廃線探索 江名鉄道

更新日時 2010年01月14日

 江名鉄道(えなてつどう)は福島県小名浜の栄町駅と江名駅を結んでいた鉄道。小名浜臨港鉄道(現福島臨海鉄道)に接続し、営業管理も委ねていて車両も自前のものを持たず、延長線のような存在であった。1966年の営業休止までの僅か13年間の運行であった。江名村からの漁獲物の輸送のために小名浜から江名に至る軌道の計画が起こった。江名軽便鉄道として特許出願し、磐城海岸軌道として会社を発足させ1916年(大正5年)7月26日に開業した。小名浜 - 江名は輸送量が少なく、保守も思うに任せなかったという。線路敷が個人の所有地内を通っていたことなどもあり、軌道敷設免許が1936年(昭和11年)12月5日に取り消しとなった。ここに江名への鉄路は一度途絶えることになった。軌道の廃止になった江名では運動が起こり、小名浜臨港鉄道は1944年(昭和19年)にこの区間の免許を申請、1946年(昭和21年)に認可された。ところが制限会社に指定されてしまったために免許を別会社に移すことにして、ここに江名鉄道が設立された。1952年(昭和27年)に小名浜臨港鉄道が営業管理をすることが決定された。江名鉄道は1959年(昭和34年)以降、社長が空席で鉄道関係の従業員もいない状態であった。1965年(昭和40年)の台風で線路に被害を受けたものを仮復旧で運転していたところ、当局の申し入れで1966年(昭和41年)2月14日限りで運転休止、そのまま復旧せずに翌1967年(昭和42年)11月15日付で廃止された。同年4月に改称して福島臨海鉄道となった小名浜 - 栄町も同時に廃止となった。
駅一覧
栄町停留所(さかえまち)- 水産高校前停留所(すいさんこうこうまえ。旧下神白停留所、しもこうじろ)- 永崎駅(ながさき)- 馬落前停留所(もうじまえ)- 中之作停留所(なかのさく)- 江名駅(えな)
@福島臨海鉄道の終点。 @ここから江名鉄道が続いていた。
正確には小名浜-栄町停留所間は福島臨海鉄道。
@現在地の看板。 @小名浜−栄町停留所間。
A市営小名浜魚市場の周辺に栄町停留が有った。
 A左側のトンネルが江名鉄道の第1小名浜トンネルを拡幅したトンネル。  A現在の小名浜港トンネルの反対側から見た様子。
B小名浜港トンネルを過ぎるとこの信号で右にカーブし第2小名浜トンネルへ向かう。
C第2小名浜トンネルが有った辺りだが、現在は切り通しになっている。
D右マリンタワー、真っ直ぐが塩屋埼灯台。崎が埼? Eしもかじろばし。
E海星高校(旧小名浜水産高校)水産高校前停留所が有った辺り。この段差は江名鉄道の築堤か?
F左に山が迫っている為、海と山の間に軌道が有ったのであろう。
G道路はやがて海岸線沿いに走る。それと平行して遊歩道が有るが、これが江名鉄道の軌道跡の様だ。
H海岸線に江名鉄道の軌道跡が続く。
I遊歩道の廃線跡が海岸沿いに続く。
I民宿荒磯辺りから、海側へカーブしてゆく。
 Iコンビニの駐車場が永崎駅跡。唯一の交換可能駅は永崎で、島式ホーム1本に側線2本があったが、廃止の数年前に駅員無配置になっていた。
J永崎駅跡から少しすると駐車場が有る。海岸線側。
Jこちらの道路に近い直線の遊歩道の方が廃線跡の様な気がするが・・・
Kしばらく海岸線沿いを走っていた軌道跡は左山側へ分岐して行く。
 L右側の旧道の様な道が旧線(磐城海岸軌道)の軌道跡。 L郵便局が有るところが、駅の場合が多いが・・・
M馬落前停留所付近。
 M馬落前停留所を過ぎると左が江名鉄道の軌道跡。右が旧線(磐城海岸軌道)の軌道跡。 M中之作南トンネル。
 N中之作南トンネル(旧第1中之作トンネル)単線のトンネルとしては大きいので道路トンネルとして拡幅された様だ。
N旧第2中之作トンネルが有ったと思われる場所。現在は切り通しになっている。
O中之作停留所は旧第2中之作トンネルと江名トンネルに挟まれた場所に合った。
P中之作北トンネル(旧江名トンネル)
P中之作北トンネル(旧江名トンネル)
P中之作北トンネルを過ぎた辺り。
 Q江名駅が有った周辺。江名駅は市街地から南にやや離れた所にあり、旅客ホーム、貨物ホーム、入換線、機廻線、ピットなどがあった。
戻る Copyright (C) 2008-2016 hotetu.net All Rights Reserved
外部から直接リンクで飛んできた方は右ホームページリンクへ http://www.hotetu.net/
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』