更新日時 2014年08月14日

ローカル線の旅 鳥海山ろく線
 由利高原鉄道鳥海山ろく線とは、秋田県由利本荘市の羽後本荘駅から同市の矢島駅に至る由利高原鉄道が運営する鉄道路線。日本国有鉄道(国鉄)の特定地方交通線であった矢島線(やしません)を引き継いだ路線である。全線が由利本荘市内を通る。ワンマン運転の各駅停車が線内折り返しで1日14往復運行されている。このうち午前中の1往復は秋田おばこ姿のアテンダントが乗務する「まごころ列車」として運転される。区間運転はなく、全列車が全区間運転である。前郷駅にて閉塞方式が変わるため、同駅発着の際にタブレット交換が行われている。国鉄時代は現在と異なり、矢島駅での夜間滞泊はなかった。改正鉄道敷設法別表第13号の「秋田県本荘ヨリ矢島ヲ経テ院内ニ至ル鉄道」の一部であり、横荘鉄道が1922年に開業した路線を1937年に買収・国有化し、延長したものである。横荘鉄道は、横手と本荘を連絡するため、横手と羽後本荘からそれぞれ路線を延ばしたが、鉄道敷設法の予定線と重なる羽後本荘からの路線(西線)のみが買収の対象となった。買収の対象とならなかった東線(横手 - 老方間)は、雄勝鉄道、羽後交通(横荘線)を経て1971年に廃止されている。矢島線は、1980年の国鉄再建法施行により第1次特定地方交通線に指定され、1982年1月には対策協議会が開始される。臨時列車の試行等を行なったものの輸送密度は伸びず一時はバス転換の方針に固まりつつあった。1984年になって弘南鉄道が矢島線引受を表明したことから地元での鉄道存続に方針が変わり、7月の対策協議会で第三セクター化を正式決定。1985年に由利高原鉄道に転換された。
駅一覧
羽後本荘駅 - 薬師堂駅 - 子吉駅 - 鮎川駅 - 黒沢駅 - 曲沢駅 - 前郷駅 - 久保田駅 - 西滝沢駅 - 吉沢駅 - 川辺駅 - 矢島駅
由利高原鉄道鳥海山ろく線を撮影の為、列車に乗りませんが1日乗車券を購入。
 羽後本荘駅(うごほんじょうえき)は、秋田県由利本荘市西梵天(にしぼんてん)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・由利高原鉄道の駅である。JR東日本の羽越本線と、由利高原鉄道の鳥海山ろく線が乗り入れ、接続駅となっている。鳥海山ろく線については当駅が起点である。由利本荘市の中心駅であり、特急「いなほ」・臨時寝台特急「あけぼの」が停車する。また年に数回、臨時快速「きらきらうえつ」が当駅発着となる。
 羽後本荘駅構造は島式ホーム2面4線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。駅舎はホームの西側にある。JRは、1・2番線(第1ホーム)、3番線(第2ホーム)を使用する。由利高原鉄道は、4番線(第2ホーム)を使用している。出札・改札口はJR改札となりの専用ブースにあるが、通路と陸橋はJRと同一構内にある。JRの駅は直営駅である。管理駅として、本楯駅 - 道川駅間の各駅を管理する。由利高原鉄道4番線のすぐ隣に羽越本線3番線秋田方と由利高原鉄道をつなぐ側線があり、由利高原鉄道がメーカーからの車両を搬入するときにだけ使用されている(通常は途中に簡易車止めが置かれ、由利高原鉄道の保守用車が留置)。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の羽後本荘駅 - 薬師堂駅間の本荘街道踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の羽後本荘駅 - 薬師堂駅間の深持踏切より撮影。
 薬師堂駅(やくしどうえき)は、秋田県由利本荘市薬師堂にある、由利高原鉄道鳥海山ろく線の駅である。無人駅である。当駅より羽後本荘方では、鳥海山ろく線が羽越本線と並行しているが、羽越本線の駅が設けられたことはない。
 薬師堂駅構造は単式1面1線のホームを持つ地上駅。西側に並行する羽越本線側に、駅舎とホームあり。駅に向かうには、羽越線側(矢島街道踏切)からも、鳥海山ろく線側(薬師道踏切)からも踏切を渡って向かう。老朽化した初代駅舎が2009年8月に解体され、同年10月にバリアフリー化された新駅舎に建て替えられた。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の薬師堂駅 - 子吉駅間の薬師堂踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の薬師堂駅 - 子吉駅間の小舘踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の薬師堂駅 - 子吉駅間の1号線踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の薬師堂駅 - 子吉駅間の23号線踏切より撮影。
 子吉駅(こよしえき)は、秋田県由利本荘市玉ノ池にある、由利高原鉄道鳥海山ろく線の駅である。玉ノ池簡易郵便局を併設している。無人駅である子吉駅 - 鮎川駅間は、鮎川・羽後本荘方面に向かって上り坂となっている。馬力の低い蒸気機関車が走っていた頃はこの坂が難所となっており、しばしば坂を上りきれず、いったん鮎川方面にバックしたあと、再び勾配に挑む姿が見られた。
 子吉駅構造は単式1面1線のホームを持つ地上駅。旧駅舎にはかつて切符売り場があったが閉鎖され、旧出札窓口には玉ノ池簡易郵便局が設置されていた。2011年に建設された新駅舎はその簡易郵便局が入居することを考慮して建設され、簡易郵便局は引き続き設置されている(出札・改札業務は行っていない)。駅舎の中に郵便局が存在する珍しい駅である。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の子吉駅 - 鮎川駅間の玉の池踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の子吉駅 - 鮎川駅間の鮎川小学校踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の子吉駅 - 鮎川駅間の立井地踏切より撮影。
 鮎川駅(あゆかわえき)は、秋田県由利本荘市東鮎川にある、由利高原鉄道鳥海山ろく線の駅である。無人駅である。
 鮎川駅構造は単式1面1線のホームを持つ地上駅で、かつては行き違い設備があった。2003年12月に現駅舎に改築された。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の鮎川駅 - 黒沢駅間の沢口踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の鮎川駅 - 黒沢駅間の寺田踏切より撮影。
 黒沢駅(くろさわえき)は、秋田県由利本荘市黒沢にある、由利高原鉄道鳥海山ろく線の駅である。無人駅。
 黒沢駅構造は単式1面1線のホームを持つ地上駅で、かつては古色蒼然たる駅舎であったが、2003年12月に改築された。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の黒沢駅 - 曲沢駅間の黒沢踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の黒沢駅 - 曲沢駅間の曲沢踏切より撮影。
 曲沢駅(まがりさわえき)は、秋田県由利本荘市前郷にある、由利高原鉄道鳥海山ろく線の駅である。無人駅。
曲沢駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホーム上に待合所がある。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の曲沢駅 - 前郷駅間の石沢街道踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の曲沢駅 - 前郷駅間の根堀台踏切より撮影。
 前郷駅(まえごうえき)は、秋田県由利本荘市前郷にある、由利高原鉄道鳥海山ろく線の駅である。社員配置駅。当駅所属の駅員は居らず、矢島駅・前郷駅のローテーション勤務となっている。
 前郷駅構造は相対式2面2線のホームを持つ地上駅。国鉄矢島線時代末期に交換設備を廃止、ホーム1面1線であったものを第3セクター転換時に列車本数増のためホームを増設、再び交換可能とした。当駅を境に閉塞方式が変わるため、羽後本荘方からの到着列車(下り)からは、スタフを受け取り、矢島方から来た列車(上り)からタブレットを受領し、対向列車は反対の受領を行う。駅員が常駐し、駅員からの手渡しで各列車への受渡しをしている。
 YR-3000形は、由利高原鉄道鳥海山ろく線で2012年4月1日から運用を開始した気動車である。車内はセミクロスシートでテーブルが据え付けられている。連結装置は密着自動連結器を使用している。老朽化しているYR-1500形の置き換え用として2012年4月1日より営業運転を開始した日本車輌製造製の軽快気動車。松浦鉄道MR-600形をベースにしている。以後、毎年1両ずつ配備され、最終的に3両の配備が予定されている。各車両は構造・形状は共通ながら、それぞれ異なるカラーリングとなり、2012年から営業中のYR-3001は緑を基調とし、シートモケットの模様は由利本荘市の御殿まりをイメージしたものとなっている。またYR-3002は秋田県旗をイメージした赤を、YR-3003は沿線を流れる子吉川をイメージした青を基調としたカラーリングとなっている。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の前郷駅 - 久保田駅間の飯沢踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の前郷駅 - 久保田駅間の久保田踏切より撮影。
 久保田駅(くぼたえき)は、秋田県由利本荘市久保田にある、由利高原鉄道鳥海山ろく線の駅である。無人駅。
久保田駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の久保田駅 - 西滝沢駅間の杏の木踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の久保田駅 - 西滝沢駅間の蟹沢踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の久保田駅 - 西滝沢駅間の山本踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の久保田駅 - 西滝沢駅間の第2吉沢踏切より撮影。
 西滝沢駅(にしたきさわえき)は、秋田県由利本荘市蟹沢にある、由利高原鉄道鳥海山ろく線の駅である。無人駅。駅名は開業当時の所在地である西滝沢(にしたきざわ)村に因むが、駅名の読みは「にしたきさわ」であり濁らない。
 西滝沢駅構造[は単式ホーム1面1線を有する地上駅。矢島駅開業前までは終着駅であり、行き違い設備の面影が今でも残っている。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の西滝沢駅 - 吉沢駅間の新上条踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の西滝沢駅 - 吉沢駅間の伝造小路踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の西滝沢駅 - 吉沢駅間の上原踏切より撮影。
 吉沢駅(よしざわえき)は、秋田県由利本荘市吉沢にある、由利高原鉄道鳥海山ろく線の駅である。無人駅。また、2009年には田舎に泊まろうでロケ地になり、全国放映されている。
吉沢駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅である。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の吉沢駅 - 川辺駅間の小坂戸踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の吉沢駅 - 川辺駅間の林踏切より撮影。
川辺駅(かわべえき)は、秋田県由利本荘市矢島町川辺にある、由利高原鉄道鳥海山ろく線の駅である。
川辺駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅で無人駅である。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の吉沢駅 - 川辺駅間の田中踏切より撮影。
由利高原鉄道鳥海山ろく線の吉沢駅 - 川辺駅間の立石踏切より撮影。
 矢島駅(やしまえき)は、秋田県由利本荘市矢島町七日町字羽坂にある、由利高原鉄道鳥海山ろく線の駅。同線の終着駅となっている。社員配置駅。
 矢島駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅。車両基地が隣接し、夜間停泊がある。駅舎には出札窓口、直営の旅行センター(びゅう商品等取扱)と売店がある。由利高原鉄道の本社が併設されている。
YR-1503。 YR-3000形。3003
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