更新日時 2012年01月10日

 電気化学工業セメント線:青海駅から南西方向へ分岐し青海川に沿って南下する電気化学工業の専用鉄道がある。工場敷地内に敷設された全長8.6km当路線は製品の発送や原料の輸送に使用されており、青海駅 - 青海工場間の路線(通称・セメント線)、青海工場 - 原石鉱山間の路線(通称・原石線)、青海工場構内の路線(通称・工場線)の3路線から成る。セメント線は、工場で生産された苛性ソーダや液体塩素、セメントの運搬に使用され、原石線は同社の石灰石鉱山で採掘・粉砕された石灰石を工場へ運搬する際に使用される。セメント線については、2008年(平成20年)3月13日を最後に定期貨物列車は運行されていない。原石線、工場線は運行が継続されている。
 @青海駅(おうみえき)は、新潟県糸魚川市大字青海にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)北陸本線の駅である。2005年(平成17年)3月に合併して廃止された旧青海町の中心部にある。
 @青海駅構造は島式ホーム2面4線を有する地上駅である。北から順に北口、1番のりば、2番のりば、3番のりば、4番のりば、南口の順に並んでいる。駅舎(橋上駅舎)はホームの親不知方の上空から北口にかけて設けられ、駅舎から南口と二つの島式ホームにそれぞれ橋がのびている。旅客列車は1・2番のりばに発着し、3・4番のりばは元々貨物専用であったため普段は使用されない。駅そのものは糸魚川地域鉄道部の管理下にある。1968年(昭和43年)8月築の橋上駅舎の内部には、コンコースのほか独立した待合室があり、出札口ではJR貨物による簡易委託駅として、POS端末による発券のほか、補充券による指定席券の発行が可能である。このほか、駅員不在時のために簡易式の自動券売機が1台設置されている。貨物駅としての機能もあるが、2008年(平成20年)3月以降は定期貨物列車の発着はない。
 AJR貨物青海駅は、コンテナ貨物と臨時車扱貨物の取扱駅である。2008年(平成20年)3月のダイヤ改正までは、コンテナ貨物や車扱貨物を輸送するための貨物列車が発着していた。1963年度(昭和38年度)には1日平均5000トン、使用貨車数250両を数えた。
B電気化学工業セメント線、JR青海駅 - 青海工場間の廃線跡。橋台が残る。
C電気化学工業セメント線、JR青海駅 - 青海工場間の廃線跡。勾配標が残る。
C電気化学工業セメント線、JR青海駅 - 青海工場間の廃線跡。レールは撤去されている。
D電気化学工業セメント線、JR青海駅 - 青海工場間の廃線跡。名引山踏切も撤去されている。
E電気化学工業セメント線、JR青海駅 - 青海工場間の廃線跡。あいおい橋の跨線橋より撮影。
E電気化学工業セメント線、JR青海駅 - 青海工場間の廃線跡。あいおい橋の跨線橋より撮影。
F電気化学工業青海工場正門。
G電気化学工業青海工場。県道155号線より撮影。
H電気化学工業青海工場。県道155号線より撮影。
I電気化学工業青海工場 - 原石鉱山間の路線(通称・原石線)熊谷踏切より撮影。
I電気化学工業青海工場 - 原石鉱山間の路線(通称・原石線)熊谷踏切より撮影。
J電気化学工業青海工場 - 原石鉱山間の路線(通称・原石線)御幸橋より撮影。
J電気化学工業青海工場 - 原石鉱山間の路線(通称・原石線)七曲踏切より撮影。
J原石鉱山へ続く。 ウィキペディア(Wikipedia)より写真を拝借。
K電気化学工業青海工場原石鉱山。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
廃線探索 電気化学工業セメント線