更新日時 2017年10月06日
神岡鉄道神岡線は、富山県富山市の猪谷駅から岐阜県飛騨市の奥飛騨温泉口駅に至る神岡鉄道が運営していた鉄道路線である。日本国有鉄道(国鉄)の特定地方交通線(神岡線)を1984年に引き継いだもので、2006年12月1日に全線が廃止された。本来、神岡鉱山から産出される亜鉛鉱石の輸送が目的の鉄道であり、改正鉄道敷設法別表にも制定時から「富山県猪谷ヨリ岐阜県船津ニ至ル鉄道」として掲げられている。鉱山へは、1922年に軌間762mm(後に610mm)の神岡軌道(専用鉄道、後に地方鉄道)が本路線の川を挟んだ対岸から通じていたが、本路線の開業とともに1967年にその役目を終えている。高原川沿いの急峻な山間を走るため、全線の64%がトンネルまたは橋梁という山岳路線で路線環境も良く、「奥飛騨の地下鉄」とも呼ばれていた。1984年に国鉄から神岡鉄道へ第三セクター鉄道として転換された後も、神岡鉱山からの硫酸輸送を行ってきたが、神岡鉱山を運営する神岡鉱業がトラック輸送に切り替えたため、2004年10月15日限りで硫酸輸送を終了。同年12月31日限りで貨物営業が休止された。収入の7割以上を占め経営の柱であった貨物輸送がなくなり、転換交付金も底をつく見込みであることから、2005年6月29日に神岡鉄道は神岡線を2006年末限りで廃止する方針を決め、2005年8月2日の臨時株主総会で2006年12月1日廃止が正式決定された。この間、フランスの公共交通会社コネックス(現・ヴェオリア・トランスポール)や東京の旅行会社トラベルプランニングオフィスなどが飛騨市に経営移譲を申し入れる動きもあったものの、コネックスとの交渉は立ち消え状態になり、トラベルプランニングオフィスは代表者の中尾一樹が三井金属鉱業に対し経営移譲を求め株主代表訴訟を提起していたがのちに取り下げた。 | |
神岡鉄道神岡線(廃線) 猪谷駅 - 飛騨中山駅 - 茂住駅 - 漆山駅 - 神岡鉱山前駅 - 飛騨神岡駅 - 神岡大橋駅 - 奥飛騨温泉口駅 |
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@猪谷駅(いのたにえき)は、富山県富山市猪谷字旦暮にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)高山本線の駅である。JRの境界駅の一つで、東海旅客鉄道(JR東海)の列車も乗り入れる。かつては高山本線のほかにも神岡鉄道の神岡線が乗り入れていたが、2006年(平成18年)に廃線となった。 | |
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@猪谷駅構造はホームが地面に接する地上駅となっている。ホームは1面で、東西両側に線路が接する島式ホームという形式である。乗り場は2線あり、ホーム東側が1番のりば、西側が2番のりばと称される。1番のりばの線路が上り本線、2番のりばの線路が下り本線となっている。すべての普通列車が当駅で折り返すため、特急も含めて上下線の区別なく発着している。このほかにも、上り本線の横にホームのない待避線(上り1番線)がある。2006年に廃止された神岡鉄道神岡線は、島式ホームの1番線側の一部を切り欠いた(切欠きホームと呼ばれる)3番線を使用していた。神岡線廃止後、しばらくの間はレールが撤去されたのみで看板は残っていたが、現在は3番線のレールや乗り場番号標は撤去され、ホームにも柵が設置された。無人駅であるが、特急停車駅であり、JRの境界駅であり、夜間滞泊設定駅となっている極めて珍しい駅である。 | |
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A神岡鉄道神岡線の猪谷駅 - 飛騨中山駅間の廃線跡。高山本線と並行区間。 | |
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A神岡鉄道神岡線の猪谷駅 - 飛騨中山駅間の廃線跡。新城ヶ山トンネルの猪谷駅側。L-832m | |
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B神岡鉄道神岡線の猪谷駅 - 飛騨中山駅間の廃線跡。新城ヶ山トンネルの飛騨中山駅側。 上記写真は険酷隧さんから写真を提供頂きました。 |
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B神岡鉄道神岡線の猪谷駅 - 飛騨中山駅間の廃線跡。宮川を渡る宮川橋梁。 | |
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B神岡鉄道神岡線の猪谷駅 - 飛騨中山駅間の廃線跡。宮川橋梁と第1中山トンネル。L=93m。 上記写真は険酷隧さんから写真を提供頂きました。 |
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C神岡鉄道神岡線の猪谷駅 - 飛騨中山駅間の廃線跡。 | |
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C神岡鉄道神岡線の猪谷駅 - 飛騨中山駅間の廃線跡。踏切跡より撮影。 | |
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D飛騨中山駅(ひだなかやまえき)は、岐阜県飛騨市神岡町中山にあった神岡鉄道神岡線の駅。2006年(平成18年)に廃駅となった。高原川の作った谷を国道41号と神岡線の線路が走り、駅は国道から少し上がったところに設けられていた。岐阜県と富山県の県境が近く高原川の対岸はすぐ富山県富山市である。中山の集落は駅の北西300メートルほどの国道沿いに開けているが規模は小さい。神岡線は中山の集落の脇をトンネルで通過したため列車からは中山の集落を見ることはできなかった。 | |
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D飛騨中山駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。無人駅で駅舎はなく、駅の設備としてはホームとその上の待合所があるのみとなっていた。ホームは国道よりも高い位置に設けられ、国道からは舗装もされていない細い坂道を上って至った。ホーム上には毘沙門天の木像をまつった祠が置かれていた。中山の集落には東林寺や北陸電力の中山発電所がある。当駅と茂住駅との間の神岡線はほとんどが第四中山トンネルの中であった。 | |
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E神岡鉄道神岡線の飛騨中山駅 - 茂住駅間の廃線跡。第3中山トンネルの飛騨中山駅側。 | |
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F神岡鉄道神岡線の飛騨中山駅 - 茂住駅間の廃線跡。第4中山トンネルの茂住駅側。 | |
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F神岡鉄道神岡線の飛騨中山駅 - 茂住駅間の廃線跡。 | |
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G茂住駅(もずみえき)は、岐阜県飛騨市神岡町西茂住にあった神岡鉄道神岡線の駅。2006年(平成18年)に廃駅となった。駅舎はブロック造りで内部には待合所のほか駅事務室やトイレがあり、待合所の内部には出札口もあったが、無人駅とされてからは駅事務室は閉鎖、出札口は板で閉じられていた。改札の柵も撤去され、トイレは鍵がかけられたが待合所内部の小荷物窓口はそのまま残されていた。 | |
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G茂住駅構造は地上駅。開業当初は島式ホーム1面2線を有したが、のちに駅舎側の1線が撤去され1面1線となった。ホームから駅舎へはこの名残で線路のない構内踏切を通って至った。ホーム上に福禄寿の木像を奉った祠が置かれていた。 | |
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H神岡鉄道神岡線の茂住駅 - 漆山駅間の廃線跡。白山隧道の茂住駅側。延長65m。施行:西松建設。 | |
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H神岡鉄道神岡線の茂住駅 - 漆山駅間の廃線跡。白山隧道の漆山駅側。延長65m。施行:西松建設。 | |
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I神岡鉄道神岡線の茂住駅 - 漆山駅間の廃線跡。住吉隧道の茂住駅側。延長3.3q。施行:西松建設。 | |
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I神岡鉄道神岡線の茂住駅 - 漆山駅間の廃線跡。住吉隧道の茂住駅側。延長3.3q。施行:西松建設。 | |
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J神岡鉄道神岡線の茂住駅 - 漆山駅間の廃線跡。住吉隧道の漆山駅側。延長3.3q。施行:西松建設。 | |
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J神岡鉄道神岡線の茂住駅 - 漆山駅間の廃線跡。北陸電力牧発電所が見える。 | |
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K神岡鉄道神岡線の茂住駅 - 漆山駅間の廃線跡。住吉隧道に資材を運ぶ為の荷下ろし設備。 | |
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K漆山駅(うるしやまえき)は、岐阜県飛騨市神岡町西漆山にあった神岡鉄道神岡線の駅。2006年(平成18年)に廃駅となった。駅構造は単式ホーム1面1線の地上駅であった。無人駅となっており、ホーム上には小さな待合所と寿老人の木像を奉った祠が設置されていた。高原川沿いにある駅。国道41号が対岸を走り、駅とは鉄橋で結ばれている。駅の周りには西漆山の集落が開けており、正眼寺、白山神社がある。駅の対岸にある集落としては東漆山と牧があるが、西漆山ほど規模は大きくない。 | |
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L神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。 | |
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M神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。第一高原川橋梁。施工:佐藤工業。 | |
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M神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。第一高原川橋梁。施工:佐藤工業。 | |
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M神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。第一高原川橋梁。施工:佐藤工業。 | |
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N神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。 | |
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N神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。 | |
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O神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。 | |
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O神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。 | |
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O神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。第一漆山トンネル。釣りの監視用の軽トラ? | |
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O神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。第一漆山トンネルの漆山駅側。L=430m。 | |
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P神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。第一漆山トンネルの神岡鉱山前駅側。 | |
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P神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。高原川を渡る橋梁。 | |
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P神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。高原川を渡る橋梁。 | |
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P神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。第二漆山トンネルの漆山駅側。L=285m。 | |
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Q神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。第二漆山トンネルの神岡鉱山前駅側。 | |
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Q神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。クズの葉っぱが生い茂っている。廃線探索後は漆山の地名にもあるように漆にもかぶれた。 | |
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R神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。高原川を渡る橋梁。 | |
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S神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。国道41号線の跨線橋。 | |
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S神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。国道41号線の跨線橋より撮影。 | |
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S神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。第三漆山トンネルの漆山駅。L=194m。 | |
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@神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。第三漆山トンネルの神岡鉱山前駅側。 | |
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@神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。高原川を渡る橋梁。 | |
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@神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。割石トンネルの漆山駅側。L=2,677m。 | |
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A神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。割石トンネルの神岡鉱山前駅側。L=2,677m。 | |
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B神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。跨線橋より撮影。 | |
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C神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。割堀へ降りる階段がある。 | |
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C神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。小型の橋梁がある。 | |
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C神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。船津隧道の漆山駅側。施工:三井建設。 | |
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D神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。船津隧道の神岡鉱山前駅側。L=673m。 | |
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E神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。この辺もクズだらけ。 | |
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E神岡鉄道神岡線の漆山駅 - 神岡鉱山前駅間の廃線跡。 | |
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F神岡鉱山前駅(かみおかこうざんまええき)は、岐阜県飛騨市神岡町船津にあった神岡鉄道神岡線の駅。奥飛騨温泉口駅から当駅までの区間列車も設定された拠点駅、また線内唯一の鉄道貨物輸送の拠点駅であったが、2006年(平成18年)に廃駅となった。ホームは築堤の上に位置し、ホームへは入り口を入ってから地下道を通り階段を上って至った。駅舎はこの階段を上ってすぐのホーム上に置かれていたが、駅事務室と待合所は完全に分離され、窓口等は一切設けられなかった。待合室にはストーブ、扇風機、テレビなどが設置されたほか、男女別の水洗トイレが存在した。 | |
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F神岡鉱山前駅構造は地上駅。普段使われた部分としては島式ホームの片面1線のみであるが列車同士の行き違いは可能であり、留置線や車庫を有した。当駅を通過する列車は当駅でタブレットを交換する必要があり、当駅は神岡鉄道で唯一社員が配置された直営駅となっていた。国鉄時代は築堤の手前に鉄筋コンクリート平屋建ての駅舎があり、神岡鉄道転換後も本社機能を有していたが、2002年(平成14年)に本社機能を奥飛騨温泉口駅に移転した後、駅舎は撤去された。集札や改札は行われず、普通乗車券は待合所の内部に設置された自動券売機で購入するのみとなっていた。当駅の駅事務室には神岡鉄道の運輸課が置かれており、記念乗車券や定期券はここで販売していた。また、ホーム上に大黒天の木像を奉った祠が置かれていた。 | |
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F神岡鉱山前駅のこの車庫の中にディーゼル機関車が眠っている。KMDD132。 | |
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F現在では、観光用軌道自転車「レールマウンテンバイク」の折り返し地点となっている。 | |
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F神岡鉱山前駅構内。ここからは「レールマウンテンバイク」に乗車して廃線探索。 | |
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F神岡鉱山前駅構内。機関庫が残る。 | |
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G神岡鉄道神岡線の神岡鉱山前駅 - 飛騨神岡駅間の廃線跡。 | |
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H神岡鉄道神岡線の神岡鉱山前駅 - 飛騨神岡駅間の廃線跡。第一神岡隧道の神岡鉱山前駅側。 | |
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I神岡鉄道神岡線の神岡鉱山前駅 - 飛騨神岡駅間の廃線跡。隧道内は何かの研究が行われている。 | |
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J神岡鉄道神岡線の神岡鉱山前駅 - 飛騨神岡駅間の廃線跡。第一神岡隧道の飛騨神岡駅側。 | |
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J飛騨神岡駅(ひだかみおかえき)は、岐阜県飛騨市神岡町船津にあった神岡鉄道神岡線の駅。神岡鉄道神岡線の廃線により、2006年(平成18年)に廃駅となった。線路は急傾斜を避けるべく山肌に敷かれているため、谷あいに開けた神岡中心街の上を鉄橋で越えており、鉄橋の両端に迫る山をトンネルで抜けていた。ホームはその鉄橋の上に設けられ、ホーム上にはその他恵比寿の木像を祀る祠が建てられていた。 | |
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J飛騨神岡駅構造は単式ホーム1面1線を有する高架駅であった。ホームの下には神通川水系高原川の支流山田川が流れており、二つのトンネルを橋で直接結び山田川を渡る形になっていた。ホームの猪谷方の端から階段を降りたところに駅舎が置かれていた。コンクリート造り一階建てで、内部には待合所やトイレのほか、駅事務室部分を改装した美容室があり営業を行っていた。当駅は完全な無人駅であり、美容室では乗車券の販売などは一切行われていなかった。駅舎はホームよりは低いものの街より高い位置にあり、駅舎を出るとさらに階段を下りて外に出る。 | |
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K神岡鉄道神岡線の飛騨神岡駅 - 神岡大橋駅間の廃線跡。 | |
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L神岡鉄道神岡線の飛騨神岡駅 - 神岡大橋駅間の廃線跡。 | |
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M神岡鉄道神岡線の飛騨神岡駅 - 神岡大橋駅間の廃線跡。 | |
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N神岡鉄道神岡線の飛騨神岡駅 - 神岡大橋駅間の廃線跡。 | |
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O神岡鉄道神岡線の飛騨神岡駅 - 神岡大橋駅間の廃線跡。 | |
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O神岡大橋駅(かみおかおおはしえき)は、岐阜県飛騨市神岡町釜崎にあった神岡鉄道神岡線の駅。2006年(平成18年)に廃駅となった。飛騨神岡駅などと同様、神岡の市街地に位置し、周辺には人家が多くあるほか商店なども散見される。旧神岡町の中心部は駅とは高原川の対岸に開けており、駅名の由来となった神岡大橋という赤い橋で連絡している。その他、駅の周辺には藤波八丁(遊歩道)がある。隣の奥飛騨温泉口駅までの沿線に歩道が設けられており、ハイキング感覚で通行することができる。また駅近傍にある公衆トイレの建物はきのこの形をしている。 | |
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O神岡大橋駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。無人駅で駅舎はなく、駅の設備はホームとその上にある待合所のみとなっていた。ホーム上に弁財天の木像をまつった祠が置かれていた。国鉄時代には存在していなかった。神岡線が神岡鉄道に承継された1984年(昭和59年)10月1日に、近隣住民の要望等により新たに設置された駅である。神岡線の各駅の中では全通後に新設された唯一の駅ということになる。 | |
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O神岡鉄道神岡線の神岡大橋駅 - 奥飛騨温泉口駅間の廃線跡。 | |
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O神岡鉄道神岡線の神岡大橋駅 - 奥飛騨温泉口駅間の廃線跡。跨線橋より撮影。 | |
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P神岡鉄道神岡線の神岡大橋駅 - 奥飛騨温泉口駅間の廃線跡。 | |
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Q神岡鉄道神岡線の神岡大橋駅 - 奥飛騨温泉口駅間の廃線跡。バイク牽引のトロッコに乗車。 | |
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R神岡鉄道神岡線の神岡大橋駅 - 奥飛騨温泉口駅間の廃線跡。 | |
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S神岡鉄道神岡線の奥飛騨温泉口駅跡。レールバイクは2名以上で申し込みの為、トロッコに乗車。 | |
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S奥飛騨温泉口駅(おくひだおんせんぐちえき)は、岐阜県飛騨市神岡町東雲にあった神岡鉄道神岡線の駅。神岡線の終着駅であったが、2006年(平成18年)に廃駅となった。 現在は、観光用の軌道自転車の体験運転ができる。神岡鉄道移管後の2002年に完成した二代目駅舎は木造一階建てで、線路の奥に垂直に設けられていた。内部には待合所のほか神岡鉄道本社があり、同社が経営する旅行センターも営業していたが、旅行センターは末期に廃止された。また一代目駅舎(コンクリート平屋建て)は元の位置(ホーム脇)に残されており、こちらでは喫茶店「あすなろ」が営業していた。トイレは旧駅舎側にあった。その他、ホーム上に布袋の木像をまつった祠が置かれていた。当駅から神岡鉱山前駅まで、観光用の軌道自転車「レールマウンテンバイク」の体験運転ができる。尚、かつて使われていた神岡鉄道の車両は、駅構内には保存されていない。 | |
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S右写真は2012年の時には無かった車輌です。 | |
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S奥飛騨温泉口駅構造は単式ホーム1面1線と留置線を有する地上駅であった(夜間滞泊はなし、神岡鉱山前駅まで回送で戻っていた)。かつては島式ホーム1面2線を有したが、末期には一部が埋め立てられ、片側のみが使われた。無人駅であるが駅舎には自動券売機が一台設置されていた。神岡鉄道では神岡鉱山前駅と並び乗車券の購入できるただ二つの駅となっていた。 | |
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S奥飛騨温泉口駅に展示されている神岡線の写真。 | |
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S神岡鉄道KM-100形気動車(かみおかてつどうKM-100がたきどうしゃ)は、神岡鉄道が1984年(昭和59年)の開業にあわせて導入した鉄道車両(気動車)である。本記事では、ほぼ同形のKM-150形気動車についても記述する。神岡線が1984年10月1日に第三セクターの神岡鉄道に転換されるのを前に、新潟鐵工所によりKM-100形1両(KM-101)とKM-150形1両(KM-151)が製造された。車体、エンジンなどは新製しているが、一部の機器類は国鉄キハ20形気動車より流用している。KM-101は一般用、KM-151はイベント兼用となっているが、基本構造は両形式とも同一である。形式のKMはKamioka Myrailの略で、沿線住民への親しみを込めたものである。KM-101には「おくひだ1号」、KM-151には「おくひだ2号」の愛称が一般公募により付けられた。いずれもワンマン運転に対応した構造である。 | |
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S5t積有蓋貨車とナベトロ(横転車ダンプカー) | |
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S巡視車(パトロールカー)及び人車。 | |
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S立山砂防のディーゼル機関車。北陸重工製。機関610mm。 | |
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S神岡鉱山の構内竪坑底及び通洞で使われていた電気機関車。 | |
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S神岡鉱山で使われていた人車。 | |
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