上駅である。かつては、2面2線の相対式ホームを持っていた。貨物用の切欠ホームの跡が残っている。茂市駅管理の無人駅。開業以来の木造駅舎は2004年12月に撤去され、その後小さな待合所が建てられた。
岩泉線の岩手和井内駅 - 押角駅間の安庭沢橋梁。
 押角駅の橋を渡った先には国道340号があるが、この駅の周辺は押角峠と呼ばれる難所であり、道幅が狭く交通量も少ない。このため、国道と接続している駅とは思えないほどであり、これらのような事情から、この駅は一部の鉄道ファンから全国屈指の秘境駅として扱われている。橋で駅と国道が結ばれている形だが、この橋は片側(駅側から見て左側)にしか柵がなく、注意しないと下の川に転落しかねない。このような状態ではあるが、これらの橋と階段は、2000年代初頭に駅前の養鶏場の一家から宮古市の高校に通う定期利用客がいたためJR東日本が手摺などを改修したものと言われている。
 押角駅は国道340号に隣接しており、駅があることを示す小さな標識がある。雑草に埋もれた駅前広場の奥に仮設にしか見えない橋と階段があるが、その橋を渡り階段を上って左折し線路脇を50mほど歩くとようやく押角駅のホームにたどり着く。
押角駅(おしかどえき)は、岩手県宮古市和井内にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)岩泉線の駅。
 押角駅構造は傾いた木製の単式ホーム1面1線を有する地上駅。茂市駅管理の無人駅。駅にはベンチや待合室は存在せず、駅舎・屋根もないので悪天候を凌ぐことができない。開業時はスイッチバック駅で、かつては横取線のある方に駅舎とホームがあった。通過不能型の配線で、単式1面および島式1面の3線と引き上げ線1線を有した。駅本屋があった場所は、現在、川を利用した養魚場となっている。
岩泉線の押角駅 - 岩手大川駅間の堺の上踏切より撮影。
岩泉線の押角駅 - 岩手大川駅間の17㎞ポスト。
岩泉線の押角駅 - 岩手大川駅間の押角トンネル。押角駅側。
岩泉線の押角駅 - 岩手大川駅間の押角トンネル。岩手大川駅側。
 旧宇津野駅跡:1957年5月16日廃止、位置は押角駅 - 岩手大川駅間、茂市起点 20.3 km、北緯39度45分46.30秒、東経141度40分40.52秒付近。 小本線時代に存在した駅で、浅内へ延伸されるまでは当路線の終着駅であった。
 旧宇津野駅跡:岩泉行き列車に乗り押角トンネルを抜けると、すぐ左側に見える広い平らな敷地が跡地であり、国道340号からは木製の橋で繋がっている。 2010年7月31日に発生した岩泉線の土砂崩れ事故では、事故処理のため被災車両をこの駅の跡地に輸送している。 車で国道340号を走行し、難所の押角峠を越えるのは非常に時間がかかり、危険も多い。一方で、岩泉線の復旧にはかなり時間がかかることが予想されている。このためこの駅を復活させ、茂市 - 宇津野間だけでも運行をとの意見があるが、JRによるとこの区間にも調査が必要な箇所があるため、実現は難しいとされる。
岩泉線の押角駅 - 岩手大川駅間のコンクリート橋梁。
岩泉線の押角駅 - 岩手大川駅間の崖崩れで列車が事故した場所。
岩泉線の押角駅 - 岩手大川駅間の第三大渡隧道。L=320.0 岩手大川駅側。
岩泉線の押角駅 - 岩手大川駅間の寄部沢橋梁。
岩泉線の押角駅 - 岩手大川駅間の寄部隧道。L=407.0 押角駅側。
岩泉線の押角駅 - 岩手大川駅間の第1大川橋梁。
 岩手大川駅(いわておおかわえき)は、岩手県下閉伊郡岩泉町大川字舞の子にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)岩泉線の駅。
 岩手大川駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅。駅舎の跡が残る。かつては島式ホーム1面2線であったが、駅舎側の線路を撤去し現行の配線に至る。ホーム上に待合所が二棟設置される。茂市駅管理の無人駅。
岩泉線の岩手大川駅 - 浅内駅間のコンクリート橋梁。
岩泉線の岩手大川駅 - 浅内駅間のガーター橋。
岩泉線の岩手大川駅 - 浅内駅間の第3大川橋梁。
岩泉線の岩手大川駅 - 浅内駅間の第3大川橋梁。
岩泉線の岩手大川駅 - 浅内駅間の河合踏切より撮影。
岩泉線の岩手大川駅 - 浅内駅間の橋梁。
岩泉線の岩手大川駅 - 浅内駅間の第1浅内隧道。L=206.0 岩手大川駅側。
 浅内駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅。元々は交換設備を備えていた。茂市駅管理の無人駅で、旅客のみを扱うが、かつては駅員が配置され、貨物も取り扱う一般駅であった。また、構内には給水塔が残っている。木造の駅舎が残る。
岩泉線の浅内駅 - 二升石駅間の橋梁。
 二升石駅(にしょういしえき)は、岩手県下閉伊郡岩泉町二升石字下和見にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)岩泉線の駅。
 二升石駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは築堤上にあり、階段を下りると待合所がある。茂市駅管理の無人駅。
岩泉線の二升石駅 - 岩泉駅間の橋梁。
岩泉線の二升石駅 - 岩泉駅間の橋梁。
岩泉線の二升石駅 - 岩泉駅間の橋梁。
岩泉線の二升石駅 - 岩泉駅間の橋梁。
 岩泉駅(いわいずみえき)は、岩手県下閉伊郡岩泉町中野にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)岩泉線の駅。同線の終着駅である。
 茂市駅管理の簡易委託駅。駅舎の1階に「きっぷうりば」があり岩泉からの切符(常備券)を発売している。またJRバス東北の早坂高原線で盛岡駅まで出て東北新幹線を利用する人のために、盛岡から仙台、大宮、東京(都区内)までの片道乗車券と新幹線指定席特急券(料金補充券)を発売している。なお、日中は不在時あり(列車が発着するのは朝晩だけであるため)。駅舎2階には、岩泉町観光協会、岩泉商工会が入居している。
 岩泉駅構造は列車本数が極めて少ない岩泉線だが、駅舎の大きさでは当駅は線内一である。ホームは単式ホーム1面1線で一見すると島式交換型だが、駅舎側のホームには線路が敷かれていない。計画では線路はここから小本駅(現在は三陸鉄道北リアス線の駅)まで延びる計画であった。
小本駅方向へ延びる線路。
計画線の橋梁。
岩泉駅より250mほど進むとレールエンドがある。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『岩泉町』を掲載」