更新日時 2013年12月03日

 津軽鉄道線は、青森県五所川原市の津軽五所川原駅から青森県北津軽郡中泊町の津軽中里駅までを結ぶ津軽鉄道が運営する鉄道路線。津軽半島の中央部を南北に縦貫している。冬季には客車内の暖房に石炭焚きのダルマストーブを用いる「ストーブ列車」が運行される。タブレットによる閉塞が行われ、津軽五所川原駅・金木駅には腕木式信号機がある(ただし場内信号機のみで出発信号機はない)。津軽鉄道株式会社は、青森県の津軽半島に鉄道路線を持つ鉄道事業者である。津鉄(つてつ)とも呼ばれる。本社所在地は五所川原市字大町39(津軽五所川原駅前)。2006年に北海道ちほく高原鉄道が廃止されてからは日本最北の民間旅客鉄道会社となっている。JR五能線の前身である川部駅 - 五所川原駅間の鉄道を運営していた陸奥鉄道が国に買収されたのち、買収によって陸奥鉄道設立時の出資額の倍の支払いを受けた株主たちが津軽における次なる鉄道として五所川原 - 中里間の鉄道を計画し、これを建設・運営するため設立された。
津軽鉄道線
津軽五所川原駅 - 十川駅 - 五農校前駅 - 津軽飯詰駅 - 毘沙門駅 - 嘉瀬駅 - 金木駅 - 芦野公園駅 - 川倉駅 - 大沢内駅 - 深郷田駅 - 津軽中里駅
 津軽鉄道五所川原駅は単式ホーム1面1線を有する地上駅。JRと通路と跨線橋を共用する。但し、駅舎や改札口は異なる。構内に津軽鉄道津軽五所川原機関区がある。腕木式信号機は、場内進入時のみ使用し、出発時は当務駅長の合図で発車する。
津軽鉄道レールの変遷。
①1881年(明治14年)モスベイ製(イギリス)    25㎏レール
②1893年(明治26年)キャムメル製(イギリス)   25㎏レール
③1922年(大正11年)イリノイ製(アメリカ)     30㎏レール
④1923年(大正12年)テネシー製(アメリカ)    30㎏レール
⑤1927年(昭和02年)日本製鉄製          37㎏レール
 キハ22形(22027・22028・22029) 1989年12月に東日本旅客鉄道(JR東日本)より譲受された車両。1992年4月に新潟鐵工所の出張工事でワンマン改造され、デッキ付近をロングシートとした。また、JR東日本から譲受された際、以下のとおり改番を受けている。 キハ22 156 → キハ22 22027 この車両は秋田内陸縦貫鉄道の開業時に同社に貸し出され、その後津軽鉄道に移籍してきた。すでに廃車となって、津軽五所川原駅に留置されている。
 タム500形(501) 元国鉄タム2848で、1956年に製造された。津軽五所川原駅構内にある車庫付近の道路が整備されていなかったため、それまでは使用する燃料を国鉄より貨車輸送していたが、五能線の貨物輸送が廃止されたことから津軽飯詰駅より社線内輸送するために1984年に購入している。現在は道路も整備されたために稼動していないが、2010年8月に全般検査を受け、塗装も塗りなおされて状態は良い。
 キ100形(101) 元国鉄キ120で、1933年に鉄道省大宮工場で製造、1967年に譲渡された。現存する数少ない戦前製の雪かき車で、現在は本線上の運転が不可能なために、車籍の無いモーターカーで除雪をおこなっている。 
 ワム1形 1929年、日本車輌製造製の木造有蓋車で、開業用として6両(ワム1 - 6)が製造された。車体は国鉄ワム1形に準じている。2012年現在、ワム5が現存している。
 十川駅(とがわえき)は青森県五所川原市にある津軽鉄道線の駅。構造は単式1面1線ホームの地上駅。無人駅
津軽鉄道線の十川駅 - 五農校前駅間の津川市道踏切より撮影。
五農校前駅(ごのうこうまええき)は青森県五所川原市にある津軽鉄道線の駅。
 五農校前駅構造は単式1面1線ホームの地上駅。待合室を併設する無人駅。駅の設備は古いレールを使い、津軽鉄道の職員が建設した。
津軽鉄道線の五農校前駅 - 津軽飯詰駅間の朝日田踏切より撮影。
津軽飯詰駅(つがるいいづめえき)は青森県五所川原市にある津軽鉄道線の駅。
 津軽飯詰駅構造は1面1線の地上駅。元々は島式1面2線で、現在は旧2番線を使用している。無人駅。駅舎は社員配置駅時代のものがそのまま利用されている。
津軽鉄道線の津軽飯詰駅 - 毘沙門駅間の毘沙門道踏切より撮影。
 毘沙門駅(びしゃもんえき)は青森県五所川原市にある津軽鉄道津軽鉄道線の駅である。乗降客は津軽鉄道線で最も少なく、準急列車は通過する。
毘沙門駅駅構造は片面ホーム1面1線の地上駅である。待合室があるだけの無人駅である。
津軽鉄道線の毘沙門駅 - 嘉瀬駅間の一番橋跨線橋より撮影。
嘉瀬駅(かせえき)は青森県五所川原市金木町嘉瀬端山崎にある津軽鉄道津軽鉄道線の駅である。
 嘉瀬駅構造は1面1線の棒線駅。かつては列車交換ができた。現在は「落書き列車」となったキハ22028が留置されている。無人駅。
 キハ22 169 → キハ22 22028 1997年にテレビ番組『SMAP×SMAP』の特別企画で、男性アイドルグループ・SMAP(スマップ)の香取慎吾と地元小学生が塗装したイラスト車両になった。その後、貫通ドアの塗装剥離や社紋の追記などの手直しがおこなわれたものの、ほぼそのままの塗装で「キャンバス号」として運行されていたが、津軽21形の導入にともない、2000年3月31日をもって廃車となった。金木駅に留置されたのち、現在は嘉瀬駅に留置されている。
金木駅(かなぎえき)は、青森県五所川原市金木町朝日山にある津軽鉄道線の駅。
 金木駅構造は相対式ホーム2面2線の地上駅。 津軽鉄道線の中で唯一列車交換可能な駅であり、構内には腕木式信号機がある。
津軽鉄道レールの変遷。 ワム3が倉庫として使われている。
芦野公園駅(あしのこうえんえき)は青森県五所川原市金木町芦野にある津軽鉄道線の駅。
 芦野公園駅構造は1面1線の単式ホーム。以前は通年有人駅(委託駅)だったが、現在は桜まつり期間中(4月下旬 - 5月上旬)のみ社員が配置される。JR東日本線への連絡乗車券は発売していない。ただし、JR側の連絡運輸区域から当駅までの乗車券は発行可能。駅舎の隣に旧駅舎が残る。旧駅舎で営業していた「喫茶メロス」は2006年(平成18年)に現駅舎内へ移転した。ホーム向かいには先代のストーブ列車として使用されたオハ31形式三等客車(国鉄より購入)が1983年(昭和58年)の廃車後に保存展示されていた。2006年(平成18年)7月2日に撤去され、整備を受けた後に2007年(平成19年)10月14日に開業した鉄道博物館に収蔵された。
 芦野公園にT-2(超音速高等練習機)が展示されている。防衛省から金木町が貸与を受けたT-2型機(機番69-5125)は、1976年(昭和51年)に、T-2量産25号機として、防衛庁に領収された機体で、過去多くの優秀な航空自衛隊パイロットの養成に寄与し、飛行可能時間の最後まで、我が国の防衛という崇高な任務に就き、立派にその役目を果たしたものである。本機体が、わが、金木町で第二の任に付くはこびとなったことと、T-2型機の民間展示は、金木町が全国で一番目になったことは誠に喜ばしく光栄である。
津軽鉄道線の芦野公園駅 - 川倉駅間の踏切より撮影。
川倉駅(かわくらえき)は青森県五所川原市金木町川倉林下にある津軽鉄道津軽鉄道線の駅。
川倉駅構造は1面1線の地上駅。待合室を併設する無人駅である。
津軽鉄道線の川倉駅 - 大沢内駅間の富野県道踏切より撮影。
大沢内駅(おおざわないえき)は青森県北津軽郡中泊町にある津軽鉄道線の駅。
 大沢内駅構造は現在は1面1線の元交換駅。有人時代の駅舎が残されており、窓口跡が塞がれている。冬季は石炭ストーブが使用されている。大沢内地区の駅だが近隣の武田地区の住民にも利用される。
 深郷田駅(ふこうだえき)は青森県北津軽郡中泊町にある津軽鉄道津軽鉄道線の駅。構造は1面1線の地上駅。
 津軽中里駅(つがるなかさとえき)は青森県北津軽郡中泊町中里にある津軽鉄道線の駅。同線の終着駅となっている。なお、岩手県宮古市のJR東日本岩泉線と長崎県佐世保市の松浦鉄道西九州線にそれぞれ中里駅(松浦鉄道の駅名読みは「なかざと」)があるが、当駅は郡名・事業者名の津軽を付して呼称されている。
 津軽中里駅駅構造は1面1線の単式ホームを有するほか、機回線が1線ある。以前は社員配置駅であったが、金木 - 津軽中里間がスタフ閉塞化された際に夜間滞泊が廃止され、同時に委託化された。現在の営業時間は11時5分から18時55分までである。最終および始発列車は、それぞれ金木との区間を運行する列車となっている。駅舎には出札窓口がある。「スーパーストア」(旧 生協中里店)が併設されていたが、2008年5月に閉店となった。その後、2012年4月に物産販売施設などを備えた交流施設「駅ナカにぎわい空間」がオープンした。かつての駅構造はかつての津軽中里駅は、旅客ホーム1面、貨物ホーム、機回し線、機関庫へ通じる側線があった。旅客ホームには駅本屋から階段で上がるか、駅本屋の脇にある坂路(さかみち)で上がる。駅とその周囲の建造物には、機関庫、転車台、給炭台、給水タンク、ポンプ小屋、小屋、駅本屋、貨物上屋、倉庫、駅長社宅、農協倉庫、バス車庫があった。
 残念ながら本日のストーブ列車は機関車点検整備の為、ディーゼル気動車「走れメロス号」がストーブ列車を牽引しての運行でした。機関庫に見えるのはDD35型(DD351・DD352) 1957年および1959年にそれぞれ新潟鉄工にて製造された。日本のディーゼル機関車としては初期の部類の車両。軸配置B-B。貴重なロッド駆動式機関車である。DD351号機は機械故障のため現在休車中である。
 津軽21形気動車(21-101・102・103・104・105) 1996年11月に津軽鉄道全通66周年の際、新潟鐵工所で21-101・102を新造された。新潟鐵工所が製作したNDCの軽快気動車シリーズの18m級気動車。エンジンはDMF13HZ(330PS/2000rpm)を1基搭載している。愛称は「走れメロス号」(沿線出身の作家である太宰治の作品から)。その後、2000年2月に103・104・105の3両を増備し、現在は全部で5両在籍している。
 オハフ33系(33 1) 1948年に新潟鉄工で製造された元国鉄オハフ33 520(末期は電気暖房装備で2520に改番)で津軽鉄道には1983年に譲渡されている。機関車に暖房用蒸気供給設備が無いためダルマストーブを設置している。
 ストーブ列車 期間12月1日 - 3月31日 2007年12月1日より、ストーブ列車維持を目的として「ストーブ列車料金」を新設。以後ストーブ車両に乗車するには運賃+ストーブ列車料金300円が必要となる。一般利用者のために、ストーブ列車料金不要のディーゼル車両が津軽五所川原寄りに連結されるようになった。この日もスルメを焼いていました。
未だにタブレットによる閉塞が行われている。  津軽五所川原駅・金木駅には腕木式信号機がある(ただし場内信号機のみで出発信号機はない)。
津軽中里駅駅の終端部。
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日本最北の私鉄 津軽鉄道 ストーブ列車の旅