更新日時 2017年10月28日

飛騨市 新猪谷ダム
 新猪谷ダムは、岐阜県飛騨市、一級河川・神通川水系高原川に建設されたダム。高さ56mの重力式コンクリートダムで、北陸電力の発電用ダムである。同社の水力発電所・猪谷発電所・新猪谷発電所・新猪谷ダム発電所に送水し、合計最大5万6,900Kwの電力を発生する。1951年(昭和26年)、日本発送電の分割・民営化に伴い、高原川における水力発電は北陸電力が継承した。同社は1950年代に神通川(神一ダム・神二ダム・神三ダム)や常願寺川(常願寺川有峰発電計画)など、いくつもの大規模な水力発電所を完成させてきた。1960年代に入っても水力開発の手が休むことはなく、猪谷発電所に再開発の機運が訪れ、新たに新猪谷ダムおよび新猪谷発電所(3万3,500Kw)が建設されることになった。新猪谷発電所は1964年(昭和39年)に運転を開始。猪谷発電所については取水口を新猪谷ダムに付け替え、今日に至るまで運転を継続している。
@新猪谷ダム。
ダム型式:重力式コンクリートダム
堤高:56m
堤頂長:154m
堤体積:74,000立米
流域面積:762ku
湛水面積:28.0ha
総貯水容量:1,608,000立米
有効貯水容量:1,203,000立米
@新猪谷ダム。
利用目的:発電
事業主体:北陸電力
電気事業者:北陸電力
発電所名(認可出力)
猪谷発電所 (22,900kW)
新猪谷発電所 (33,500kW)
新猪谷ダム発電所 (500kW)
施工業者:西松建設
着工年:1961年
竣工年:1963年
@新猪谷ダムの流木を運ぶトロッコレール。現在は使われていない様だ。左側のコンクリートの擁壁の奥に新しい電動のトロッコレール及び台車(コンテナ)がある。
@新猪谷ダムの流木を運ぶトロッコ台車。現在は使われていない様だ。
@新猪谷ダムの流木を入れるコンテナのレール。後年に追加施工されたと思われる。
@新猪谷ダムの流木を集める設備と流木を入れるコンテナ。
@新猪谷ダムの流木を入れるコンテナは電動で動くようになっている。
A新猪谷ダムの管理棟。
A新猪谷ダムの下流側。
A新猪谷ダムの堤頂。人道になっている。
A新猪谷ダムのダム湖。
A新猪谷ダムの下流側。白い建物は新猪谷ダム発電所。河川維持放流を行っている。
B新猪谷ダムの取水口及び流木を引き上げる設備。
B新猪谷ダムの取水口及び流木を引き上げる設備。
B新猪谷ダムの取水口及び流木を引き上げる設備。
B新猪谷ダムの左岸からダム堤体を見る。
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出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『飛騨市』を掲載」
出典: 北陸電力株式会社