廃線探索 幌内線

更新日時 2010年06月12日

 幌内線(ほろないせん)は、北海道旅客鉄道(JR北海道)が運営していた鉄道路線(地方交通線)。北海道岩見沢市(空知支庁管内)の岩見沢駅で函館本線から分岐し、三笠市の幾春別駅を結んでいたが、1987年に廃止された。1882年に官営幌内鉄道により開業した、道内で最も古い鉄道路線(手宮 - 札幌 - 幌内 …後の手宮線(廃止)、函館本線、幌内線)の一部である。幌内炭鉱をはじめとした沿線の炭鉱から産出される石炭の積み出しのため、小樽や苫小牧、室蘭といった港湾に結ばれていた。1889年に北海道炭礦鉄道に譲渡された後、鉄道国有法により1906年に国有化され、幌内線となった。以来、運炭輸送にあたってきたが、炭鉱の衰退に伴って客貨とも輸送量が減少し、廃止対象となった。1979年度の収支係数は718であった。1980年の国鉄再建法施行により、1984年に第2次特定地方交通線に指定され、1987年に日本国有鉄道(国鉄)から北海道旅客鉄道に承継された後、同年に廃止、バス転換された。特定地方交通線だったとはいえ、JR移行後のJR線廃線第1号であった。旧幌内駅構内及び三笠駅構内は、幌内線をはじめとする北海道の鉄道の歴史を後世に伝えるため、三笠鉄道村(三笠鉄道記念館・クロフォード公園)として活用されている。
幌内線駅一覧 北海道旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
岩見沢駅 - 栄町駅 - 萱野駅 - 三笠駅 - 唐松駅 - 弥生駅 - 幾春別駅
岩見沢 - 幾春別 18.1km 三笠 - 幌内 2.7km(貨物支線)
軌間:1067mm 全線単線 電化方式:全線非電化 
閉塞方式:タブレット閉塞式(末期の支線は票券閉塞式) 交換可能駅:1(三笠)
 @岩見沢駅(いわみざわえき)は北海道岩見沢市にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅である。すべての特急・快速列車が停車する。駅番号はA13。2007年度の1日平均の乗車人員は約4,788人。バスターミナルが隣接する交通の要衝。かつては岩見沢繁栄の象徴である幌内線や万字線が乗り入れ、東日本最大の操車場も存在した。2000年12月10日未明、漏電による出火で旧駅舎が全焼。現在の駅舎は全国初の試みとなる一般公募型のコンペによりデザインを採用し2009年3月30日に全面開業、2009年度のグッドデザイン賞大賞を受賞した。
 @岩見沢駅は3面5線。跨線橋には全ホームへのエレベーターが設置されている。2・5番線はホームのない副本線。2番線は主に貨物列車が発着する。5番線は留置車両が止まることがある。かつては駅舎側からホームのある線路のみ1番線・2番線のように番線表示がされていたが、1990年代中ごろよりホームのない線路を欠番とした表示になった。のりばはある程度分けられているが、当駅始発や特急列車待避の有無等によって使い分けがなされる。特急列車は4・6番のりばで固定される。幌内線、万字線は1番線から発着していた。このため1番線が電化されたのは幌内線、万字線廃止後の1990年である。(写真は2009年7月25日撮影)
A幌内線はここから分岐していた。
B東5丁目踏切より撮影。幌内線の線路が残る。
C旧国道踏切より撮影。幌内線の廃線跡。
C旧国道踏切より撮影。函館本線。
D利根別川を渡る函館本線とその脇の幌内線の廃線跡。
E北海幹線用水路を越えて廃線跡が続く。
F幌内線の廃線跡。
G国道12号線を潜り、幌内線の廃線跡が続く。
H幌内線の廃線跡。道路より一段下がっているため、水に浸かっている。
 I栄町駅(さかえまちえき)は、北海道岩見沢市にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)幌内線の駅である。幌内線の廃止にともない、1987年に廃駅となった。駅の構造は廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する無人駅であった。現在、旧栄町駅跡地および付近の幌内線跡地は住宅地となっている。
 I跡地には記念碑が建てられている。明治15年11月、幌内で発掘された良質の石炭を手宮港に輸送するため、手宮・幌内間を運行する幌内線が開通し、北海道の鉄道の歴史が始まった。近代国家の夜明けとともに石炭需要は高まり、幾春別・弥生・奔別などの炭鉱が開鉱され、幌内線は北海道の鉄道の動脈としての役割を果たした。昭和30年代、世界のエネルギー革命により燃料の主役が石炭から石油へ変わると共に、周辺の炭鉱も後退を余儀なくされ、石炭輸送の鉄道も衰退の一途をたどることとねり、昭和62年7月12日、さよなら列車の運行を最後に幌内線はその使命を終えた。
J幌内線の廃線跡は住宅地に転換されてきている。
K幌内線の廃線跡。築堤が残っている。
L市来知川に架かる小田橋の近くに幌内線の橋梁が架かっていたと思われる。
 M萱野駅(かやのえき)は、北海道三笠市萱野にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)幌内線の駅である。電報略号はカヤ。幌内線の廃止にともない、1987年に廃駅となった。
 M萱野駅記念碑の裏書きは、北海道最初の鉄道として明治15年に完成した幌内線は、北海道を築く礎石として役割を担いながら今日まで大きな使命を果たしてきたが、日本国有鉄道経営再建促進特別措置法によって、昭和62年7月12日に廃止され、その歴史を終えた。わたくしたちは、多くの先人が血と汗で築き104年にわたり守り育ててくれたこの栄光の幌内線を永く後世に伝えるため、萱野駅跡に碑を建立するものである。
M萱野駅舎内 M旧萱野駅前の民家には踏切の設備が。
M萱野駅跡にヨ8103にが静態保存されているが、この時計の設置の仕方がユニークだ!
 M萱野駅の構造は廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する無人駅であったが、かつては島式ホームの両側に線路を持つ列車行き違い可能駅であった。8‰の勾配表がホームに有るが・・・
N幌内線の廃線跡は萱野駅跡を過ぎると道央自動車道の下を潜る。
O幌内線の小さな用水路を渡る橋台跡が残る。
P用水路を渡る橋梁が残るが橋梁の名盤が剥がされている。
Q幌内線の廃線跡はここから砂利道の農道として転用され再び藪の多い廃線跡へ。
 R三笠駅(みかさえき)は、北海道三笠市にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)幌内線の駅。1882年11月13日に開業。1987年、幌内線廃止に伴い、廃駅となった。電報略号はカサ。
 R現在、三笠駅は三笠鉄道村三笠ゾーン(クロフォード公園)として現在も活用されており、跨線橋とホームが現存している。
幌内太駅(現三笠駅)明治38年当時。
 R三笠駅構造は単式ホーム1面島式ホーム1面3線を有する、列車行き違い可能な有人駅で、ホーム間は跨線橋で結ばれていた。当駅から分岐する幌内に至る貨物支線は、当駅の岩見沢方で分岐しており、幌内方面への列車は当駅のホームに直接入線できない配線であった。
Rディーゼル機関車 DD51548 R30t積ホッパ車 ホキ2200
R30t積ホッパ車 ホキ700(746) R車掌車 ヨ8006
Rキハ82 特急おおぞら号
R三笠駅跡から廃線跡は続くが、レールはここで撤去されている。
R幌内線の廃線跡は続くが・・・
 Sこの橋は幌内線の廃線跡では無いが、欄干に記念碑がある。三笠市は、石炭産業を基幹産業として、110年の歴史を重ね、発展してまいりました。また、道内で初めての鉄道が敷設され、当時の北海道そして日本経済に多大な貢献をしてきた歴史のある町であります。この橋は、この様な歴史と先人の遺業を後世に伝えるため、天車輪と炭鉱マンを表現してものです。往時をを偲び、将来に夢と希望を持って、この橋をお渡り頂ければ幸いです。
@三笠駅 - 唐松駅間の幌内線の廃線跡。
A三笠駅 - 唐松駅間の幌内線の廃線跡。
B三笠駅 - 唐松駅間の幌内線の廃線跡。
 C唐松駅(とうまつえき)は、北海道三笠市唐松にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)幌内線の駅である。幌内線の廃止にともない、1987年に廃駅となった。電報略号はウマ。
C唐松駅駅舎内に展示されている写真。
 C唐松駅の構造は廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する無人駅であった。過去には、列車行き違い設備があったが、駅舎側の1線を残して撤去された。廃止後しばらくはそのまま放置され、廃墟となり荒れ放題となっていたが、地元有志により駅周辺の整備、駅舎の修復、記念品の展示、看板のかけ替えが行われ、現役当時の雰囲気に戻った。
D唐松駅 - 弥生駅間の幌内線の廃線跡。
D唐松駅 - 弥生駅間の幌内線の廃線跡。
E唐松駅 - 弥生駅間の幌内線の廃線跡。
F唐松駅 - 弥生駅間の幌内線の廃線跡。
 G弥生駅(やよいえき)は、北海道三笠市弥生町1丁目にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)幌内線の駅である。電報略号はヤヨ。幌内線の廃止にともない、1987年に廃駅となった。駅の構造は廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する無人駅であった。1987年2月に不審火により駅舎は焼失してしまい、廃止時点ではプレハブ小屋を駅舎として利用していた。
H弥生駅 - 幾春別駅間の幌内線の廃線跡。
I弥生駅 - 幾春別駅間の幌内線の廃線跡。
 J幾春別駅(いくしゅんべつえき)は、北海道三笠市幾春別町1丁目にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)幌内線の駅である。電報略号はイク。幌内線の廃止にともない、1987年に廃駅となった。駅の構造は廃止時点で、単式ホーム1面1線を有した。
K三笠市立博物館脇の土地に放置されている炭鉱関連の車両?
K炭鉱の坑道内で使われる車両か?
幌内線貨物支線へ続く
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