廃線探索 東北本線旧線(利府-品井沼)

更新日時 2010年01月04日

 1890年に岩切駅 - 一ノ関駅間が開業した際、東北本線は岩切駅から利府駅・松島駅(旧駅)を経て品井沼駅へ至るルートであり、当線は東北本線のメインルートの一部であった。しかし、この区間には最大16.7‰の勾配が存在し、長大列車では補助機関車を連結する必要が生じ、さらには列車の遅れや運休がしばしば見受けられた。戦争が激化すると、貨物輸送を船舶から鉄道へ転移させる必要が生じ、各地で勾配緩和のための新線(東海道本線大垣 - 関ヶ原間、函館本線大沼 - 森間など)の建設が進んだ。岩切駅 - 品井沼駅間においても、勾配緩和ルートとして1944年11月15日に陸前山王駅 - 品井沼駅間に新線(東北海岸線、海線。当初は貨物のみ)が開業(同時に岩切駅 - 陸前山王駅間を塩竈線から東北本線に編入)し、2つのルートが併存する形となった。やがて、沿線人口が多く、松島などの観光地も近い新線側がメインルートとなることとなり、利府経由の山線ルートは普通列車によるローカル輸送が主体となった。新線側の複線化が進むと両ルート併存の意味も薄れて山線側が廃止されることになり、複線工事の影響を受けて1962年4月20日に松島駅(旧駅) - 品井沼駅間を廃止、同年7月1日に利府駅 - 松島駅(旧駅)間が廃止された。
 @品井沼駅(しないぬまえき)は、宮城県宮城郡松島町幡谷鹿渡にある東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。駅構造は2面2線のホームを持つ地上駅である。中線は使われていない。中線に面するホームは柵で仕切られている。駅舎とは跨線橋で繋がっている。 南西から北東に走る線路の北西側に駅舎があり、入り口はこの方面に一か所ある。東側に出るためには駅の北にあるトンネルを潜るか、南の踏み切りを渡る。 駅名由来は当駅から南へ3キロほど向かったところにある水田が、かつて品井沼と呼ばれる吉田川の遊水池だった。元禄10年(1697年)に干拓が計画され、元禄潜穴(げんろくせんけつ)が作られる。また、明治の末には、品井沼周辺の洪水を松島湾に流すため、新たに明治潜穴を作った。現在沼はない。現在も駅より自転車で15分程度のところに元禄潜穴の入口が残されており、保存のために流木の除去等も行われている。
A明神崎函渠。竣工が昭和30年のため、新線開通後に施工された様だ。
A小姓ヶ入踏切より撮影。この辺は旧線とはまだ分かれていない様だ。
B大菅踏切より撮影。ここより旧線と別れている様だ。
B大菅踏切より新線の脇に道路が平行して有るが、これが東北本線の旧線跡だ。
C東北本線旧線跡。新線側は勾配緩和の為、低い位置に施工されている様だ。
C東北本線旧線隧道(品井沼駅側)
C東北本線旧線隧道(利府駅側)
D道路部分が東北本線旧線跡。
D東北本線旧線橋梁。
E道路部分が東北本線旧線跡。左側は東北本線の新線。
E道路部分が東北本線旧線跡。
Fこの家間が東北本線旧線の廃線跡。
Fこの隧道は上に新線が通り旧線と交差する。品井沼駅側。
F利府駅側の隧道入口。
F旧線と交差している隧道の上は東北本線新線の愛宕駅がある。
G旧松島駅は愛宕駅との間にあった。
H道路部分が東北本線旧線跡。橋は架け替えられた様だ。
I道路部分が東北本線旧線跡。 I筑紫の様な物は給水塔。
I東北本線旧線の橋梁。橋台は煉瓦造り。
 I道路部分が東北本線旧線跡。 I高速道路脇の道路部分が東北本線旧線跡。 
J道路部分が東北本線旧線跡。
J東北本線旧線の橋梁。 J道路部分が東北本線旧線跡。
K東北本線旧線跡は高速道路の下を潜り抜ける。 K道路部分が東北本線旧線跡。
L東北本線旧線の橋梁。
L東北本線旧線の橋梁。
M道路部分が東北本線旧線跡。
N道路部分が東北本線旧線跡。 N東松嶋道路道標。
N赤沼信号所跡。
N道路部分が東北本線旧線跡。 Oここで道路と平行していた部分が別れる。
P道路部分が東北本線旧線跡。
Q東北本線旧線の橋梁跡。橋台は旧線の物で橋自体は仮設で掛け替えられた物。
RED91-11 利府駅北の東北本線旧線跡の森郷児童公園に保存。
RC58-354 利府駅北の東北本線旧線跡の森郷児童公園に保存。
S利府駅より先の廃線跡は駐車場に転用されている。駐車場に旧国鉄時代の境界杭が・・・
 S利府駅(りふえき)は、宮城県宮城郡利府町森郷柱田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線(利府支線)の駅である。利府駅構造は頭端式ホーム2面2線を持つ地上駅である。終日社員配置駅。みどりの窓口(営業時間 6:30〜21:00。休憩時間あり)、自動券売機、自動改札機設置。岩切駅管理。国鉄時代、広い駅構内の側線が仙台運転所(現・仙台車両センター)の派出所のように利用されており、常時数編成の列車が留置されていた。また、駅構内に電気機関車EF71 1、ED78 1、ED77 1、ED91 21、ED75 1、ED71 1が保存されていたが、2005年3月に撤去、新幹線総合車両センターへ移された。
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