更新日時 2014年11月04日

廃線探索 幸袋線
 幸袋線(こうぶくろせん)は、かつて福岡県鞍手郡小竹町の小竹駅と飯塚市の二瀬駅の間を結んでいた、日本国有鉄道(国鉄)の鉄道路線。赤字83線に指定され1969年に廃止された。1968年9月4日の国鉄諮問委員会から提出された意見書により赤字83線に指定された幸袋線は、飯塚市中心部ではなく小竹・直方方面へ路線が延びていたため、地域交通の流動の主要ルートからも外れており、1967年度の収支係数は740、つまり100円の収入を得るのに740円かかるという大幅な赤字路線であった。だが、周辺の炭鉱の閉山が相次いだとはいえ、毎日110トン(貨車7両分)の貨物輸送と143人の通勤通学客の利用があった。しかし、終点の二瀬駅からは嘉穂郡穂波町(現・飯塚市)の日鉄二瀬炭鉱まで貨物線が延びており、ほぼ線路が飯塚市を分断していることから市の発展を妨げているとされ、飯塚市でも廃止の方向が強まった。そこで国鉄門司鉄道管理局と飯塚市役所の担当者が、貨物輸送に利用している会社や通勤通学者の家を1軒1軒訪問し、廃止の同意を取り付けた。沿線の二瀬・幸袋地区でも廃止のうえ道路を整備してほしいとの声があがっており、反対運動は起こらなかったようである。その後1969年3月18日に飯塚市議会が幸袋線廃止の意見書を採択、同年12月7日のさよなら列車の運行をもって廃止された。幸袋線は赤字83線の中で最初に廃止された線路となり、この廃止までの動きはその他の線路廃止の取り組みのモデルともなった。小竹駅から約2kmほどの区間は筑豊本線と並行していたが、その並行区間から目尾駅跡までは現在でも一部を除き線路が残っている。それ以外の区間はほぼ完全に道路化されている。幸袋駅跡は飯塚市が使用する資材倉庫、新二瀬駅跡と二瀬駅跡はガソリンスタンドになっている。いずれも駅跡を示すようなものはないが、二瀬駅跡にはわずかながらホームが残っている。
日本国有鉄道 幸袋線(廃線)
小竹駅 - 目尾駅 - 幸袋駅 - 川津信号場 - 新二瀬駅 - 二瀬駅
貨物支線:目尾駅 - (貨)庄司駅 - (貨)高雄駅/幸袋駅 - 川津信号場 - (貨)伊岐須駅/二瀬駅 - (貨)枝国駅
 @小竹駅(こたけえき)は、福岡県鞍手郡小竹町大字勝野にある、九州旅客鉄道(JR九州)筑豊本線(福北ゆたか線)の駅である。かつては日本国有鉄道(国鉄)幸袋線および新多への貨物支線が分岐していた。
 @小竹駅構造は地上駅。石炭輸送全盛時代は多数の側線が存在したが構内が大幅に整理され、筑豊本線電化の際、島式ホーム1面2線を有する構造となり、橋上駅舎に改築された。階段は新飯塚寄りである。新多支線との分岐部の跡は保線車両留置用の側線となっている。JR九州鉄道営業が駅業務を行う業務委託駅。マルスは無いがPOS端末の設備を持つ。SUGOCAの利用が可能であるが、カード販売は行わずチャージのみ取り扱いを行う。現在そのチャージ機は取り外されている。
A幸袋線の小竹駅 - 目尾駅間の廃線跡。小型の橋梁が残る。
B幸袋線の小竹駅 - 目尾駅間の廃線跡。上町踏切より撮影。
 C目尾駅(しゃかのおえき)は、かつて福岡県飯塚市目尾にあった日本国有鉄道(国鉄)幸袋線の駅(廃駅)である。幸袋線の廃線に伴い、1969年(昭和44年)12月8日に廃駅となった。駅構造は本線上に1面1線の旅客用ホームに加え、石炭積み出し用の貨物線を複数有する地上駅であった。貨物線は構内の小竹方で本線から分岐していた。駅跡は一部保育園や道路に転用されたほかは藪化している。廃止後に当駅付近は道路とならず放置され、一部に分岐器などが遺っており、2009年(平成21年)には駅北側で飯塚市教育委員会による炭鉱施設の調査も行われた。
D幸袋線の目尾駅 - 幸袋駅間の廃線跡。廃線跡は道路に転用。
E幸袋線の目尾駅 - 幸袋駅間の廃線跡。廃線跡は道路に転用。
F幸袋線の目尾駅 - 幸袋駅間の廃線跡。廃線跡は道路に転用。
 G幸袋駅(こうぶくろえき)は、かつて福岡県飯塚市大字幸袋にあった日本国有鉄道(国鉄)幸袋線の駅(廃駅)である。
H幸袋線の幸袋駅 - 川津信号場間の廃線跡。廃線跡は道路に転用。
I幸袋線の川津信号場跡。貨物支線との分岐点。
J幸袋線貨物支線の川津信号場 - (貨)伊岐須駅間の廃線跡。
K幸袋線貨物支線の伊岐須貨物駅跡。
N日鉄二瀬炭鉱線の二瀬駅 - 日鉄二瀬炭鉱間の廃線跡。
O日鉄二瀬炭鉱線の二瀬駅 - 日鉄二瀬炭鉱間の廃線跡。
P日鉄二瀬炭鉱線の二瀬駅 - 日鉄二瀬炭鉱間の廃線跡。
Q日鉄二瀬炭鉱跡。日鉄二瀬炭鉱中央坑はジャスコ穂波店跡。
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