更新日時 2011年05月17日

 鉄道博物館(てつどうはくぶつかん、英語: The Railway Museum)は埼玉県さいたま市大宮区大成町および北区大成町にある鉄道に関する博物館である。東日本旅客鉄道(JR東日本)の創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして2006年5月14日に閉館した交通博物館に替わる施設として、2007年10月14日の鉄道の日に開館した。財団法人東日本鉄道文化財団が運営している。愛称は鉄博(てっぱく)。鉄道博物館のコンセプトは次に掲げる通りである。日本と世界の鉄道に関する遺産と資料を広く人々に公開し、かつ旧日本国有鉄道の改革および東日本旅客鉄道に関する資料を保存し調査研究を行う。鉄道システムの変遷を鉄道車両などの実物展示を中心に各々の時代背景を交えながら産業史として公開する。鉄道の原理・仕組みと最新の鉄道技術、将来の鉄道技術を子供たちに模型やシミュレーション、遊具を使いながら体験的に学習できる。また車両展示スペースの線路は京都府京都市の梅小路蒸気機関車館と同様に実際の営業線(大宮総合車両センターを含む)とも結ばれており、車両の入れ替えなどが可能なように設計されている。なお当館が建設された場所は車両解体場(浦和電車区大成派出)の跡地で、それ以前は非電化時代の川越線の気動車の留置線であった。
 大宮総合車両センターのD51 187蒸気機関車:D51型式蒸気機関車は、1936年(昭和11年)に誕生した優秀な大型貨物列車で、1945年(昭和20年)までに民間工場をはじめ国鉄の8工場でも製造され、合計1,115両製造された。大宮工場においては、1938年(昭和13年)4月から1942年(昭和17年)3月までに、当時の社会的な要請に対応して31両製造したが、このD51187号機はそのうちの第1両目の由緒ある機関車で、1938年(昭和13年)4月12日に着手し、同年9月8日に完成しました。当時の工場職員が寝食を忘れ、心血を注いで製造にあたり、その構成部品の全てを工場独自の力で製作したもので、歴史的にも技術の大宮工場の真価を現したものであり、記念物として先輩の偉業を讃えると共に、当時の職員の21世紀の国鉄へ向かっての自覚を具現する象徴として、この地に長く保存することとなり、1971年(昭和46年)10月14日準鉄道記念物に指定された。
RAILWAY GARDEN PROMENADEに展示されているEF58154とEF15168のカットモデル。
 鉄道博物館駅(てつどうはくぶつかんえき)は、埼玉県さいたま市大宮区大成町三丁目にある埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)の駅である。旧称は大成駅(おおなりえき)だったが、駅名が改称されても副称として括弧内に表記されている。
 鉄道博物館駅構造は相対式ホーム2面2線を有する高架駅。東北・上越新幹線の高架軌道を挟んで位置する。改札口は内宿駅側にある。2007年3月18日のSuica導入に併せてニューシャトルの中間駅では初めて自動改札機(3通路)が設置され、また液晶型の発車標も設置された。駅の前後は勾配になっており、新幹線高架よりも数m低くなっている。これは、新幹線を新宿まで伸ばす際の分岐を考慮したためである。
 左から01形蒸気機関車動輪、D50形蒸気機関車動輪、木製車輪、冷硬鋳鉄製車輪(チルド車輪)、鋳鉄製ボス車輪、錬鉄製車輪、鍛鋼製車輪、圧延鋼製車輪、鋳鋼製車輪。
天井はダイヤグラムを模している。 D51426カットモデル。
鉄道博物館内部全景。
 松山人車軌道廃止後は町内の神社境内に据え置かれていたが、1963年(昭和38年)にNHK仙台中央放送局へ寄贈され、国鉄大井工場(現・東京総合車両センター)での修復を経て交通博物館において展示されていた。その後、鉄道博物館開館に伴い移設。人車鉄道(軌道)とは、鉄製のレールの上に載せた客車や貨車(トロッコ)を人の力で押すもので、1895年(明治28年)に開業した「豆相人車鉄道」が最初です。小さな輸送力しか有りませんが、おもに東日本に20社程有り、貨物専用の他遊覧目的のものもありました。「松山人車鉄道」は1922年(大正11年)に東北本線松山町駅から松山町中心部まで、約2.5qを開業しましたが、1930年(昭和5年)には自動車交通の発達による輸送力の現象により廃止されました。
ウエブ・エンド・トムソン式電気通標器。 タブレット閉塞装置。
 「7100形式蒸気機関車 車号7101」(1880年製造)鉄道記念物。北海道開拓に活躍した。北海道初の蒸気機関車で弁慶号と呼ばれる。
 「9850形式蒸気機関車 車号9856」(1913年製造)現存唯一のマレー式機関車で、東海道本線御殿場越えで使用された。
「初代1号御料車 御料客車」(1876年製造)鉄道記念物・重要文化財 明治天皇専用の日本初の御料車。
「初代2号御料車 御料客車」(1891年製造)鉄道記念物 九州鉄道が製作した明治天皇専用御料車。
 「ED40形式電気機関車 車号ED4010」(1921年製造) 準鉄道記念物。初の国産電気機関車で、信越本線横川〜軽井沢間のアプト式区間で使用された。
 「EF58形式電気機関車 車号EF5889」(1956年製造) 高い人気を誇った戦後の標準型特急用電気機関車。
 「ナハネフ22形式客車 車号ナハネフ22-1」(1964年製造)国鉄初の固定編成寝台特急用客車。空気バネ台車や防音2重窓を採用。
 「C51形式蒸気機関車 車号C515」(1920年製造)1750ミリ動輪を採用した国産初の本格的な高速蒸気機関車。
 「クモハ101形式電車 車号クモハ101-902」(1957年製造)国鉄初の新性能通勤電車。首都圏・関西圏の通勤路線で使用。
 「クモハ455形式電車 車号クモハ455-1」(1965年製造)ほぼ全国で使われた長距離急行用交直両用電車。
 「クハ181形式電車 車号クハ181-45」(1965年製造) 国鉄初の特急電車151系を基に、勾配線区のために主電動機を強化。上越線で使用。  「クハ481形式電車 車号クハ481-26」(1965年製造)ほぼ全国の電化区間で使用された全電源対応特急電車の先頭車。
 「ED17形式電気機関車 車号ED171」(1923年製造)東海道本線の電化に備え、英国より輸入された電気機関車。
 「ナデ6110形式電車 車号ナデ6141」(1914年製造) 鉄道記念物。国産最古のボギー台車式大型電車。東京地区で使用された。
 「デ963形式電車 車号デ968」(1904年製造) 中央線の前身となった甲武鉄道の初期の電車。国電の元祖となった車両。
 「1290形式蒸気機関車 車号1292」(1881年製造) 鉄道記念物。日本鉄道で使われた蒸気機関車。善光号と呼ばれる。
 「開拓使号客車 車号コトク5010」(1880年製造)鉄道記念物。北海道開拓に使用した米国様式の特別客車。
 「150形式蒸気機関車 車号150」(1871年製造)鉄道記念物・重要文化財。英国から輸入された日本初の蒸気機関車。
「明治期の客車」(模造) 明治期の3等客車を模して作られた実物大展示用車両。
 「マイテ39形式客車 車号マイテ3911」(1930年製造) 東海道本線の特急用一等展望客車。桃山様式の荘厳な内装を誇る。
 「オハ31形式客車 車号オハ3126」(1927年製造)初の鋼製客車として製造された標準的な17m級客車。内装は木造。
「クモハ40形式電車 車号クモハ40074」(1936年製造)3扉ロングシート車で戦前を代表する通勤車両。
 「キハ41000形式気動車 車号キハ41307」(1933年製造)初の本格的な大型ガソリンカー。国鉄で廃車後、遠州鉄道、筑波鉄道などで使用。
 「EF66形式電気機関車 車号EF66 11」(1968年製造) 国鉄最大の出力を誇った高速貨物列車用電気機関車。
 「DD13形式ディーゼル機関車 車号DD13 1」(1958年製造)入換用ディーゼル機関車の標準機。全国の貨物ヤードで活躍した。
 「ED75形式電気機関車 車号ED75 775」(1975年製造) ほぼ全国の交流電化区間で使用された交流区間用標準電気機関車。
 「C57形式蒸気機関車 車号C57135」(1940年製造) 特急・急行列車の牽引に活躍した旅客用標準機関車。
 「コキ50000形式貨車 車号コキ50000」(1966年製造) 「戸口から戸口へ」のキャッチフレーズで貨物輸送に変革をもたらしたコンテナ貨車。
 「レムフ10000形式貨車 車号レムフ10000」(1966年製造) 九州〜首都圏を結ぶ鮮魚輸送に活躍した車掌室のついた冷蔵貨車。
 「21形式新幹線電車 車号21-25」(1964年製造)(0系新幹線電車)日本初の新幹線車両としてデビューした0系の先頭車カットモデル。  「222形式新幹線電車 車号222-35」(1980年製造) 東北・上越新幹線用に新製された200系の先頭車。
新幹線の台車。 新幹線の機械設備。
1987年3月31日さようなら日本国有鉄道。 1987年4月1日こんにちはJR東日本。
国鉄所管のの変遷。 日本国有鉄道銘板。
新幹線開業記念メダル。 銘板等。
ヘッドマーク:CASSIOPEIA ヘッドマーク:能登、北陸
ヘッドマーク:さよなら高砂線 ヘッドマーク:つばめ TSUBAME
ヘッドマーク:たから コンテナ特急 婦人子供専用車
ヘッドマーク:THE OCTAGONIAN U.S.ARMY ヘッドマーク:へいわ HEIWA
番号板等。
銘板等。 C55形蒸気機関車模型とEF551模型。
四ツ谷隧道の拱門に取り付けられていた飾兜。
昔のレール。
レール締結ボルト・ナット 東海道新幹線開業記念特急券
 車籍抹消後、大宮工場で保存されたEF85 93号機は1985年に往年の青大将塗装に塗り替えられました。現役時代の最終配置区は新鶴見区。通常は非公開です。今回特別鉄道博物館で期間限定の公開。
183系国鉄色「あずさ」 183系国鉄色「さざなみ」
 「キハ11形式気動車 車号キハ11-25」(1956年製造) 国鉄ではじめて導入された液体変速式総括制御気動車。※「キハ11形式気動車」はパークゾーンの「動態保存庫」に展示しております。  駅構内ラボ(駅名は「てっぱく」)にはかつて横浜線・京葉線で使われていた103系クハ103-713のカットボディが、自動改札機も旧式のJR型のものが置かれている。
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