更新日時 2014年03月05日

 坊っちゃん列車(ぼっちゃんれっしゃ)とは、非電化・軽便鉄道時代の伊予鉄道に在籍した蒸気機関車 (SL) および、そのSLが牽引していた列車のこと。夏目漱石の小説『坊つちやん』の中で、軽便鉄道時代の伊予鉄道が「マッチ箱のような汽車」として登場しており、四国・松山の中学校に赴任する主人公の坊っちゃんがこれに乗ったことから、坊っちゃん列車と呼ばれるようになった。2001年より、伊予鉄道により松山市内の軌道で復元運行(ただし動力はディーゼル機関)されており、以後はこちらの方を指すことが一般的である。1888年10月28日に伊予鉄道が松山(現在の松山市) - 三津間を762mm軌間で開業した際に、ドイツ・ミュンヘンのクラウス社製B形蒸気機関車(甲1形)2両で運行を開始した。牽引される客貨車も鉄道開業に伴う資材調達全般を請け負った刺賀商会の手配でドイツから輸入されたが、これらはあまりの小型さ故にそのまま木箱に詰めて納品されてきたという逸話が残る。その後、路線開業で順次機関車・客貨車共に増備が進み、また1900年の南予鉄道と道後鉄道の合併もあって車両数は激増した。伊予鉄道が、2001年にディーゼル方式を採用した坊っちゃん列車の復元を発表、運行開始した。列車は、往時の坊っちゃん列車をモデルにディーゼル動力方式を採用、汽笛は同社OBの協力を得、制服も当時のものを復元するなど、できるだけ本格的なものにしようとした。蒸気機関車ならではのドラフト音は車外スピーカーによって鳴らす方式を採用し、煙突からは水蒸気を使用したダミーの煙を出す発煙装置を採用する等の工夫がなされている。
大手町線・城南線の古町駅 - 道後温泉駅
花園線・城南線の松山市駅前 - 道後温泉駅
 伊予鉄道が、2001年にディーゼル方式を採用した坊っちゃん列車の復元を発表、運行開始した。列車は、往時の坊っちゃん列車をモデルにディーゼル動力方式を採用、汽笛は同社OBの協力を得、制服も当時のものを復元するなど、できるだけ本格的なものにしようとした。蒸気機関車ならではのドラフト音は車外スピーカーによって鳴らす方式を採用し、煙突からは水蒸気を使用したダミーの煙を出す発煙装置を採用する等の工夫がなされている。車両:ディーゼル機関車D1形 1 + 客車ハ1形 1・2(第1編成)、ディーゼル機関車D2形 14 + ハ31形 31(第2編成)
内部もSLらしい装飾になっている。
 道後温泉駅(どうごおんせんえき)は、愛媛県松山市道後町1丁目にある伊予鉄道城南線の駅。道後温泉への最寄駅であり、観光案内所がある。坊っちゃん列車の終着駅であるため、引き上げ線で坊っちゃん列車の機関車の方向転換が見られる。1911年(明治44年)建築の旧駅舎が明治洋風建築そのままの外観で復元されており、周辺の景観形成に寄与している。夜間ライトアップあり。観光の拠点駅であり、職員が常駐しているが、改札はなく、運賃収受は他の電停と同様に車内で行う。駅舎内に、「坊っちゃんショップ」というみやげ物店、二階には「坊っちゃん茶房」という飲食店と、オープンカフェがある。
 道後温泉駅は、相対式ホーム2面2線。ホームの西側に引き上げ線があり、折り返しや夜間滞泊に使われている。この引き上げ線は1927年に廃止された、旧道後鉄道城北線ルートの名残である。坊っちゃん列車展示線1線 夜間駐機し、ライトアップされる。昼間も運行の合間に入線することがある。
 道後公園停留場(どうごこうえんていりゅうじょう)は、愛媛県松山市道後公園および道後町1丁目にある伊予鉄道城南線の停留所。道後公園内に湯築城(ゆづきじょう)跡があることから、湯築城跡前ともよばれている。上下線とも安全地帯付。道後方面への停留所に安全地帯はなかったが、道路拡張に伴う軌道移設工事のため、2004年1月に数m西側に移設され、安全地帯が設置された(正式な改修完了は同年4月25日とされている)。これにより、伊予鉄道松山市内線のすべての乗り場に安全地帯が整備されている。なお、改修以前は「公園前駅」という名称であった。
 南町停留場(みなみまちていりゅうじょう)は、愛媛県松山市道後町二丁目にある伊予鉄道城南線の停留所。上下線とも安全地帯付。ホーム長が長く、2両の電車が停車可能である。
伊予鉄道城南線の南町停留場 - 上一万停留場間の軌道。
 上一万停留場(かみいちまんていりゅうじょう)は、愛媛県松山市勝山町2丁目にある伊予鉄道城南線の停留所。相対式2面2線で、上下線とも安全地帯付。地下道を通ってのりばへと向かう。横断歩道などは設置されていない。かつては、警察署前側に渡り線があったが、2000年代に入って撤去された。
伊予鉄道城南線の上一万停留場 - 警察署前停留場間の軌道。
伊予鉄道城南線の警察署前停留場 - 勝山町停留場間の軌道。
 勝山町停留場(かつやまちょうていりゅうじょう)は、愛媛県松山市一番町1丁目にある伊予鉄道城南線の停留所。勝山交差点自体が北東から南西に傾斜しており、この電停も勾配上にある。上下線とも安全地帯付。ホーム長が長く電車2両が停車可能。かつては、勝山通り側(愛媛銀行前)にも停留所(安全地帯の島)があったが、現在は国道11号側のみとなっている。ここから石手川の扇状地を登るやや急な勾配に変わり、上一万停留場を目指す。
伊予鉄道城南線の勝山町停留場 - 大街道停留場間の軌道。
伊予鉄道城南線の勝山町停留場 - 大街道停留場間の軌道。
伊予鉄道城南線の勝山町停留場 - 大街道停留場間の軌道。
 大街道停留場(おおかいどうていりゅうじょう)は、愛媛県松山市大街道3丁目および一番町2丁目にある伊予鉄道城南線(軌道)の停留所。国道11号上に位置し、停留所の間は交差点となっている。南には松山市有数の繁華街である大街道商店街がある。北側はロープウェイ街と呼ばれ、松山城へのロープウェイ乗り場へのゆるやかな登り道がある。道後温泉と松山市駅あるいはJR松山駅を結ぶ路線、および松山城の周囲を2方向から循環する環状線の路面電車が運行されている。坊っちゃん列車の途中停車駅である。勝山町停留場や警察署前停留場ほどではないが、勾配線上の電停である。
伊予鉄道城南線の大街道停留場 - 県庁前停留場間の軌道。
 県庁前停留場(けんちょうまえていりゅうじょう)は、愛媛県松山市一番町4丁目にある伊予鉄道城南線の停留所。ここから上一万にかけて、連続登り勾配となる。上下線とも安全地帯付。
 市役所前停留場(しやくしょまえていりゅうじょう)は、愛媛県松山市二番町四丁目にある伊予鉄道城南線の停留所。かつて停留所前に歩道橋があり、松山城をバックに路面電車の撮影ができたが、歩道橋は地下駐車場の工事が始まった1996年に撤去された。上下線とも安全地帯付。
伊予鉄道城南線の市役所前停留場 - 南堀端停留場間の軌道。
南堀端停留場 花園線(松山市駅前)との分岐。
南堀端停留場 伊予鉄道城南線の軌道。
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