更新日時 2020年02月22日

千頭ダム
 千頭ダムは静岡県榛原郡川根本町千頭、一級河川・大井川水系寸又川に建設されたダム。高さ64メートルの重力式コンクリートダムで、中部電力の発電用ダムである。同社の水力発電所・湯山発電所に送水し、最大2万2,200キロワットの電力を発生する。1930年(昭和5年)、現在の地点に高さ64.0mの重力式コンクリートダムを建設し、ダムより8.0km下流に発電所を設けて認可出力22,200kWの電力を生成することとした。ダム・発電所建設資材は大井川鐵道を延伸させて運搬することになり、これに基づき翌1931年(昭和6年)大井川鐵道は千頭駅まで延伸され、金谷駅〜千頭駅間39.5kmの大井川本線が全通した。千頭駅より寸又峡温泉を経由しダムへ至る第二富士電力専用線を建設してダム地点まで資材を運搬するルートを建設した後1932年(昭和7年)に着工。3年の歳月を掛け1935年(昭和10年)に完成した。この間、寸又峡温泉はダム建設に従事する労働者によって賑わっている。千頭ダムは当時東海地方では最も堤高が高いダムであり、現在では土木学会による「選奨土木遺産」に選ばれている。井川ダムが完成するまでは大井川水系最大級のダムであった。ダムの管理は1939年(昭和14年)の「電力統制法」施行によって日本発送電に強制的に移管され、戦後1950年(昭和25年)の電力事業再編によって日本発送電が分割された後は中部電力に移管され、現在に至る。
@千頭ダムの堰堤。
@千頭ダムの堰堤。
A千頭ダムの監査廊。
A千頭ダムの管理施設。
A千頭ダムの堤頂。
B千頭ダムのダム湖。青色が綺麗。
C千頭ダムの洪水吐き下流側。
C千頭ダムの取水設備。
C千頭ダムの堤頂。
C千頭ダムのダム湖。
C千頭ダムの下流側。
C千頭ダムの洪水吐き。
C千頭ダムの洪水吐き。堰堤から水が漏れている?
C千頭ダムの旧排水トンネル?。
D千頭ダムの堰堤。
D千頭ダムの堰堤碑。
D千頭森林鉄道の跡。
E千頭ダムのダム湖側から千頭ダムを見る。
E千頭ダムのダム湖側から千頭ダムを見る
F千頭ダムのダム湖はかなり堆砂している。
F千頭ダムのダム湖はかなり堆砂している。
F千頭ダムのダム湖はかなり堆砂している。野鳥の会の長靴で探索できる。
F千頭ダムのダム湖はかなり堆砂している。
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出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『川根本町』を掲載」