更新日時 2016年03月09日

廃線探索 舞鶴港線
 舞鶴港線は、京都府舞鶴市の西舞鶴駅から舞鶴港駅に至る日本国有鉄道(国鉄)が運営していた鉄道路線の通称。海舞鶴線とも呼ばれた。線路名称上は舞鶴線の支線であった。舞鶴港線は日本海側でも有数の良港をもち、また京阪神地区に近く、国際商業港として発展していた京都府舞鶴市にある舞鶴港を、鉄道網に組み込むために国鉄が1904年(明治37年)に建設した。国鉄は当初は大阪から舞鶴までの鉄道敷設を目指していた阪鶴鉄道に貸し出したが、1907年(明治40年)に阪鶴鉄道そのものを買収し、舞鶴港線は国鉄線となった。当初は貨物線として開業したが、1913年(大正2年)4月のダイヤ改正からは旅客営業も開始し、舞鶴市民の足としても活躍した。しかし高速網の発達や、鉄道貨物輸送の衰退により、舞鶴港線もその役割を終え、1985年(昭和60年)に廃止された。
舞鶴港線駅一覧
西舞鶴駅 (0.0km) - 高野川可動橋 - 舞鶴港駅 (1.8km) - 第二埠頭 - 第四埠頭
 @西舞鶴駅(にしまいづるえき)は、京都府舞鶴市字伊佐津にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)の駅である。京都丹後鉄道の駅番号は「M8」。
 @西舞鶴駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する地上駅。橋上駅舎を持ち東西両側から駅舎に入ることができる。改札口は2階中央部に設けられている。単式ホーム側が4番のりば、島式ホームが2・3番のりばである。欠番となっている1番線は、2番線の横にホームのない留置線として存在し、東舞鶴駅から回送されてきた特急「まいづる」の待機などに使われている。下り本線は4番のりば、上り本線は3番のりばであるが、いずれのホームも宮津線を含めた3方向からの出入りが可能となっている。ただし、1番線(留置線)の宮津方面への出発信号機は使用を停止しており、宮津方面から1番線への出入りはできない状態となっている。JR4番のりばと丹鉄線のりばの間には柵がされているが、丹鉄線改札口を経由した連絡通路を介して、相互の平面乗り換えが可能である。丹鉄駅舎が無人となっている時間帯は連絡通路が閉鎖されるため、いったんJRの改札口を出て丹鉄の改札口へ回らなければならない。2011年(平成23年)3月11日までは連絡通路横の夜間専用乗り換え口で乗り換えが可能だったが、閉鎖された。もっとも、4番のりばへの列車の発着は日中はあまりなく、JR列車はもっぱら2・3番のりば発着となるため、平面乗り換えできるケースは少ない。
A舞鶴港線の西舞鶴駅 - 舞鶴港駅間の廃線跡。煉瓦の橋台が残る。
A煉瓦の橋台には煉瓦の刻印が残る。
B舞鶴港線の西舞鶴駅 - 舞鶴港駅間の廃線跡。廃線跡は遊歩道に転用されている。
C舞鶴港線の西舞鶴駅 - 舞鶴港駅間の廃線跡。廃線跡は遊歩道に転用されている。
D舞鶴港線の西舞鶴駅 - 舞鶴港駅間の廃線跡。廃線跡は遊歩道に転用されている。
 E舞鶴港線の西舞鶴駅 - 舞鶴港駅間の廃線跡。廃線跡の遊歩道はここまで、国道から先は廃線跡の痕跡が消滅している。
F舞鶴港線の西舞鶴駅 - 舞鶴港駅間の廃線跡。この先廃線跡は道路に転用。
G舞鶴港線の西舞鶴駅 - 舞鶴港駅間の廃線跡。
H舞鶴港線の西舞鶴駅 - 舞鶴港駅間の廃線跡。この先は旧第一埠頭。
H舞鶴港線の西舞鶴駅 - 舞鶴港駅間の廃線跡。この先に高野川可動橋があった。。
I舞鶴港線の舞鶴港駅線跡。踏切跡のレールの柵が残る。
J舞鶴港線の第二埠頭への引き込み線跡。
K舞鶴港線の第三埠頭・第四埠頭への引き込み線跡。
L舞鶴港線の第三埠頭・第四埠頭への引き込み線跡。
M舞鶴港線の第三埠頭・第四埠頭への引き込み線跡。
N舞鶴港線の第四埠頭への引き込み線跡。
O舞鶴港線の第四埠頭への引き込み線跡。レールと錨のモニュメントが設置されている。
P舞鶴港線の第四埠頭への引き込み線跡。
Q舞鶴港線の第四埠頭への引き込み線跡。宮崎水路橋梁が残る。竣工昭和48年8月26日。
R舞鶴港線の第四埠頭への引き込み線跡。右写真にレールが残る。
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出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『舞鶴市』を掲載」