更新日時 2019年11月09日

独立行政法人水資源機構 滝沢ダム
 滝沢ダムは埼玉県秩父市、一級河川・荒川水系中津川に建設されたダム。独立行政法人水資源機構が施工を行った多目的ダムで、荒川の治水と東京都・埼玉県への利水を目的に利根川・荒川水系水資源開発基本計画に基づいて計画された荒川上流ダム群の一つである。荒川水系では同じ秩父市にある二瀬ダムより流域面積は小さく、浦山ダムより堤高は低いものの、ダムの規模としては埼玉県内最大である。ダム建設に対する反対運動で事業が長期化したダムとしても知られている。2008年(平成20年)に竣工したが、試験湛水中から複数発生していた地すべりが沈静化しなかったため対策工事が施され、2011年3月に建設事業を完了、2011年6月18日に湖名碑の除幕式と建設事業完了報告会が行われた。 ダムの型式は重力式コンクリートダム。高さは132mであり荒川水系には浦山ダム(156.0m)、国土交通省が計画中の新大洞ダム(重力式コンクリートダム・155.0m)と全国でも屈指のハイダムがひしめいている。洪水調節、不特定利水、東京都・埼玉県への上水道供給、東京発電による発電を目的としている。ダム建設に伴い道路も整備され、国道140号線が全線開通した。古来「秩父往還」と呼ばれ、従来秩父湖畔を通過していた国道140号は、大滝村に入ると道幅が狭くなる上、埼玉県と山梨県境の雁坂峠が、長年に亘って不通区間となっていた為、甲府市が終点であるにも拘らず、大きく迂回しなければならなかった。しかし1998年に雁坂トンネルが関東山地を貫通し、片側1車線の道路に整備された事により、秩父往還は復活。秩父市や北関東方面と甲府市の距離は一挙に縮まった。ダム直下流にあるループ橋の雷電廿六木橋も特徴的である。
@滝沢ダムの下流側から撮影。
A滝沢ダムの上流流側から撮影。
A滝沢ダムの奥秩父もみじ湖。
B滝沢ダムの堤体。
C滝沢ダムの堤頂。
D滝沢ダムの堤頂より雷電廿六木橋を見る。
E滝沢ダムの堤頂。
E滝沢ダムの堤内の見学が9:00〜17:00まで自由に見学が出来る。
E滝沢ダムのエレベーター。
E滝沢ダムのB2F。(B1Fにエレベーターは停まらない)
E滝沢ダムの監査廊。
E滝沢ダムの監査廊から地上に出る階段。
F滝沢ダムの監査廊から地上に出るドア。
F滝沢ダムの下流側から堤体を見る。
F滝沢ダムの下流にある吊り橋。
G滝沢ダムの下流側から堤体を見る。
G滝沢ダムの下流側吊り橋より下流側を見る。。
G滝沢ダムの下流側吊り橋より雷電廿六木橋を見る。
 H雷電廿六木橋は、埼玉県秩父市の国道140号および埼玉県道210号中津川三峰口停車場線にあるループ線である。1996年起工、1998年竣工。1999年5月に土木学会田中賞(作品部門)、プレストレストコンクリート技術協会作品賞、同年10月に平成11年度グッドデザイン賞を受賞している。また、橋梁工事発注後に意匠設計(外観の検討)をした、当時類を見ない橋梁であり、意匠設計を担当した大成建設の技術者が、日本コンクリート工学協会賞(作品賞)を当橋梁により受賞している。
 @滝沢ダム建設に伴い、水資源開発公団(当時)が国道140号の中津川上流部を付け替えた際、下流側の現道と約120mの高低差が発生することになったため、ここを接続するために建設された。「雷電」の名称は、秩父地方に伝わる「でえだんぼう」伝説に基づいて1998年に創作された『雷電坊物語』という物語に由来する。「廿六木」の名称は、道路付け替えに際して移転を余儀なくされた集落の名にちなむ。ループの中間部は山の斜面を削って路盤を建設しており、構造上はこの中間部を挟んで大滝大橋と廿六木大橋の2つの橋に分けられるが、全体で1つのループに見えるようなデザイン上の配慮がなされている。2つの橋の中央部はともに直線であり、全体としては中津川を渡る2つの橋を中間部のカーブで繋いだような線形を描く。
以下は2008年探索時の写真
 トンネル左の銘板は「風景似桃源」は、「風景(ふうけい)は桃源(とうげん)に似たり」と読みます。
 この意味は陶淵明(中国・東晋時代の詩人)がとある里に遊んで、その地の美しい風景を見て、その地の人から色々不思議な話を聞き、まるで理想郷・桃源郷の地で遊んで居るようだとの感想を詠んだ事に由来します。この雷電三高山トンネルは奥へ奥へと誘う中津渓谷の風景として桃源郷の如く来訪者を魅了するでしょう。
雷電三高山トンネル(神流川側) 雷電三高山トンネル銘板。
雷電三高山トンネル(神流川側) 雷電三高山トンネル(国道140号線側)
中津川の橋が無くなっている。 中津川沿いの水没予定の廃道。
中津川沿いの水没予定の廃道。 中津川沿いの水没予定の廃道。
魚道が出来ている(でも水没する?) 鷹岩トンネル(神流川側)
鷹岩トンネル銘板。 鷹岩トンネル(国道140号線側)
塩沢もみじ橋。 ここも橋が撤去されている。
撤去された橋と廃道。 塩沢もみじ橋。
塩沢もみじ橋。 道が一部水没している。
赤岩トンネル(神流川側) 赤岩トンネル銘板。
赤岩トンネル(国道140号線側) 道が一部水没している。
奥に中津川大橋が見える。 道が一部水没している。
芋掘りトンネル(神流川側) 芋掘りトンネル銘板
芋掘りトンネル(国道140号線側) 雷電鳥頭山トンネル(神流川側)
雷電鳥頭山トンネル(神流川側) 雷電鳥頭山トンネル銘板。
雷電鳥頭山(ライデンウトウヤマ)トンネルは中津渓谷への往来のための入口となります。
地域の歴史・風土を十分に踏まえ将来の発展を祈するという思いが込められています。
雷電鳥頭山トンネル(国道140号線側) 雷電鳥頭山トンネル(国道140号線側)
中津川大橋。 左長瀞・秩父、右甲府。
中津川大橋。 秩父・長瀞方面へ。
中津川大橋脇の滝沢ダム湖。 滝沢ダム湖。
入波トンネル(中津川側) 入波トンネル銘板。
入波トンネル(長瀞側) 休憩所。
橋が崩壊している。 入波沢。
滝沢ダム湖。 浜平トンネル(中津川側)
浜平トンネル銘板。 浜平トンネル(長瀞側)
公園が有る。 滝沢ダム湖奥に廃道が見える。
この道は廃道か? 滝沢ダム湖奥に廃道が見える。
滝沢ダム湖奥に廃道が見える。 滝沢ダム。
滝沢ダム。 滝沢ダム。
芋平沢・次回はこの先を探索してみたい。 滝沢ダム。
左、滝沢トンネル。 滝沢ダム。
滝沢ダム上の道。 滝沢ダム平成20年3月竣工。
滝沢ダム。 ループ橋が見える。
滝沢トンネル(長瀞側)。 滝沢トンネル銘板。
ループ橋。 ループ橋と滝沢ダム。
ループ橋。 ループ橋。
ループ橋。 ループ橋。
滝沢ダムの下流。 ループ橋。
橋・・・。 二瀬ダムと滝沢ダムの分岐点。
道の駅大滝温泉。 道の駅大滝温泉。
戻る  Copyright (C) 2006-2023 hotetu.net All Rights Reserved
外部から直接リンクで飛んできた方は右ホームページリンクへ http://www.hotetu.net/
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』