更新日時 2017年06月20日

ローカル線の旅 近鉄生駒鋼索線
 近鉄生駒鋼索線:は、奈良県生駒市の鳥居前駅から宝山寺駅を経て生駒山上駅までを結ぶ近畿日本鉄道の鋼索鉄道線。生駒ケーブルとも呼ばれる。鳥居前駅 - 宝山寺駅間の宝山寺線、宝山寺駅 - 生駒山上駅間の山上線の2区間からなる。宝山寺線は日本最初の営業用ケーブルカーで、生駒聖天と呼ばれている宝山寺への足であり、山上線は生駒山上にある遊園地「生駒山上遊園地」への足となっている。宝山寺線は、2つのケーブルカーが並ぶ複線だが、運用上はそれぞれが分離された単線並列形態で、それぞれ宝山寺1号線・宝山寺2号線と呼ばれている。山上線は1つのケーブルカーからなる単線で2つの途中駅がある。通常は宝山寺1号線と山上線だけが運行され、正月などの多客期には宝山寺2号線も同時に運行されるほか、宝山寺1号線の点検時も宝山寺2号線が代わって運行される。通常、宝山寺1号線の点検は毎週木曜日に実施される。宝山寺線は沿線がマンションも建つなど住宅地化されているため、ケーブルカーとしては珍しく立派な通勤通学路線として機能している。住宅地を通過するために踏切も3箇所存在し、そのうち1箇所(鳥居前3号踏切)は自動車が通過可能である。また、山上線にも歩行者専用の踏切が2箇所存在する。
宝山寺線:鳥居前駅 - 宝山寺駅間 0.9km
山上線:宝山寺駅 - 生駒山上駅間 1.1km
 鳥居前駅(とりいまええき)は、奈良県生駒市元町一丁目にある近畿日本鉄道生駒鋼索線(宝山寺線)の駅。駅番号はY17。ほぼ同一地点にある生駒駅(C27/A17/G17)との相互連絡駅。鳥居前駅構造は櫛形3面2線のホームを持つ駅で、生駒駅南西側の道路を隔てた場所にある。駅舎は鉄筋コンクリート構造2階建であり、1階は主に生駒警察署近鉄生駒駅前交番が入り、2階を駅舎及びホームとして使用している。便所は水洗式。生駒駅との改札口同士は駅ビルの商店街を介してデッキで接続されている。鳥居前駅の名前の由来である大鳥居(一の鳥居)が近くにあったが、駅前再開発に伴い1982年に宝山寺境内に移設された。
宝山寺1号線の鳥居前駅に停車中のコ11形客車「ブル」
宝山寺2号線の鳥居前駅に停車中の「白樺」
宝山寺2号線の鳥居前駅に停車中の「白樺」の計器類。このワイパーは10t動車と同じ?
近鉄生駒鋼索線宝山寺線の鳥居前駅 - 宝山寺駅間の鳥居前第1号踏切より撮影。
近鉄生駒鋼索線宝山寺線の鳥居前駅 - 宝山寺駅間の鳥居前第2号踏切より撮影。
近鉄生駒鋼索線宝山寺線の鳥居前駅 - 宝山寺駅間の鳥居前第3号踏切より撮影。
近鉄生駒鋼索線宝山寺線の鳥居前駅 - 宝山寺駅間ので撮影。
近鉄生駒鋼索線宝山寺線の宝山寺駅。宝山寺1号線「ミケ」
 宝山寺駅(ほうざんじえき)は、奈良県生駒市門前町にある近畿日本鉄道生駒鋼索線(宝山寺線・山上線)の駅。駅番号はY18。鳥居前駅から生駒山上駅まで乗り通す場合はこの駅で乗り換えとなる。近鉄で唯一、現在でも普通乗車券での途中下車が可能な駅である。
 宝山寺駅構造は改札口を入り右側に宝山寺線ホーム、左側に山上線ホームが設けられている地上駅。便所は改札内にあり、男女別の汲取式(生駒鋼索線唯一)。
 近鉄生駒鋼索線山上線は日中(9 - 18時台)のみの運転で、運転間隔は40分毎である。所要時間7分。児童の遠足など団体客があるときには臨時列車が設定される。また、生駒山上遊園地のナイター営業時には夜間も20分間隔で運転されるほか、GWや夏休みなどの繁忙期には10分間隔の運転を実施、さらに1月1日(元日)の未明から朝にかけては生駒山から初日の出を拝む客のために朝5:30過ぎから頻発運転が行なわれる。通常は普通のみであるが、前述の夜間延長運転時と臨時列車については途中駅に停車しない直行として運転される(2006年度以前は直行の定期運転があった)。ただ、最近では土休日に生駒山上遊園地の営業時間にあわせて40分間隔で直行が運転されることが多くなっており、このときは普通と直行が20分間隔で交互に運転される。
近鉄生駒鋼索線山上線の宝山寺駅。
近鉄生駒鋼索線山上線の宝山寺駅 - 梅屋敷駅間の踏切より撮影。
 梅屋敷駅(うめやしきえき)は、奈良県生駒市門前町にある近畿日本鉄道生駒鋼索線(山上線)の駅。駅番号はY19。周囲に民家は少なく、主に宝山寺および宝山寺奥之院の参拝の為に設置された駅であり、宝山寺駅よりも宝山寺に近い。運賃や運転本数の点では宝山寺駅で下車するよりも不便になるが、宝山寺駅から下車し参拝すると本堂まで参道の階段を登らなければならないので、この駅から下った方が楽である。初詣及び行楽シーズン時期を除き一日当たりの乗降客は極僅かである。尚、直行(現在は生駒山上遊園地のナイター営業時のみ運転)はこの駅を通過する。
 梅屋敷駅構造は1面1線の単式ホームで、無人駅。上屋は無く、照明にはLED(発光ダイオード)式照明灯が3基、駅舎はLED型蛍光灯が設置されている。自動改札機や自動券売機はなく、宝山寺駅寄りにある入口には小さな駅舎に待合用のベンチが設けられている。棒線駅のため、生駒山上行きと宝山寺行きの双方が同一ホームに発着する。駅舎前には第3種踏切が設置されており、奥の院へは踏切を渡りまっすぐ行くと参拝道がありそれを登ると行ける。また、宝山寺本堂へは、その参拝道を下るか、踏切を渡らずにそのまま階段を下り、宝山寺駅と梅屋敷駅の間のトンネルの上を越える道を通ると参拝できる。
 霞ヶ丘駅(かすみがおかえき)は、奈良県生駒市菜畑町にある近畿日本鉄道生駒鋼索線(山上線)の駅。駅番号はY20。生駒山上駅から宝山寺方面に降りる山道から少し脇に入ったところにある。交走式ケーブルカーの特性上、梅屋敷駅を設けた関係で設けられた駅であり(上り下りの一方の車両が霞ヶ丘駅に停まっている間、もう一方が梅屋敷駅に停車する)、利用客は滅多にいない秘境駅。尚、直行(現在は生駒山上遊園地のナイター営業時やゴールデンウイーク、土休日で多客時に臨時で運転)はこの駅を通過する。単式1面1線のホームで、無人駅。出入口はホーム生駒山上寄りにある。改札や駅舎はなく、直接ホームに入る形になっている。登山道からホームに入るためには、階段状の第3種踏切を横断する。ホームは階段状になっている。 棒線駅のため、生駒山上行きと宝山寺行きの双方が同一ホームに発着する。
近鉄生駒鋼索線山上線の梅屋敷駅 - 生駒山上駅間の踏切より撮影。
 生駒山上駅(いこまさんじょうえき)は、奈良県生駒市菜畑町にある、近畿日本鉄道生駒鋼索線(山上線)の終着駅。駅番号はY21。
 生駒山上駅構造は頭端式2面1線でホームは階段状になっている。駅舎はホーム車止め寄りにあり、通常は宝山寺方面に向かって右側のホームのみを使用している(反対側のホームは普段は閉鎖されている)。便所は改札外にあり、男女別の水洗式。
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出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『生駒市』を掲載」