更新日時 2011年11月05日

 根古屋線(ねごやせん)は埼玉県比企郡小川町の小川町駅から根古屋荷扱所までを結んでいた東武鉄道の貨物線である。主に終点近くの鉱山で採掘される石灰石等を搬出するために敷設された。終点の根古屋荷扱所からは坂本経由で皆谷(秩父郡東秩父村)まで索道が敷設されており鉱山に結ばれていた。東武鉄道の蒸気機関車を使用して、貨車を牽引していた。 東上線無煙化により、1959年以降は国鉄八高線で使用されていた蒸気機関車C58型が貨物列車を牽引することになった。
軌間1067mm/蒸気 1926年9月5日東武鉄道 1967年4月1日廃止
小川町駅-大河荷扱所(3.3Km)-槻川荷扱所(4.0Km)-根古谷荷扱所(4.3Km)
 @小川町駅:東武鉄道が島式ホーム2面4線、JR東日本が島式ホーム1面2線を有する地上駅である。東上線ホームに屋根が完備されている。八高線ホームには屋根がなく、雨天時は傘が必要である。ホームには待合室が設置されている。発車標は東上線のみ設置。かつては番線別に設置されていたが、現在は上り・下りを一体化したものを改札前と跨線橋上に設置している。
@東武東上線の保線列車。東武根古屋線の操車場だったと思われる。
@東武東上線の保線列車。
A東第315号踏切より撮影。
B東武根古屋線(小川町-根古屋)跡の橋。道路側が廃線跡。
C東武根古屋線(小川町-根古屋)跡の道。 D東武根古屋線(小川町-根古屋)跡の道。
D道標。 E東武根古屋線(小川町-根古屋)跡の道。
F中学校脇の跡。 F東武根古屋線(小川町-根古屋)跡の橋。
F橋を継ぎ足している様だ・・・真ん中が旧橋跡? G東武根古屋線(小川町-根古屋)跡の道。
 
H東武根古屋線大河荷扱所(3.3Km)跡。
I矢岸歩道橋脇の石碑 昭和22年の水害で橋が流されたらしい。矢岸歩道橋昭和46年2月竣工。
I東武根古屋線槻川荷扱所(4.0Km)跡。
J根古谷荷扱所は道路を横断し山側へ。
K根古谷荷扱所(4.3Km)門柱が残っている。
K根古谷荷扱所(4.3Km)鉱山用の施設が残っている。
L秩父鉱業所御堂鉱業所。
L秩父鉱業で扱われている鉱石。
M鉱山跡の慰霊碑。 Mこの先の山の上に索道の基礎がある。
N索道があった下は、石灰石が帯状に落ちているため、索道があったことが解る。
N石灰石の帯状のルートを探すと山の稜線上に索道の基礎を発見。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
廃線探索東武根古屋線(小川町-根古屋)