更新日時 2016年01月12日

廃線探索 仙北鉄道築館線
 仙北鉄道築館線:仙北鉄道は、かつて宮城県栗原郡瀬峰町(現・栗原市)の瀬峰駅と同県登米郡登米町(現・登米市)の登米駅、瀬峰駅と栗原郡築館町(現・栗原市)の築館駅を結んでいた、2つの路線からなる軽便鉄道である。1968年に全線が廃止された。1923年(大正12年)、築館線の開通や栗原軌道の開業に影響された一迫町の有志による、築館線延長計画が持ち上がった。仙北鉄道は築館駅から花山村に至る路線延長を決定し、1924年(大正13年)6月7日に鉄道敷設認可を総理大臣に申請した。計画では築館 - 一迫町(真坂) - 川口 - 花山というルートだった。登米線志津川延長と同じく1925年(大正14年)3月に申請は不許可となり、路線延長計画は断念した。その後、路線権は地元有志に譲渡され「迫鉄道」として会社設立までしたが、結局建設には至らず、会社解散となり路線延長は完全に消え去った。途中の新生園前 - 太沢間にあった葉ノ木山隧道 (北緯38度40分55秒東経141度3分31秒) は、日本の軽便鉄道では珍しく長いトンネルで、レンガ造りで全長は243mに達した。難工事であったという(なお、このトンネルは2012年現在でも遺構として残存しているが、一部が崩落し、内部の路盤も水没している)。廃止後は路盤の多くが所々に離合所を設けた幅4mの専用道路となり、バスやトラック(定期運行)が運行されていた。瀬峰駅ではプラットホームや腕木式信号機もそのまま使用されており(バスの出入り口がホームと反対になった場合には乗客は一旦地面に降りてからホームへ登る)、築館駅でも駅本屋が残されて出改札・待合所として使用されていたほか、初期には葉ノ木山隧道にもバスが通っていた。なお、現在までにすべて自治体に移管されたり消滅したりしている。鉄道廃止後の代替輸送は仙北鉄道バスに始まり、宮城バス、宮城交通を経て、宮交栗原バスの玉沢線として、その後の会社の系譜に沿って運行されてきたが、2006年9月30日に赤字路線整理のために廃止された。廃止後は栗原市民バス(グリーン観光バス委託)に引き継がれ、鉄道開業以降続いてきた宮城交通関連会社から完全に離れることになった。
築館線
瀬峰駅 - 藤里駅 - 新生園前駅 - 太沢駅 - 玉荻駅 - 築館駅
@仙北鉄道の瀬峰駅跡。瀬峰駅跡には仙北鉄道瀬峰駅跡の碑がある。
 @仙北鉄道の瀬峰駅跡。瀬峰は東北本線瀬峰駅の東側にあり、東北本線の駅と跨線橋でつながった島式の旅客ホーム1本と、東北本線との間に貨物上屋付きの貨物ホーム1本があった。また、構内には車庫を併設しており、DL庫(2線)、気動車庫(2線)ともう1棟(2線)の車庫や数棟の管理棟や倉庫が建っており、小型のターンテーブルなどもあった。築館線廃止後のバスも旅客ホームから発着しており、バスが走行する部分は尾小屋鉄道小松駅のようにレールの間を板敷きにしていた。
A仙北鉄道築館線の瀬峰駅 - 藤里駅間の廃線跡。
B仙北鉄道築館線の瀬峰駅 - 藤里駅間の廃線跡。東北本線をアンダークロスする。
C仙北鉄道築館線の瀬峰駅 - 藤里駅間の廃線跡。
D仙北鉄道築館線の藤里駅跡。藤里駅跡には仙北鉄道藤里停留所跡の碑がある。
E仙北鉄道築館線の藤里駅 - 新生園前駅間の廃線跡。この先は路盤が消失している。
F仙北鉄道築館線の藤里駅 - 新生園前駅間の廃線跡。ここから先は廃線跡を道路に転用。
G仙北鉄道築館線の藤里駅 - 新生園前駅間の廃線跡。仙北鉄道築館線の碑がある。
H仙北鉄道築館線の藤里駅 - 新生園前駅間の廃線跡。
I仙北鉄道築館線の新生園前駅跡。この先の葉ノ木山隧道まで、ため池に転用の為水没している。
J仙北鉄道築館線の葉ノ木山隧道。割堀に成っている。坑口は崩れて閉鎖されているようだ。
K仙北鉄道築館線の新生園前駅 - 太沢駅間の廃線跡。
 L仙北鉄道築館線の 太沢駅跡。太沢には貨物側線や線路班の施設があり、バス専用道となった後も道路保守の基地とされていたほか、ホーム、駅舎も残り待合室もそのまま使用されていた。廃線後に駅本屋や線路班詰所が民家に転用された。
M仙北鉄道築館線の太沢駅 - 玉荻駅間の廃線跡。
N仙北鉄道築館線の太沢駅 - 玉荻駅間の廃線跡。
O仙北鉄道築館線の太沢駅 - 玉荻駅間の廃線跡。この先築堤の廃線跡が残る。
P仙北鉄道築館線の太沢駅 - 玉荻駅間の廃線跡。
P仙北鉄道築館線の太沢駅 - 玉荻駅間の廃線跡。この橋台は仙北鉄道築館線の当時の物か?
Q仙北鉄道築館線の 玉荻駅跡。
R仙北鉄道築館線の玉荻駅 - 築館駅間の廃線跡。
S仙北鉄道築館線の玉荻駅 - 築館駅間の廃線跡。
@仙北鉄道築館線の玉荻駅 - 築館駅間の廃線跡。
A仙北鉄道築館線の玉荻駅 - 築館駅間の廃線跡。築堤が残る。
B仙北鉄道築館線の玉荻駅 - 築館駅間の廃線跡。築堤が残る。
C仙北鉄道築館線の玉荻駅 - 築館駅間の廃線跡。
D仙北鉄道築館線の玉荻駅 - 築館駅間の廃線跡。
E仙北鉄道築館線の玉荻駅 - 築館駅間の廃線跡。
F仙北鉄道築館線の玉荻駅 - 築館駅間の廃線跡。
G仙北鉄道築館線の玉荻駅 - 築館駅間の廃線跡。
H仙北鉄道築館線の築館駅跡。以前の事務所は、旧仙北鉄道築館線築館駅跡地にあった。
Iミヤコーバス築館営業所の現事務所は駐車場・整備工場のあった場所に移動した。
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出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『栗原市』を掲載」