廃線探索 紀州鉄道線

更新日時 2013年09月26日

 紀州鉄道線(きしゅうてつどうせん)は、和歌山県御坊市にある御坊駅から西御坊駅までを結ぶ紀州鉄道の鉄道路線である。街外れにある紀勢本線御坊駅と御坊市街地とを結ぶ目的で、1928年12月24日に御坊臨港鉄道が設立され、1931年に御坊駅 - 御坊町駅(現在の紀伊御坊駅)間が開業、1934年に日高川駅まで開業し全通した。1973年に紀州鉄道が事業を買収したが、今でも地元では「りんこう」と呼ぶ人が多い。1955年から1984年までの間、西御坊駅から西方の大和紡績和歌山工場までの引込線(専用線)があり、貨物輸送を行なっていた。貨物の専用線で、この軌道跡も半分ほどの部分に線路(レール)が残っている。また、ダイワボウマテリアルズ和歌山工場の正門横には、この専用線が通っていたゲートの跡が確認できる。1989年に、末端の西御坊駅 - 日高川駅間0.7kmが廃止された。線路(レール)がほぼそのまま残されている(踏切跡など、一部撤去されたり埋められている場所はある)。これは、将来的に日高川河口の港湾整備が進んだ場合の復活を考慮しているためと説明されている。ただし放置状態なので線路の状態は悪く、また途中にあった橋梁も撤去されている。
紀州鉄道線
西御坊駅 - 日出紡績前駅 - 日高川駅
西御坊駅 - 大和紡績和歌山工場駅
 @西御坊駅(にしごぼうえき)は、和歌山県御坊市薗にある紀州鉄道紀州鉄道線の駅である。日高川駅までの路線が1989年に廃止された後は、紀州鉄道線の終着駅となるが、廃止された線路や施設は、多くがそのまま残る。
 @西御坊駅構造は単式ホーム1面1線を持つ地上駅である。駅員配置は午前中のみとなっている。駅舎は老朽化している。便所はホームの御坊方面側の端にあり、仮設タイプで男女共用の汲取式がある。夜間滞泊はなく、紀伊御坊駅まで回送される。かつては、駅の西側にあるダイワボウマテリアルズ(当時は大和紡績)和歌山工場へ至る専用線(延長0.85km)が分岐していた。西川を渡る鉄橋があったほか、工場内に大きな貨物上屋があり、神戸港で陸揚げされた綿花などが貨車で到着していた。駅入口には長い間駅名表示がなかったが再塗装と共に「西御坊駅」の表示もされるようになった。現行の駅名標の左上に、「西御坊駅」と書かれた木製の古い駅名標が残されている。入場券及び乗車券は当駅でも駅員から購入できる。2003年7月まで当駅で使われていた「回転式乗車券箱」が、鉄道博物館の収蔵資料となっている。
@紀州鉄道紀州鉄道線の西御坊駅 - 日出紡績前駅間の廃線跡。
A紀州鉄道紀州鉄道線の西御坊駅 - 日出紡績前駅間の廃線跡。橋梁は撤去されている。
B紀州鉄道紀州鉄道線の西御坊駅 - 日出紡績前駅間の廃線跡。
C紀州鉄道紀州鉄道線の西御坊駅 - 日出紡績前駅間の廃線跡。
D紀州鉄道紀州鉄道線の日出紡績前駅跡。
E紀州鉄道紀州鉄道線の日出紡績前駅 - 日高川駅間の廃線跡。
F紀州鉄道紀州鉄道線の日出紡績前駅 - 日高川駅間の廃線跡。
G紀州鉄道紀州鉄道線の日出紡績前駅 - 日高川駅間の廃線跡。
H紀州鉄道紀州鉄道線の日出紡績前駅 - 日高川駅間の廃線跡。
 I紀州鉄道紀州鉄道線の日高川駅跡。日高川駅(ひだかがわえき)は、和歌山県御坊市にあった紀州鉄道紀州鉄道線の駅である。かつては同線の終着駅であったが、1989年(平成元年)に西御坊駅以南の廃線に伴い廃止された。駅構造は単式ホーム1面1線のホームと2本の側線を持つ地上駅であった。ホームは現在も多少崩れている箇所はあるが残されている。かつては、王子製紙春日井工場に原材料のチップを運搬する国鉄貨車が出入りしていた。しかし、末期には列車が1日で2往復しかないほどになった。戦前は機関庫が設けられるなど、鉄道線の中枢駅として機能していた。しかし、太平洋戦争中の1945年(昭和20年)6月22日に空襲に遭い、駅舎や機関庫は全焼した。
@紀州鉄道紀州鉄道線の西御坊駅 - 大和紡績和歌山工場駅間の廃線跡。
A紀州鉄道紀州鉄道線の西御坊駅 - 大和紡績和歌山工場駅間の廃線跡。
B紀州鉄道紀州鉄道線の西御坊駅 - 大和紡績和歌山工場駅間の廃線跡。レールが残る。
C紀州鉄道紀州鉄道線の西御坊駅 - 大和紡績和歌山工場駅間の廃線跡。
C紀州鉄道紀州鉄道線の大和紡績和歌山工場駅跡。
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