廃線探索 飯田線旧線(佐久間駅−大嵐駅)

更新日時 2012年10月15日

 飯田線旧線(佐久間駅−大嵐駅):佐久間ダムは、当時日本で最大規模の堤体と発電量を持つ巨大ダムであり、そのダムによって生成された人造湖(佐久間湖)は上流の泰阜発電所付近に至る全長33kmにもなり、当時天竜川左岸を走っていた飯田線の佐久間 - 大嵐間約18kmの部分がダム湖に水没するため、ダム建設に伴う補償としてこの水没区間の路線変更が行われた。佐久間ダムにより水没する部分は佐久間駅 - 大嵐駅間の約18kmであり、この区間には豊根口駅、天龍山室駅、白神駅の3駅があったが、これらは線路共々廃止となった。1955年(昭和30年)11月11日に路線変更が行われ、豊根口、天龍山室、白神の旧線上の3駅が廃止になるとともに、新線に相月、城西、向市場、水窪の4駅が新たに開業した。新線との合流地点となった大嵐駅はホームの移動や構内配線の変更が行われ、また佐久間駅は路線変更に合わせて移転し、旧佐久間駅跡には佐久間発電所が建設されている。
1955年廃止(ダム建設による線路付け替え区間)
佐久間駅 (0.0km) - 豊根口駅 (3.0km) - 天龍山室駅 (6.4km) - 白神駅 (10.5km) - 大嵐駅 (13.3km)
 @佐久間駅の旧駅は駅西側の、現在電源開発・佐久間発電所となっている場所にあった。電源開発・佐久間発電所内に佐久間隧道の入口が残っているのが解っていたので、外にいた電源開発の職員に隧道を見せてくださいとお願いしたら簡単にどうぞと言われたので見させて頂いた。人に尋ねることやお願いすることに躊躇しない性格なのでそれが幸いしている。(通常はテロ防止等で変電所内等は見学させて頂けない場合が多くある)
 @佐久間隧道入口。佐久間隧道は電源開発・佐久間発電所の資材置き場になっていて、資材運搬用のトロッコ軌道が残る。
 A夏焼第二隧道の下流坑口は佐久間貯水池最高水面より余裕高さが少ないので大雨の時にダムの水位が異常に上昇した時一時的に冠水して運行が出来なくなると看板に書かれている。
 A夏焼第二隧道(なつやけだいにずいどう)とは、静岡県浜松市天竜区水窪町大嵐の静岡県道288号大嵐佐久間線上に存在するトンネルである。延長1,233m。1936年(昭和11年)に、三信鉄道が白神駅(現在廃駅) - 大嵐駅間に建設した夏焼隧道(トンネル)で、竣工当時の延長は4,062.30フィート (1,238m) だった。その後、日本国有鉄道飯田線のトンネルとして使われていたが、1955年(昭和30年)11月1日に佐久間ダムの建設に伴う同線の付け替えにより廃止となり、道路トンネルに転用された。また、転用に当たって、佐久間湖満水時の水没を防ぐため5m嵩上げするように南側(佐久間側)から100mほど掘り直された。 佐久間湖満水時の水面は標高260mなのに対し、トンネル南側の標高は263mのため、異常増水時は水没の恐れがあり、1960年(昭和35年)頃に水没したことがあるという。トンネルの南側坑口には夏焼集落が存在する。集落以南の県道288号は廃道となっているため、本トンネルが集落への唯一のアクセス路となる。
 B内部は照明が少なく常に薄暗い。大嵐側から200mほどの地点には横穴があり、ところどころに退避坑が残っている。
C夏焼第二隧道の大嵐駅側。
C夏焼第二隧道と夏焼第一隧道の間には車庫?が存在する。
 C夏焼第一隧道:夏焼第二隧道の大嵐側には、全長98.6mの夏焼第一隧道が存在する。生い立ちは同じで、堀直しなどは行われておらずほぼ原形を留めている。 なお、飯田線時代は栃ヶ岳隧道と呼ばれていた。この2つの隧道の間には栃ヶ沢橋梁が存在していたが、現在沢ごと埋められてしまったようである。
D夏焼第一隧道の大嵐駅側。
E大嵐駅前に旧大嵐駅が草むら部分に有ったようだ。
 E大嵐駅(おおぞれえき)は、静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である。難読駅名の駅として知られる。豊橋方の大原トンネルは飯田線で最長 (5,063m) である。
 E大嵐駅構造は島式ホーム1面2線と側線を持つ地上駅。警報機の付いた構内踏切が平岡方面にある。中部天竜駅管理の無人駅である。トンネルに挟まれており、分岐器もトンネル内にある。(大原トンネル側は佐久間ダムにより水没した旧線の付け替えのため急カーブとなっている)旧・富山村が東京駅を模して建設した駅舎がある。この駅舎は「みんなの休む処」と名付けられている。
E大嵐駅前には索道が有ったようだ。
戻る Copyright (C) 2008-2016 hotetu.net All Rights Reserved
外部から直接リンクで飛んできた方は右ホームページリンクへ http://www.hotetu.net/ 歩鉄の達人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』