更新日時 2013年08月01日

 生野鉱山軌道:生野銀山は兵庫県朝来市に開かれていた、戦国時代から近代にかけての日本有数の銀山。明治新政府が日本の鉱業(鉱山・製鉱所)の近代化を確立するために、最初に官営(直轄)鉱山とした模範鉱山である。生野銀山は大同2年(807年)に銀が出たと伝えられる。室町年間の天文11年(1542年)には但馬守護職・山名祐豊(すけとよ)が銀石を掘り出し、多くの坑(鉱山)が開かれ開坑の起現といわれている。永禄10年(1567年)には自然銀を多く含む日本最大の鉱脈(慶寿ひ)が見つかる。(銀山旧記には、“銀の出ること土砂のごとし”と記されている)その後、織田信長・豊臣秀吉の直轄時代を経て、慶長5年(1600年)徳川家康は、但馬金銀山奉行を配置、佐渡金山、石見(いわみ)銀山と並び天領として徳川幕府の財政を支えてきた。享保元年(1716年)には「生野代官所」が置かれ、やがて生野銀山は第八代将軍・吉宗の頃に最盛期を迎え、月産150貫(約562kg)の銀を産出した。明治元年(1868年)には日本初の官営鉱山(政府直轄)となった。明治政府は近代化を推し進めるため、「お雇い外国人第1号」のフランス人技師ジャン・フランソワ・コワニエを鉱山師兼鉱学教師として雇い、コワニエが帰国するまで10年の間、製鉱所(精錬所)の工事を着工。生野に日本の近代化鉱業の模範鉱山・製鉱所の確立をめざした。明治22年(1889年)には生野鉱山と佐渡鉱山が皇室財産に移され、宮内省御料局の所管となった。明治29年(1896年)には三菱合資会社に払い下げられ、以後、三菱の経営で国内有数の大鉱山として稼働してきたが、昭和48年(1973年)に閉山した。その間に掘り進んだ坑道の総延長は350km以上、深さは880mの深部にまで達しており、採掘した鉱石の種類は70種にも及んでいる。
 生野銀山前に展示されている明延・1円電車。昭和4年養父郡大屋町の明延鉱山と朝来郡朝来町の神子畑選鉱場の間6.1qに鉱石輸送のための明神電車が開通しました。昭和20年この鉱石運搬電車に、従業員とその家族の交通の便をはかるため初めて客車が連結され登場したのがこの電車です。最初の料金は50銭でスタート、昭和27年に1年に改訂、昭和62年3月明延鉱山の閉山により神明電車が廃止されるまで長期間料金1円のまま据置き有名になりました。1円電車の客車は3輌有り、くろがね号・わかば号・あおば号と命名され、長年に亘り地域住民の足として重宝がられました。本来の使命を終えたあと、くろがね号は大屋町明延の現地に残り、わかば号は神子畑選鉱場跡でまた、あおば号は、かって兄弟鉱山であった生野の地に居を移し、それぞれの地で観光に一役買うことになったものです。
展示されているバケットローダー(ロッカーショベル)及び鉱車。
 菊の御紋の入った門柱:生野銀山は明治に入ると共に長い幕府の天領時代に終わりを告げ政府直轄鉱山となり近代化が急速に進められた。この門柱は明治9年その責任者としてフランスから招かれて来たジャン・フランソア・コアニュが当時の工場正門として築造したもので。昭和52年現在位置に移設した。
史跡 生野銀山(三菱マテリアル関連会社の株式会社シルバー生野が管理・運営)
2007年に近代化産業遺産、および日本の地質百選に選定された。
一般 大人900円  中高生600円  小学生400円  小学生未満無料
●観覧内容 坑道・鉱山資料館・吹屋資料館・生野鉱物館(生野鉱物館は別途100円/15名以上100円)
●営業時間 (観光坑道受付終了時間)4月〜10月:午前9:00〜午後5:30(午後4:50)11月:午前9:00〜午後5:00(午後4:20)12月〜2月:午前9:30〜午後4:30(午後3:50) 3月:午前9:30〜午後5:00(午後4:20)
●休館日 年末年始 12月29日〜1月2日定休日 12月〜2月の3ヶ月間のみ毎週火曜。
 山神宮分社と見石:この旧坑は徳川時代の末期に手堀で掘られた洞窟で、奥の部分や付近の岩盤に掘られた無数の穴は削岩機の試し堀りの跡である。また奥の祠は鉱業守護の神として尊崇する金山彦命を祀った山神宮の分社で太盛山金香瀬山の黄銅鉱を見石としてお供えしている。
鉱山資料館と吹屋資料館。
展示されているバケットローダー(ロッカーショベル)及び鉱車。
生野銀山入口(左)と出口(右側橋の先)滝が見える。
生野銀山の金香瀬坑入口。
唐箕で風を送る手子。 堀大工。
樋引人足。 下財。
生野銀山坑道内の様子。
狸堀。この穴をはいながら掘り進んだ。
酒岳堂 生野銀山 熟成庫。ここで熟成された日本酒を買って帰りました。
生野銀山坑道内の様子。
生野銀山坑道内の様子。
生野銀山坑道内の様子。
スラッシャー。 スクレーバー。
1.5t蓄電池機関車。 1t鉱車と抜鉱作業。
上向き索孔。 五枚合掌支柱組。
生野銀山坑道内の様子。
生野銀山坑道内の様子。
配孔及び結線図。 削岩機のいろいろ。
生野銀山坑道内の様子。
生野銀山坑道内の様子。
 ローダー作業:ダイナマイトで破砕された鉱石を、圧縮空気を動力としたローダーで回収し、後に繋がれた鉱車に鉱石を積み込む作業。上から水を霧状に噴射し、埃を抑えている。
 ボーリング作業:岩盤の中の鉱石の存在を調べる機械で回転しながら岩盤に穴を開けてコアを採取して鉱脈を探し当てます。三菱MKB 150A試錐機。
生野銀山坑道内の様子。馬蹄形鋼枠二枚合掌。
横向き削岩機。
生野銀山坑道内の様子。 太閤水。豊臣秀吉が飲んだ。
生野銀山坑道内の様子。
生野銀山の巻き上げ機。
バッテリー機関車と坑夫車。 生野銀山の竪坑。
堀大工と女手子。 砕女。
石臼。 休憩所。
負子。 振りがね師。
石砕きの作業。 木作りをする手子。
見廻り役人。出方相改取締。
年の始めの祝い。
断山。 直入山。
白札山。 御所務山。
昔の坑内(鋪)坑内は水との戦いであった。
お荷分と買吹。 石砕き。
吹屋(製錬)の作業。
吹屋(製錬)の作業。 御見石引き。
灰吹銀掛け改め。 灰吹銀の上納。
生野銀山の坑道出口。
吹屋資料館。
鉱山資料館。
鉱山資料館。
生野銀山の売店。生野銀山坑内熟成酒と6年と8年の古酒を買いました。
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出典: 史跡 生野銀山
鉱山軌道 生野鉱山軌道