更新日時 2016年07月25日

ローカル線の旅 三岐鉄道北勢線
 三岐鉄道北勢線は、三重県桑名市の西桑名駅から三重県いなべ市の阿下喜駅までを結ぶ三岐鉄道の鉄道路線である。日本では数少なくなった一般的な営業を行う762mm軌間のナローゲージの鉄道路線の一つである。路線は1914年(大正3年)、大山田(現在の西桑名)- 楚原間14.5kmに軽便鉄道として開業した。戦時統合などによる運営主体の変更を複数回経て近畿日本鉄道(近鉄)の路線となっていたが、累積赤字により近鉄が廃止の意向を打ち出したため、2003年(平成15年)4月1日より10年間の約束で地元自治体の支援により三岐鉄道が運営を継承している。
三岐鉄道 北勢線
西桑名駅 - 馬道駅 - 西別所駅 - 蓮花寺駅 - 在良駅 - 星川駅 - 七和駅 - 穴太駅 - 六把野駅 - 東員駅 - 大泉駅 - 長宮駅 - 楚原駅 - 麻生田駅 - 阿下喜駅
三岐鉄道三岐線と北勢線の駅写真を撮影する為に1日乗り放題パスを購入。
 西桑名駅(にしくわなえき)は、三重県桑名市寿町二丁目にある、三岐鉄道北勢線の駅である。300mほど北に東海旅客鉄道(JR東海)関西本線、近畿日本鉄道(近鉄)名古屋線、養老鉄道養老線が乗り入れる桑名駅があり、相互に乗換えが可能である。
 西桑名駅構造は単式ホーム1面1線を持つ地上駅である。駅舎はホーム東側に設けられている。終日駅員が配置されている。北勢線の他の駅のように東員駅からの遠隔監視駅にはなっていない。駅舎には、自動券売機(2台)、自動改札機(3通路、うち1通路は車椅子対応のワイド型)、自動精算機(1台)を備えている。普通券・回数券・定期券等の購入が可能である。トイレは駅舎の改札内に設けられている(水洗、男女別、多目的トイレは無し)。冷暖房付の待合室が設置されている。駅舎内に公衆電話が設置されている。バリアフリーには一部施設について対応していない(駅舎入口階段等)。駅の建物はロッテリアやバスの切符売り場と同じ並びにある。駅前に桑名市営の有料駐車場等があり、車を駅に止めて電車を利用するパークアンドライドは可能ではある。車の停車スペースを備え、車で駅に送ってもらい電車を利用するキスアンドライドが可能となっている。駅前がバスターミナルであり、バスへの乗り継ぎが可能である。駅前ロータリーにタクシーが常駐する。平成26年度に桑名駅の駅舎を現在より南に西桑名駅の駅舎を現在よりも北に移設し、西桑名駅と桑名駅の乗り換えの利便性を改善させる計画があるが事業中止。
三岐鉄道北勢線の西桑名駅 - 馬道駅間の西桑名第2号踏切から撮影。
三岐鉄道北勢線の西桑名駅 - 馬道駅間の西桑名第4号踏切から撮影。
馬道駅(うまみちえき)は、三重県桑名市大字本願寺字笠松にある、三岐鉄道北勢線の駅である。
 馬道駅構造は相対式ホーム2面2線を持つ地上駅である。下り線ホーム側(南側)のみに駅舎がある。 上り線には西桑名方の踏切から直接上る構造になっており、下り線側にある駅舎を経由して行くことはできない。駅舎は近鉄時代からのものであるが、2005年(平成17年)に改装工事が実施された。
西別所駅(にしべっしょえき)は、三重県桑名市大字西別所にある、三岐鉄道北勢線の駅である。
西別所駅構造は単式ホーム1面1線を持つ地上駅である。ホーム横に駅舎がある。
三岐鉄道北勢線の西別所駅 - 蓮花寺駅間の西別所第5号踏切から撮影。
蓮花寺駅(れんげじえき)は、三重県桑名市大字蓮花寺にある、三岐鉄道北勢線の駅である。
 蓮花寺駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅である。ホームは大型のU字ブロックとコンクリート板で組み合わされたもので、ホーム下部に退避可能である。北勢線で唯一、電車接近表示灯が設置されている。駅舎は平屋建てで線路の南側にある。駅舎西側部分の改札内にはトイレ(多目的トイレのある男女別の水洗式)が、ホームに面した駅舎東側に待合室がある。駅舎には、自動券売機(1台)、自動改札機(2通路、うち1通路は車椅子対応のワイド型)、自動精算機(1台)が備えられており、普通券・回数券の購入が可能であるが、定期券の購入はできない。監視カメラが備えられ東員駅からの遠隔監視駅である。駅員は配置されていない。駅前広場は従前からある在良地区市民センター駐車場を拡充する形で整備されたものである。駅前には車の停車スペースが備えられており、キスアンドライドが可能であるほか、駅前広場南東側および線路北側には31台分(うち駅前舗装部分19台、線路北側未舗装部分12台)の鉄道利用者用無料駐車場があり、パークアンドライドも可能となっている。このほかに、在良地区市民センター利用者専用駐車場が37台分設けられている。駅前広場にはロータリーは無いが、駐車場での車の転回は可能である。また、駅前広場北西側のホーム壁面に面して44台分の無料駐輪場がある。駅前広場・駅舎・ホーム等の施設について バリアフリーに対応している。現在の駅は2008年(平成20年)に移転・新設されたもので、それ以前は当駅から約130m桑名方に位置した。旧駅はホームと小規模な駅舎だけの簡素な設備を有していた。当駅建設に係わる用地取得、駅前広場整備は地元の桑名市が行った。
三岐鉄道北勢線の蓮花寺駅 - 在良駅間の蓮花寺第2号踏切から撮影。
在良駅(ありよしえき)は、三重県桑名市大字額田字中縄にある、三岐鉄道北勢線の駅である。
 在良駅構造は島式ホーム1面2線(駅舎側:東員・阿下喜方面、駅舎反対側:馬道・西桑名方面)を持つ地上駅である。2006年に駅舎の新築、自動券売機等の設置等の工事が実施され、従来の駅から一新された。
三岐鉄道北勢線の在良駅 - 星川駅間の在良第5号踏切から撮影。
 星川駅(ほしかわえき)は、三重県桑名市大字星川にある、三岐鉄道北勢線の駅である。2005年(平成17年)3月26日に坂井橋駅の500m阿下喜寄りのユーストア(現・ピアゴ)駐車場南西端に新設された。北勢線では過去にも2度「星川」と名のる駅が存在した。
 星川駅構造は単式ホーム1面1線を持つ地上駅である。ホームは大型のU字ブロックの上にコンクリートの板を乗せただけの簡素なもので、ホーム下部に退避可能な構造となっている。一階建ての駅舎が線路の北側に設置されており、平日の7:00 - 20:00、土曜日の8:00 - 17:00に駅員が配置される。駅舎東側部分の改札内に多目的トイレと男女別の水洗式トイレがあるが、最近トイレ内のいたずらが多いため、駅員がいない時間は多目的トイレのみ閉鎖される。駅舎東側部分の改札外には冷暖房付の待合室が、駅舎入口に公衆電話、郵便ポストがそれぞれ1台設置されている。駅舎は用水路を挟んでホームに面している。駅舎部分の敷地はピアゴからの借地である。
七和駅(ななわえき)は、三重県桑名市大字芳ヶ崎にある、三岐鉄道北勢線の駅である。
 七和駅構造は島式ホーム1面2線を持つ地上駅である。2005年(平成17年)に駅舎の改装、自動券売機等の設置、トイレの新設、駅前送迎スペースの整備、駐輪場の新設工事が実施され、従来の駅から一新された。
三岐鉄道北勢線の七和駅 - 穴太駅間の七和第5号踏切から撮影。
穴太駅(あのうえき)は、三重県員弁郡東員町大字筑紫にある、三岐鉄道北勢線の駅である。
 穴太駅構造は以前はホームのみの小さな駅であったが、2005年(平成17年)に駅舎・ホームが線路南側に新設され、同時に駅前広場・駐車場・駐輪場等が整備された。新駅に切替後、線路北側にあった従来のホームは撤去された(ホーム撤去後は道路となっている)。なお、当駅建設に係わる用地取得、駅前広場整備は地元の東員町が行なった。
三岐鉄道北勢線の穴太駅 - 六把野駅間の穴太第4号踏切から撮影。
三岐鉄道北勢線の穴太駅 - 六把野駅間の穴太第5号踏切から撮影。
三岐鉄道北勢線の穴太駅 - 六把野駅間の穴太第6号踏切から撮影。
 東員駅(とういんえき)は、三重県員弁郡東員町大字山田にある、三岐鉄道北勢線の駅である。2005年(平成17年)3月26日に六把野駅と北大社駅(現北大社信号場)とを統合し、両駅の中間(県道142号線沿い)に新設開業したものである。
 東員駅構造は島式ホーム1面2線を持つ地上駅である。北側のホームが西桑名方面、南側が阿下喜方面である。ただし、異常時・列車回送時などにホームのどちらの線においても桑名方・阿下喜方各方面への出発が可能であり、桑名方・阿下喜方からホームのどちらの線にも進入可能となっている。安全側線を有し(北勢線では当駅と大泉駅のみ設置)、列車行き違い時の駅構内への上下列車の同時進入が可能となっている。電車の留置線が下り線阿下喜方に1線、ホーム南側に1線設けられており、昼間でも列車が1編成ほど留置されているのを見ることができる。このホーム南側の1線の奥には保線基地があり、保線用モーターカーが留置されている。ホームは大型のU字ブロックの上にコンクリートの板を乗せただけの簡素なもので、ホーム下部に退避可能な構造となっている。当駅では阿下喜方面行き列車の一部で車庫へ入庫等のため車両取替えを実施することがあり、車両乗換旅客への配慮のためホーム全長に上屋が設けられているのが特徴である。ホーム中央に10人ほど座れる椅子が設置されている一方、ホーム桑名方にはスロープが設置され、下り線の起点側にある構内通路踏切を介して駅舎に連絡させることによりバリアフリーに対応させている。
 7編成24両の車両が在籍する。現在、すべての車両が高速化改造工事を施され、冷房化改造工事が引き続き進行している。近鉄時代より編成に番号(K71など)が付されている。なお三重交通・近鉄時代の形式は制御電動車(cM)・制御車(cT)・付随車(T)がそれぞれ「モ」「ク」「サ」だったが、冷房化・高速化改造編成から三岐線と同じ「クモハ」「クハ」「サハ」に改められている。「クモハ」の形式記号を使用しているJR以外の鉄道事業者は少ない。保線用モーターカーも可愛いですね。
三岐鉄道北勢線の東員駅 - 大泉駅間の東員第1号踏切から撮影。
 北大社信号場(きたおおやしろしんごうじょう)は、三重県員弁郡東員町にある三岐鉄道北勢線の信号場。元は北大社駅という駅であったが、三岐鉄道の事業合理化の方針により2005年(平成17年)3月26日に六把野駅と統合され、廃駅となり信号場となった(同日、桑名市消防署東員分署前に東員駅が開業)。開業時から北勢線の運転の中枢として、構内には車庫(北大社車両管理区)が置かれた。駅としての機能は失ったが、車庫への車両の出入庫のため、信号場として存続したものである。
ナローゲージの車輪も可愛いですね。
三岐鉄道北勢線の東員駅 - 大泉駅間の東員第4号踏切から撮影。
三岐鉄道北勢線の東員駅 - 大泉駅間の東員第7号踏切から撮影。
三岐鉄道北勢線の東員駅 - 大泉駅間の東員第8号踏切から撮影。
三岐鉄道北勢線の東員駅 - 大泉駅間の東員第9号踏切から撮影。
大泉駅(おおいずみえき)は、三重県いなべ市員弁町大泉にある、三岐鉄道北勢線の駅である。
 大泉駅構造は島式ホーム1面2線を有する地上駅。下り線から上り西桑名方面への折り返しが可能となっているが、現在当駅折り返しの列車はない。安全側線を有し、列車行き違い時に列車の同時進入が可能である。
三岐鉄道北勢線の大泉駅 - 長宮駅間の大泉第5号踏切から撮影。
楚原駅(そはらえき)は、三重県いなべ市員弁町楚原にある、三岐鉄道北勢線の駅である。
楚原駅構造は相対式ホーム2面2線を持つ地上駅であり、上り線ホーム側に駅舎がある。
三岐鉄道北勢線の楚原駅 - 麻生田駅間の楚原第3号踏切から撮影。
三岐鉄道北勢線の楚原駅 - 麻生田駅間の六把野井水橋梁「ねじりまんぽ」
三岐鉄道北勢線の楚原駅 - 麻生田駅間の明智川拱橋。
三岐鉄道北勢線の楚原駅 - 麻生田駅間の楚原第7号踏切から撮影。
三岐鉄道北勢線の楚原駅 - 麻生田駅間の楚原第8号踏切から撮影。
三岐鉄道北勢線の楚原駅 - 麻生田駅間の山田川橋梁。
三岐鉄道北勢線の楚原駅 - 麻生田駅間の楚原第10号踏切から撮影。
麻生田駅(おうだえき)は、三重県いなべ市北勢町麻生田にある、三岐鉄道北勢線の駅である。
麻生田駅構造は単式ホーム1面1線を持つ地上駅である。
三岐鉄道北勢線の麻生田駅 - 阿下喜駅間の楚原第2号踏切から撮影。
三岐鉄道北勢線の麻生田駅 - 阿下喜駅間の楚原第3号踏切から撮影。
 阿下喜駅(あげきえき)は、三重県いなべ市北勢町阿下喜にある、三岐鉄道北勢線の駅で、同線の終着駅である。
 阿下喜駅構造は島式ホーム1面2線のホームを持つ地上駅である。かつては単式ホーム1面1線であったが、構内2線化時に現在のホームに切り替えられた。駅前広場・駅舎・ホーム等の施設について バリアフリーに対応しており、三重県が定める「三重県だれもが住みよい福祉のまちづくり推進要綱」「三重県バリアフリーのまちづくり推進条例」の整備基準に基づいていることを示す適合証交付施設となっている。
 当駅の南側に隣接して、軽便鉄道博物館が市民団体により運営されている。昭和6年製軽便電車モニ226号が保存されている。 館内にある転車台は、過去に当駅で実際に使われていたものを移設したものである(元は、駅舎北西側の赤川横にあった)。
昭和6年製軽便電車モニ226号。
戻る Copyright (C) 2008-2016 hotetu.net All Rights Reserved
外部から直接リンクで飛んできた方は右ホームページリンクへ http://www.hotetu.net/ 歩鉄の達人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』