廃線探索 上山田線

更新日時 2013年03月13日

 上山田線(かみやまだせん)は、福岡県飯塚市の飯塚駅から田川郡川崎町の豊前川崎駅までを結んでいた、九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線(地方交通線)である。国鉄再建法施行により第2次特定地方交通線に指定され、国鉄分割民営化後の1988年に廃止された。上山田線は歴史的に、明治時代に筑豊炭田から産出される石炭の輸送のため、筑豊鉄道・九州鉄道が建設し、鉄道国有法により国有化された飯塚 - 上山田間と、油須原線構想により太平洋戦争後に建設された上山田 - 豊前川崎間に分かれる。筑豊地区の石炭を苅田港に輸送するために計画された油須原線の一部であり、1966年に同計画の一部として建設された漆生線漆生 - 下山田(嘉穂信号場)間と同時に開業した。油須原線はもともと貨物輸送が目的の鉄道路線であったが、筑豊炭田の凋落とともに計画の東半分(豊前川崎 - 大任 - 油須原)が未開業に終わり、結局貨物輸送に使われることはなかった。
駅一覧
飯塚駅 - 平恒駅 - 臼井駅 - 大隈駅 - 嘉穂信号場 - 下山田駅 - 上山田駅 - 熊ヶ畑駅 - 真崎駅 - 東川崎駅 - 豊前川崎駅
 @飯塚駅(いいづかえき)は、福岡県飯塚市菰田西一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)筑豊本線(福北ゆたか線)の駅である。以前は山田方面に伸びる上山田線の起点だったが石炭産業衰退や山田市(現:嘉麻市)の人口減などが要因で上山田線は廃止された。廃止後、西鉄バスによるバス代替輸送を行ったが、代替バスも2004年(平成16年)3月31日をもって廃止された。
 @飯塚駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合わせて2面3線を有する地上駅。駅東側と西側を結ぶ歩道橋が駅上を通る。九州交通企画が駅業務を行う業務委託駅。みどりの窓口が設置されている。
A筑豊本線(福北ゆたか線)の城ヶ崎踏切より撮影。旧上山田線と並行区間。
B上山田線の飯塚駅 - 平恒駅間の廃線跡。筑豊本線(福北ゆたか線)との分岐部分。
 C平恒駅(ひらつねえき)は、福岡県嘉穂郡穂波町(現・飯塚市)南尾603番地にあった九州旅客鉄道(JR九州)上山田線の駅。上山田線の廃止に伴い、1988年(昭和63年)9月1日に廃駅となった。1面1線で交換不能の地上駅で無人駅であった。 木造の駅舎があった。
D上山田線の平恒駅 - 臼井駅間の廃線跡。
 E三菱飯塚炭鉱第2坑巻き揚げ機台座:巻き揚げ機台座とは巻き揚げ機を据え付けた土台のことで、通常、斜坑は平行して2本開削され、本卸坑道は入気、石炭の搬出、連卸坑道は排気及び人道に使用されます。この巻き揚げ機は大正時代に作られたと考えられ、上部の動力部分は残ってないため詳細は不明ですが、蒸気の力により稼働していたといわれています。筑豊では、現在でも斜坑の巻き揚げ機台座は、各所に残っていますが、戦前のものは煉瓦製、戦後はコンクリート製の物が多いようです。この巻き揚げ機台座は筑豊最大級で、操業時は勇壮な外観で人々を驚かせたでしょう。
F上山田線の平恒駅 - 臼井駅間の廃線跡。
G上山田線の平恒駅 - 臼井駅間の廃線跡。
H上山田線の平恒駅 - 臼井駅間の廃線跡。
I上山田線の平恒駅 - 臼井駅間の廃線跡。
 J臼井駅(うすいえき)は、かつて福岡県嘉穂郡碓井町(現・嘉麻市)飯田328番地にあった九州旅客鉄道(JR九州)上山田線の駅である。上山田線の廃止に伴い、1988年(昭和63年)9月1日に廃駅となった。碓井町にあり、また同町の中心駅でもあったがなぜか漢字表記が違っていた。
K上山田線の臼井駅 - 大隈駅間の廃線跡。
L上山田線の臼井駅 - 大隈駅間の廃線跡。
 M大隈駅(おおくまえき)は、かつて福岡県嘉穂郡嘉穂町(現・嘉麻市)牛隈1965番地にあった九州旅客鉄道(JR九州)上山田線の駅である。上山田線の廃止に伴い、1988年(昭和63年)9月1日に廃駅となった。
 M大隈駅は立派な木造の駅舎があった。当駅は上山田線と漆生線の分岐点たる嘉穂信号場の最寄駅で、嘉穂信号場に勤務する日勤の職員は当駅まで自宅から列車でやってきて当駅の自転車を使って同信号場に通っていた。
N上山田線の大隈駅 - 嘉穂信号場間の廃線跡。
O上山田線の大隈駅 - 嘉穂信号場間の廃線跡。
 P上山田線(漆生線)の廃線跡。嘉穂信号場(かほしんごうじょう)は、かつて福岡県嘉穂郡嘉穂町(現・嘉麻市)大字牛隈にあった、九州旅客鉄道(JR九州)の信号場である。上山田線と漆生線の施設上の分岐点であったが、1986年(昭和61年)に漆生線の廃止とともに分岐信号場としての機能を失い、閉塞境界型棒線信号場となった(タブレット交換風景は上山田線廃止時まで見られた)。そのため、信号場としてはJR九州に引き継がれた後、1988年(昭和63年)に上山田線の廃止と同時に廃止された。筑豊炭田と苅田港を短絡する目的で計画された油須原線構想に基づいて建設された、漆生線の延長部分と既設の上山田線の接続点に設置された信号場で、両線が下山田駅に向かって合流する配線である。上山田線大隈駅との距離は1.1km、下山田駅との距離は1.7km、漆生線才田駅との距離は1.1kmであった。
 Q上山田線(漆生線)の嘉穂信号場跡。川のように見えるが、山砂で埋まっている「むただ橋」跨線橋。
 R新原鉄道トンネル跡:この国鉄上山田線新原トンネル(全長74.4m)は、明治31年(1898年)に造られ、炭鉱の最盛期には、石炭輸送の一翼を担っていました。しかし、エネルギー革命に伴う石炭産業の衰退により沿線の人口が激減し、昭和63年(1988年)8月31日には、上山田線も廃止されるに至りました。鉄道敷跡は、新たに道路として整備されることになり、このトンネルも開削取り壊され、道路敷きの一部となったものです。
 S下山田駅(しもやまだえき)は、かつて福岡県山田市(現・嘉麻市)下山田463番地にあった日本国有鉄道(国鉄)上山田線・漆生線の駅である。上山田線はその後九州旅客鉄道(JR九州)に継承されたが結局廃止となり、それに伴い1988年(昭和63年)9月1日に廃駅となった。線路名称上は上山田線と漆生線の分岐駅であったが、実際は当駅から1.7km飯塚寄りの嘉穂信号場で分岐が行われており、漆生線の列車はすべて上山田駅まで直通運転されたため、事実上中間駅としての役割しかもっていなかった。
@上山田線の下山田駅 - 上山田駅間の廃線跡。
 A上山田駅(かみやまだえき)は、かつて福岡県山田市(現・嘉麻市)上山田杉町1348番地にあった九州旅客鉄道(JR九州)上山田線の駅である。上山田線の廃止に伴い1988年(昭和63年)9月1日に廃駅となった。山田市の中心駅であり、上山田線の中心的な駅であった。かつては石炭の積み出し駅であった。当駅は長らく上山田線の終着駅であったが、当駅から豊前川崎駅までの延伸が1966年(昭和41年)に行われてからは中間駅となった。しかし、当駅を境にして輸送の需要が大きく違い、飯塚駅方面への列車は比較的多かったが、熊ヶ畑駅や豊前川崎駅方面行きの列車は少なかった。また、漆生線列車との事実上の接続駅であった(下山田駅が実際の分岐駅ではあったが、すべて当駅まで直通運転されていたため)。
B上山田線の上山田駅 - 熊ヶ畑駅間の廃線跡。
C上山田線の上山田駅 - 熊ヶ畑駅間の廃線跡。
C上山田線の上山田駅 - 熊ヶ畑駅間の廃線跡。
D上山田線の上山田駅 - 熊ヶ畑駅間の廃線跡。
E上山田線の上山田駅 - 熊ヶ畑駅間の廃線跡。
E上山田線の上山田駅 - 熊ヶ畑駅間の廃線跡。
F上山田線の上山田駅 - 熊ヶ畑駅間の廃線跡。
F上山田線の上山田駅 - 熊ヶ畑駅間の廃線跡。
G上山田線の上山田駅 - 熊ヶ畑駅間の廃線跡。
H上山田線の上山田駅 - 熊ヶ畑駅間の廃線跡。第一中の坪橋梁。
I上山田線の上山田駅 - 熊ヶ畑駅間の廃線跡。
J上山田線の上山田駅 - 熊ヶ畑駅間の廃線跡。
J上山田線の上山田駅 - 熊ヶ畑駅間の廃線跡。
 J熊ヶ畑駅(くまがはたえき)は、かつて福岡県山田市(現・嘉麻市)大字熊ヶ畑小字山下にあった九州旅客鉄道(JR九州)上山田線の駅である。上山田線の廃止に伴い1988年(昭和63年)9月1日に廃駅となった。1面1線で交換不能の地上駅であった。開業当初は有人駅であったためコンクリート造りの駅舎があった。
J上山田線の熊ヶ畑駅 - 真崎駅間の廃線跡。
K上山田線の熊ヶ畑駅 - 真崎駅間の廃線跡。
K上山田線の熊ヶ畑駅 - 真崎駅間の廃線跡。
L上山田線の熊ヶ畑駅 - 真崎駅間の廃線跡。
M上山田線の熊ヶ畑駅 - 真崎駅間の廃線跡。
N熊ヶ畑隧道。L=1,712m。施工:西松建設株式会社。竣工昭和34年7月31日。
Nキロポストが残っている。 N配電盤が残っている。
O上山田線の熊ヶ畑駅 - 真崎駅間の廃線跡。
O上山田線の熊ヶ畑駅 - 真崎駅間の廃線跡。
P上山田線の熊ヶ畑駅 - 真崎駅間の廃線跡。
Q上山田線の熊ヶ畑駅 - 真崎駅間の廃線跡。
R上山田線の熊ヶ畑駅 - 真崎駅間の廃線跡。
S上山田線の熊ヶ畑駅 - 真崎駅間の廃線跡。
@上山田線の熊ヶ畑駅 - 真崎駅間の廃線跡。
A上山田線の熊ヶ畑駅 - 真崎駅間の廃線跡。
 B真崎駅(まさきえき)は、かつて福岡県田川郡川崎町真崎5297番地にあった九州旅客鉄道(JR九州)上山田線の駅である。上山田線の廃止に伴い1988年9月1日に廃駅となった。1面1線で交換不能の地上駅であった。
B真崎駅は開業当初は有人駅であったためコンクリート造りの駅舎があった。
C上山田線の真崎駅 - 東川崎駅間の廃線跡。
D上山田線の東川崎駅 - 豊前川崎駅間の廃線跡。
E上山田線の東川崎駅 - 豊前川崎駅間の廃線跡。
F上山田線の東川崎駅 - 豊前川崎駅間の廃線跡。
G上山田線の東川崎駅 - 豊前川崎駅間の廃線跡。
 H豊前川崎駅(ぶぜんかわさきえき)は、福岡県田川郡川崎町大字川崎にある、九州旅客鉄道(JR九州)日田彦山線の駅である。川崎町の中心駅。かつては上山田線と接続していた。
 H豊前川崎駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅である。かつては上山田線と接続していたこともあり単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線の2面3線構造であったが、2000年に駅周辺の道路改良のため駅構内を縮小し、かつての3番線のみを使用した1面1線となった。また同時期に現駅舎が竣功している。九州交通企画が駅業務を行う業務委託駅で、マルスは無いがPOS端末が設置されている。
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