更新日時 2014年04月03日

ローカル線の旅 錦川鉄道
 錦川鉄道錦川清流線は、山口県岩国市の川西駅から同市の錦町駅に至る錦川鉄道の鉄道路線である。錦川清流線は1987年(昭和62年)に旧国鉄特定地方交通線の岩日線を転換して開業した。正確には西日本旅客鉄道(JR西日本)岩徳線の川西 - 柱野間にある森ヶ原信号場が起点でそこから分岐している。2006年(平成18年)3月20日に旧岩国市・錦町・美川町などが合併し、新たに岩国市が発足したことにより、全線が岩国市内となった。ほぼ全線が錦川沿いを通っており、路線名はそれに因んでいる。元々岩日線は山陽本線の岩国駅と山口線の日原駅までを結ぶ陰陽連絡鉄道の一つとして建設されたものであり、「岩日線」の名称も「岩国」と「日原」の頭文字を取ったものであった。1963年に錦町駅まで開業したが国鉄再建法施行により特定地方交通線の第二次廃止対象路線に指定され、以北の建設を凍結、開業済み区間は第三セクター鉄道に転換された。国鉄時代に岩日北線として建設されていた錦町 - 日原間のうち完成していた錦町 - 雙津峡温泉間の路盤を有効活用したタイヤ付き遊覧車「とことこトレイン」の運行があげられる。
錦川鉄道錦川清流線
(岩国駅 - 西岩国駅 - )川西駅 - (森ヶ原信号場) - 清流新岩国駅 - 守内かさ神駅 - 南河内駅 - 行波駅 - 北河内駅 - 椋野駅 - 南桑駅 - 根笠駅 - 河山駅 - 柳瀬駅 - 錦町駅
 岩国駅(いわくにえき)は、山口県岩国市麻里布町一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。2009年3月14日ダイヤ改正までは「広島シティネットワーク」の最西端だった(同日より次の南岩国駅となった)が、現在でも当駅発着列車が多数設定されている。また、岩徳線の分岐駅である。なお「岩国市岩国」は西岩国駅、錦帯橋周辺にあるため当駅は本来の「岩国」から離れている。
 岩国駅構造は3面6線のホームを持つ地上駅。1番線は西口に面した単式ホームで、0番線は1番線の下関側にある切欠きホームである。3・4番線、6・7番線がそれぞれ島式ホームとなっている。また線名は、1番線が岩徳線本線、4番線が山陽線上り本線、7番線が山陽線下り本線となっている。徳山地域鉄道部管理の直営駅であるが、東口の駅業務は錦川鉄道に簡易委託されている。また、山陽本線の和木駅と南岩国駅 - 神代駅間各駅と、岩徳線の西岩国駅 - 米川駅間各駅の管理面での窓口となっている。
錦川鉄道錦川清流線の岩国駅 - 西岩国駅間の焼野第6踏切より撮影。
 西岩国駅(にしいわくにえき)は、山口県岩国市錦見(にしみ)六丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)岩徳線の駅である。川西駅から乗り入れる錦川鉄道錦川清流線の列車も利用可能であるが、当駅を含む岩国駅 - 川西駅間はJR線への片乗り入れという扱いのため、錦川鉄道の列車であってもJRの運賃が適用される。
 西岩国駅構造は単式ホーム1面1線、島式ホーム1面1線の地上駅。もとは相対式・島式2面3線であったが、島式ホームの2番線が廃止、撤去され現在の姿になった。元々単式だった上りホーム側に駅舎があり、互いのホームは玖珂寄りの跨線橋で連絡している。
 木炭自動車:この木炭自動車は、麻里布モーター(株)藤村一夫氏がモノを大切にする心を育てたいという気持ちから、昭和初期に使用されていた木炭ガスの発生装置を再現して製作し、岩国市に寄贈されたものです。車体後部に設置してあるボイラーで木炭を燃やし、ガスを発生させてエンジンに送り込みピストンを動かして走るものです。
錦川鉄道錦川清流線の西岩国駅 - 川西駅間の愛宕踏切より撮影。
 川西駅(かわにしえき)は、山口県岩国市川西二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・錦川鉄道の駅。JR西日本の管轄駅である。錦川清流線 - 当駅が起点であるが、全列車が岩徳線経由、岩国駅発着である。ただし岩国駅 - 川西駅間はJR線への乗り入れとなり、錦川鉄道の車両で運行される列車であってもJRの運賃が適用される。JR岩徳線と錦川鉄道の営業上の分岐駅であり、ホーム上に錦川清流線の0キロポストが設置されているが、施設上の分岐点は1.9km先にある森ヶ原信号場である。当駅と森ヶ原信号場の間は、JR西日本と錦川鉄道の両方が第1種鉄道事業者となっている。
 川西駅構造は鉄道駅本体としての構造徳山・錦町方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。山の斜面に設置されているため、駅入口から駅舎付き風のホームを見上げる状態であるが、橋上駅ではない。徳山地域鉄道部管理の無人駅である。改札口改札設備そのものがなく、使用済みの乗車券類(切符)を入れる箱があるだけである。乗車券類の販売ホーム上に近距離のJR西日本路線の普通乗車券のみを扱う自動券売機が設置されている。川西駅以西の錦川清流線の乗車料金は列車内にて支払い処理を行う。
錦川鉄道錦川清流線の川西駅 - 清流新岩国駅間の神ノ内踏切より撮影。
 清流新岩国駅(せいりゅうしんいわくにえき)は、山口県岩国市御庄にある錦川鉄道錦川清流線の駅。2013年3月16日に御庄駅(みしょうえき)から改称された。
 清流新岩国駅構造は盛土の上にある地上駅。単式1面1線のホームを持つ。かつては1面2線だったが、片側のレールは外されている。無人駅であり、改札口はない。ホーム上に、コンテナ緩急車の車掌室部分を改造した待合室がある。
錦川鉄道錦川清流線の清流新岩国駅 - 守内かさ神駅間より撮影。
 守内かさ神駅(しゅうちかさがみえき)は、山口県岩国市御庄にある錦川鉄道錦川清流線の駅。線内で最も遅く開業した駅である。秘境駅の1つでもある。
守内かさ神駅構造は単式1面1線のホームを持つ。駅は崖沿いにある。待合所はなく、小さな屋根がある。
錦川鉄道錦川清流線の守内かさ神駅 - 南河内駅間より撮影。
錦川鉄道錦川清流線の守内かさ神駅 - 南河内駅間より撮影。
南河内駅(みなみごうちえき)は、山口県岩国市角にある錦川鉄道錦川清流線の駅。無人駅である。
 南河内駅構造は単線1面1式のホームを持つ。トイレは無い。乗車券類の販売:無し。乗車料金の支払い処理は、列車の車内にて行なう。改札口:無し。駅に面する駐車場から、直接ホームに出入りする。付属施設:商店(自動販売機を含む):無し。
行波駅(ゆかばえき)は、山口県岩国市行波にある錦川鉄道錦川清流線の駅。
 行波駅構造は単式の1面1線のホームを持つ。駅舎は無く、ホーム上に屋根付きの待合施設がある。列車交換はできない。
北河内駅(きたごうちえき)は、山口県岩国市天尾にある錦川鉄道錦川清流線の駅。
 北河内駅構造は1面2線の島式ホームを持つ地上駅。駅舎は国鉄岩日線時代の物が残っている。
2線のホームを用いた列車交換が可能。現在、錦川清流線内で列車交換ができるのは当駅のみである。 列車交換用の分岐器には発条転轍器が使用され、列車が進行方向左側の線路へと誘導されるように常時固定(定位に固定)されている。
岩日線開業50周年記念碑。 錦川鉄道設立25周年記念碑。
椋野駅(むくのえき)は、山口県岩国市美川町南桑にある錦川鉄道錦川清流線の駅。
椋野駅構造は1面1線の無人駅。駅舎はなく、ホームの一部に屋根とベンチがある。トイレはない。
南桑駅(なぐわえき)は、山口県岩国市美川町南桑にある錦川鉄道錦川清流線の駅。
 南桑駅構造は1面1線の無人駅。乗車料金の支払い処理を列車の車内にて行う為、駅での乗車券販売や改札は行わない。トイレと飲料の自販機(対岸の商店前にあり)はない。国道187号の通っている集落地域へ行くには、連絡用の橋を使って、錦川を渡る必要がある。
根笠駅(ねがさえき)は、山口県岩国市美川町根笠にある錦川鉄道錦川清流線の駅。
 根笠駅構造は1面1線の単式ホームを持つ無人駅。列車内で運賃の支払い処理を行なうため、当駅での出改札業務は行われていない。改札口は無く、階段に繋がる柵の切り欠き部分を通ってホームへ出入りする。ホームへ取り付けられた上屋屋根以外には、駅舎と呼べるものは存在しない。売店(自動販売機を含む)も無いが、トイレについては、ホーム上に位置案内の表示がある。なお、当駅には駐輪場と駐車場(数台程度)が設置されてあり、階段以外に自動車用の連絡道路も存在する。これらの施設は、周辺集落の通勤通学客が主に使用しているものと思われる。
錦川鉄道錦川清流線の根笠駅 - 河山駅間より撮影。
 河山駅(かわやまえき)は、山口県岩国市美川町四馬神(しめがみ)にある錦川鉄道錦川清流線の駅である。
 河山駅構造は以前は1面2線の島式ホームであったが、1線が廃止となり、現在は1面1線の島式ホームの無人駅である。駅舎に近い側の端は、なだらかな傾斜になっている。なお、廃止となったホーム(駅舎に近い方)は、乗降用通路の個所が舗装で埋められたうえ、分岐器や一部の線路が取り外されている。駅舎内に改札口の柵はあるが駅員室は無く、全面コンコースとなっている。運賃の支払い処理は列車内で行なう為、乗車券類の販売を行う設備は無い。駅出入口に引き戸の扉が備わっているが、列車運転時間外の施錠が行なわれているかどうかは不明である。駅出入口の外側にトイレが備え付けられている。売店(自動販売機を含む)は営業していない。駅出口と外部の道路の間には、手すりの付いた10段強の階段が存在する。
錦川鉄道錦川清流線の河山駅 - 柳瀬駅間より撮影。
錦川鉄道錦川清流線の河山駅 - 柳瀬駅間より撮影。
錦川鉄道錦川清流線の河山駅 - 柳瀬駅間より撮影。
柳瀬駅(やなぜえき)は、山口県岩国市美川町四馬神にある錦川鉄道錦川清流線の駅。
 柳瀬駅構造は一面一線の単線駅。トイレと飲料の自販機はない。ホーム上に上り列車用、駅から若干離れた河山側に下り列車用の特殊信号発光機がある。
錦川鉄道錦川清流線の柳瀬駅 - 錦町駅間より撮影。
錦町駅(にしきちょうえき)は、山口県岩国市錦町広瀬にある錦川鉄道錦川清流線の駅。
 錦町駅構造は1面1線の単線駅(夜間滞泊可能)。駅の目の前で分岐するポイントは、車庫につながっている。当初、六日市・日原方面に延長された際にはカーブするように改良する予定であった。駅舎には錦川鉄道株式会社の本社があり、駅員配置駅となっている。また駅舎内には自動券売機も設置されており、近距離ならJR西日本線との連絡きっぷの発券も可能。駅併設の車庫に隣接する形でタイヤ付き遊覧車とことこトレインの錦町駅がある。
 NT3000形気動車(NT-3001、NT-3002、NT-3003、NT-3004)2007年(平成19年)3月31日営業運転開始の現行車両。老朽化したNT2000形置換えのため製造された新潟トランシス製の最新軽快気動車 (NDC)。従来のNT2000形(後述)より一回り大きい18 m 級となり貫通扉とトイレ付き。車内はセミクロスシートながらクロスシート部分が転換式クロスシートとなり、旅客の乗降口には入口・出口の区分を示す文字表示器が設置されている。JR団体車両や従来型NT2000形との協調運転はできない。車両ごとに愛称が与えられており(仕様は各車両とも同一)、沿線の自然・生物をイメージしたイメージカラーで塗り分けられており、イメージカラーにちなんだ生物のイラストも描かれている。
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