更新日時 2014年11月10日

 日本セメント苅田専用線:苅田駅西側の採石所から苅田駅までを結ぶ日本セメント(現・太平洋セメント)の専用線があった。この採石所は日本セメントと豊国セメントの共有(後に宇部興産との三者共有となる)であったため、日本セメントの工場へは隣の小波瀬西工大前駅から苅田港駅を経てさらに分岐する専用線を通って輸送し、豊国セメントの工場へは日本セメント専用線から貨車がそのまま豊国セメントの専用線に入って輸送していた。日本セメントは貨車牽引のための機関車を所有していなかったため国鉄の機関車を有償で借りて輸送を行っていた。その後この採石所は日本セメントが撤退し、豊国セメントは会社合併で三菱鉱業セメントとなり採石を東谷工場(現・三菱マテリアル九州工場東谷生産課)にて行い輸送手段をベルトコンベアに切り替えたため、現在宇部興産のみが採石を行っている(ちなみにこちらも自社所有のベルトコンベアを利用して運搬を行っている)。レールは撤去されたが日本セメントの専用線跡はほとんど未舗装道路で残っており橋脚も残っている。
廃線探索 日本セメント苅田専用線
 @苅田駅(かんだえき)は、福岡県京都郡苅田町大字提にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。苅田町は北九州市の通勤圏のためラッシュ時には多数の利用者が存在する。また2006年(平成18年)3月16日に開港した北九州空港の玄関口として、県と町により駅舎を新築し同年4月22日完成した。朝に下関駅と当駅を始点・終点とする列車(1往復)が設定されている(これ以外は途中停車駅)。駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。
廃線探索 日本セメント苅田専用線
A日本セメント苅田専用線の苅田駅 - 採石所を結ぶ廃線跡。
A日本セメント苅田専用線の苅田駅 - 採石所を結ぶ廃線跡。
A日本セメント苅田専用線の苅田駅 - 採石所を結ぶ廃線跡。
B日本セメント苅田専用線の苅田駅 - 採石所を結ぶ廃線跡。
B日本セメント苅田専用線の苅田駅 - 採石所を結ぶ廃線跡。廃線跡と解る築堤が残る。
C日本セメント苅田専用線の苅田駅 - 採石所を結ぶ廃線跡。綺麗な築堤が残る。
C日本セメント苅田専用線の苅田駅 - 採石所を結ぶ廃線跡。橋台が残る。
D日本セメント苅田専用線の苅田駅 - 採石所を結ぶ廃線跡。
E日本セメント苅田専用線の苅田駅 - 採石所を結ぶ廃線跡。
F日本セメント苅田専用線の苅田駅 - 採石所を結ぶ廃線跡。この先は宇部興産の採石場。
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出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『苅田町』を掲載」