更新日時 2011年03月21日

 石見銀山龍源寺間歩(間歩番号500)は銀山採掘のために掘られた「間歩」と呼ばれる坑道が500余りある中で一般公開されている観光化された間歩である。石見銀山(いわみぎんざん)は、島根県大田市にある、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山(現在は閉山)である。当時世界の銀の3割を産出したと推定される。大森銀山(おおもりぎんざん)とも呼ばれ、江戸時代初期は佐摩銀山(さまぎんざん)と呼ばれた。明治期以降は銅などの鉱物が主に採鉱された。鉱脈は石見国東部、現在の島根県大田市大森の地を中心とし、同市仁摩町や温泉津町にも広がっていた。日本を代表する鉱山遺跡として1969年(昭和44年)に国によって史跡に指定。2007年(平成19年)6月28日にニュージーランドのクライストチャーチで開催されていた世界遺産委員会でユネスコの世界遺産(文化遺産)への登録が決まり、7月2日に正式登録された。一般に銀山開発においては銀の精錬のため大量の薪炭用木材が必要とされたが、石見銀山では適切な森林の管理がなされたことにより環境への負荷の少ない開発がなされ、今日に至るまで銀山一帯には広葉樹などを含む森林が残されてきている点が特に評価されている。2007年には日本の地質百選にも選定されている。初期には仙ノ山山頂付近から自然銀に富む福石(ふくいし)が主に産出し、開発が進行するにつれ地下深くなり、銀を多く含む黄銅鉱、黄鉄鉱、方鉛鉱などの永久鉱床(えいきゅうこうしょう)の採掘に移行していった。
開時間 9:00〜17:00(12月〜2月までは9:00〜16:00) 定休日 年末年始
料金等 個人 一般400円/小人200円
 龍源寺間歩は、御直山(おじきやま)五ヶ山のひとつ、江戸時代の中頃に開発された代官所直営の坑道で、大久保間歩に次いで長く、約600mあります。そのうち一般に公開されているのは273mで、坑道の壁面 には当時のノミの跡がそのまま残っています。 また、排水のため垂直に100mも掘られた竪坑も見ることができ、石見銀山絵巻等の展示もあります。(右写真:明治時代の龍源寺間歩前)
 江戸中期以後に開発された間歩(坑道)で、「御直山」と呼ばれた代官所直営の操業地にあった坑道で「御直山」の中でも銀山を代表する「五か山」の一つです。坑口の横には番所(管理小屋)を設け、四ッ留と呼ぶ坑木を組み合わせて坑口としています。坑道は、ほぼ水平に約600m掘り進んでおり、高さ1.6〜2m、幅0.9〜1.5m、採掘と同時に鉱石運搬の幹線坑道としても使ったようです。内部の岩質は角礫凝灰岩、坑道の壁面や天井にはのみ跡が残り、鉱脈を追って掘り進んだ小さな坑道(ひ押し坑)や上下方向に延びる斜坑を見ることが出来ます。排水用の坑道でもあった下の「永久坑」へ降りる垂直の竪坑も残っています。坑道は入口から水平に約630m続いており、そのうち現在公開している坑道は、156mまでで、そこから新しく掘った116mの連絡通路で栃畑谷へ通り抜けるようになっています。床面の高さは入坑しやすいように一部掘り下げたところもあります。
龍源寺間歩メイン坑口の横穴。 龍源寺間歩の幹線坑道出口方向。
龍源寺間歩の幹線坑道入口方向。 間歩内は気温5℃。
龍源寺間歩の ひ押し坑。
龍源寺間歩の幹線坑道出口方向。 龍源寺間歩の ひ押し坑。
龍源寺間歩の ひ押し坑。 龍源寺間歩の幹線坑道出口方向。
龍源寺間歩の ひ押し坑。
龍源寺間歩の ひ押し坑。 現在地看板。
龍源寺間歩の ひ押し坑。 永久坑道へ排水坑道。
この竪坑は排水溝です。龍源寺間歩に溜まった水を約100mしたの永久坑道へ排水したと言われています。
龍源寺間歩の ひ押し坑。 龍源寺間歩の幹線坑道出口方向。
龍源寺間歩の ひ押し坑。照明が点灯しているので草が生えている。
龍源寺間歩の ひ押し坑。
龍源寺間歩の ひ押し坑。
龍源寺間歩の ひ押し坑。
龍源寺間歩の ひ押し坑。
龍源寺間歩の ひ押し坑。
ここは入口から約160m地点でこの先は左にカーブしながら195m地点で落盤している。
新坑道と旧坑道の合流地点。
 石見銀山の資源は、今から百数十万年前に地下に存在した、銀を始め金、銅などを含む熱水の働きにより誕生しました。今皆さんが歩いて来た坑道の岩石は、白色〜灰色の石英安山岩と呼ばれるものです。この岩石の表面には同じ方向に何本もの割れ目(断裂・クラック)があることがわかります。この割れ目は、幅が数o〜数mあり、割れ目に沿って熱水が通過することで、銀、金や銅といった金属が蓄積されました。この様に、岩石の割れ目に沿って金属が蓄積された鉱床を「鉱脈鉱床」と呼んでいます。
龍源寺間歩の 新坑道。 四ッ留之図。
四ッ留役所之図。 御代官様銀山御見廻り之図。
四ッ留役所前柄山捨場。 鋪内之図。
片立木留之図。 留山師両立木留いたす図。
大水鋪角樋二而水引揚ル図。 唐箕風箱之図。
留木拵之図。 四ッ留役所二而御入用払之図。
鉱石を掘る。
鉱石を運ぶ。
坑木を組む。
水をくむ。
龍源寺間歩出口。
龍源寺間歩出口付近の間歩番号517。 龍源寺間歩出口付近の間歩番号518。
龍源寺間歩出口付近の間歩番号519。 石見銀山の鉱床断面図。
龍源寺間歩出口関所。 石見銀山の銀鉱石。
石見銀山  大久保間歩 石見鉱山
戻る  Copyright (C) 2008-2016 hotetu.net All Rights Reserved
外部から直接リンクで飛んできた方は右ホームページリンクへ http://www.hotetu.net/
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典:島根県大田市教育委員会石見銀山課
出典:大田市観光協会事務局
石見銀山 龍源寺間部