更新日時 2011年05月07日

 仙台臨海鉄道株式会社(せんだいりんかいてつどう)は、宮城県多賀城市の陸前山王駅と宮城県仙台市宮城野区の仙台北港駅、仙台埠頭駅、仙台西港駅を結ぶ鉄道路線を運営している貨物専業の鉄道会社である。宮城県、仙台市、日本国有鉄道などの出資により設立された。当線は、多賀城海軍工廠の専用線の路盤の一部を用いている。両線の経路は仙台北港駅までほぼ同じであるが、海軍工廠専用線は同駅から北に現在の多賀城駐屯地まで繋がっていた。運転系統は、陸前山王 - 仙台港間と仙台港 - 仙台北港間で分かれている。なお、専用貨物列車のみ運行されている。陸前山王 - 仙台港間は、1日13往復の列車が設定されている。ただし、そのうち下り列車6本と上り列車2本は単機回送列車となっている。編成内容(輸送品)はコンテナや海上コンテナ、石油、化成品、レール。仙台港 - 仙台北港間は、1日5往復の列車が設定されている。編成内容は石油となっている。また、同区間には1往復の臨時列車が設定されている。
駅一覧
臨海本線 陸前山王駅 (0.0km) - 仙台港駅 (4.2km) - 仙台北港駅 (5.4km)
仙台埠頭線 仙台港駅 (0.0km) - 仙台埠頭駅 (1.6km)
仙台西港線 仙台港駅 (0.0km) - (臨)東北博覧会前・ゆめ交流博前 (2.2km) - 仙台西港駅 (2.5km)
仙台臨海鉄道(東日本大震災の復興状況)5月4日 復興状況7/19
 @陸前山王駅(りくぜんさんのうえき)は、宮城県多賀城市山王字千刈田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)東北本線と仙台臨海鉄道臨海本線(貨物線)の駅である。(2011年4月5日)
 @陸前山王駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅。ホームは跨線橋で繋がっている。この駅から仙台臨海鉄道の貨物線が分岐するため構内は広く、多くの留置線が敷設されている。また、かつてはこの駅から塩釜線(貨物線)も分岐していた。ちなみに、駅舎のホーム側に「日本貨物鉄道 陸前山王駅」と書かれた看板がある。
A仙台臨海鉄道臨海本線の陸前山王駅 - 仙台港駅間の踏切より撮影。この辺は津波の被害はない。
 B仙台臨海鉄道臨海本線の陸前山王駅 - 仙台港駅間の高砂踏切より撮影。この辺は津波の被害はない。
 C仙台臨海鉄道臨海本線の陸前山王駅 - 仙台港駅間の第1八幡踏切より撮影。この辺は津波の被害はない。
 D仙台臨海鉄道臨海本線の陸前山王駅 - 仙台港駅間の第2八幡踏切より撮影。この辺から津波の被害が・・・
E仙石線と交差する辺りは津波で自動車が流されてきている。
E仙台臨海鉄道臨海本線と仙石線が交差する辺りに仙石線の電車が止まっている。
 F仙台臨海鉄道臨海本線の陸前山王駅 - 仙台港駅間 F国道45号線に架かる橋梁。
G仙台臨海鉄道臨海本線の陸前山王駅 - 仙台港駅間の私の会社の旧事務所が有った付近。
H仙台臨海鉄道臨海本線の陸前山王駅 - 仙台港駅間の踏切跡より撮影。
 I仙台港駅(せんだいこうえき)は、仙台港北岸の宮城県仙台市宮城野区港4丁目11-2にある仙台臨海鉄道の貨物駅。駅構内の一部が隣の多賀城市にかかっている。仙台臨海鉄道臨海本線、仙台埠頭線、仙台西港線が接続する仙台臨海鉄道の中心駅。本社最寄駅で機関車が所属する仙台臨海鉄道機関区がある。
 I仙台港駅概要は地上駅。1面のコンテナホームがあり、ホームの南側と北側に1本ずつ荷役線がある。ホーム上には保税蔵置場を兼ねた上屋がある。ホームの南側には機関区、その西側には駅の着発線が広がる。また、神奈川臨海鉄道横浜本牧駅との間に海上コンテナ専用輸送列車が運行されており、発送は平日の夜に、到着は火曜日〜土曜日の早朝である。
 ISD55 101号機:自社発注機。1995年新潟鐵工所製。DD13形の発展型と位置づけられ、角型ヘッドライトの採用等は同じく自社発注機である京葉臨海鉄道KD55 201等と共通している。
I仙台港駅構内は悲惨な状態になっている。
 ISD55 103号機は復旧に向けて修理中。DD55形のうち自社発注機DD551・552(1971年新潟鐵工所製)の機関をSD55 101号機と同形のものに換装し、出力向上を行ったもの。施工はDD552→SD55102が1997年、DD551→SD55103が1998年。103号機は、101号機同様ランボードに荷主であるキリンビール(ラガービール)のロゴを掲出している。現在の在籍機関車の全般検査業務は福島臨海鉄道に委託されている。入出場時には同鉄道小名浜駅との間で甲種鉄道車両輸送が行われる。また車輪削正は、JR貨物仙台総合鉄道部に委託されている。
I仙台港駅構内(2011年04月22日撮影)
I仙台港駅構内。貨物の台車が転倒している。(2011年04月22日撮影)
 I前回気がつきませんでしたが、タキ1000の後ろ側に、SD55 102が転倒している。(2011年04月22日撮影)DD55形のうち自社発注機DD552(1971年新潟鐵工所製)の機関をSD55 101号機と同形のものに換装し、出力向上を行ったもの。施工はDD552→SD55102が1997年。
J仙台臨海鉄道臨海本線の仙台港駅 - 仙台北港駅間の踏切跡より撮影。
K仙台臨海鉄道臨海本線の仙台港駅 - 仙台北港駅間の踏切跡より撮影。
L仙台臨海鉄道臨海本線の仙台港駅 - 仙台北港駅間の踏切跡より撮影。
M仙台臨海鉄道臨海本線の仙台港駅 - 仙台北港駅間にて撮影。
 N仙台北港駅(せんだいきたこうえき)は、宮城県仙台市宮城野区港4丁目にある仙台臨海鉄道臨海本線の貨物駅。駅構内の一部が多賀城市にも広がっている。
 O仙台北港駅は車扱貨物の取扱駅。駅の東側に広がるJX日鉱日石エネルギー(旧・新日本石油精製、開業時は東北石油)仙台製油所の荷役線(専用線)2本と荷役設備があり、当駅から石油類の発送が行われている。現在の発送先は盛岡貨物ターミナル駅(日本オイルターミナル盛岡営業所)と郡山駅(日本オイルターミナル郡山営業所)である。駅構内の南側に化学薬品輸送会社の木田仙台港流通センターがあり、その荷役線があったが、2005年頃に廃止された。酒田港駅などから苛性ソーダや塩酸が到着していた。
@仙台臨海鉄道仙台埠頭線の仙台港駅 - 仙台埠頭駅間にて撮影。
A仙台臨海鉄道仙台埠頭線の仙台港駅 - 仙台埠頭駅間の踏切跡より撮影。
B仙台臨海鉄道仙台埠頭線の仙台港駅 - 仙台埠頭駅間の踏切跡より撮影。
C仙台臨海鉄道仙台埠頭線の仙台港駅 - 仙台埠頭駅間の区画2号線踏切跡より撮影。
 D仙台埠頭駅(せんだいふとうえき)は、宮城県仙台市宮城野区港4丁目にある仙台臨海鉄道仙台埠頭線の貨物駅である。
 E仙台埠頭駅は車扱貨物の取扱駅である。取扱品は東日本旅客鉄道(JR東日本)向けのレールである。仙台港で陸揚げされたレールは、当駅でラフテレーンクレーンを使用し長物車に積み込まれる。駅の周辺には倉庫街が広がっており、かつては有蓋車による貨物輸送が行われていた。また1983年の専用線一覧表によれば、当駅には宮城県共同倉庫の専用線が接続していた。なお、周辺にはセメント出荷基地が多くあるが、これらからの輸送は行われていない。
F仙台臨海鉄道仙台埠頭線の仙台埠頭駅終点。
H仙台臨海鉄道仙台西港線の仙台港駅 - 仙台西港駅間の踏切跡より撮影。
@仙台臨海鉄道仙台西港線の仙台港駅 - 仙台西港駅間の踏切跡より撮影。
A仙台臨海鉄道仙台西港線の仙台港駅 - 仙台西港駅間にて撮影。
B仙台臨海鉄道仙台西港線の仙台港駅 - 仙台西港駅間にて撮影。
C仙台臨海鉄道仙台西港線の仙台港駅 - 仙台西港駅間にて撮影。
D仙台臨海鉄道仙台西港線の仙台港駅 - 仙台西港駅間の踏切跡より撮影。
E仙台臨海鉄道仙台西港線の仙台港駅 - 仙台西港駅間の踏切跡より撮影。
E仙台臨海鉄道仙台西港線の仙台港駅 - 仙台西港駅間の踏切跡より撮影。
F仙台臨海鉄道仙台西港線の仙台港駅 - 仙台西港駅間の踏切跡より撮影。
 G仙台西港駅(せんだいにしこうえき)は、宮城県仙台市宮城野区港2丁目にある仙台臨海鉄道仙台西港線の貨物駅である。
 H仙台西港駅概要はコンテナ貨物の取扱駅である。麒麟麦酒仙台工場へ続く専用線が接続しており、コンテナによる東北地方へのビールの発送およびビール瓶の返却回送が行われている。なお、工場内にコンテナホームが設置されている。かつては、ビールの輸送は有蓋車によって行われていたが、1989年6月より一部、1992年3月よりすべてコンテナに切り替えられた。駅の開業時は、東北地方だけでなく関東地方や北海道にも製品を発送していた。また、本牧操駅(現・横浜本牧駅)からホッパ車を使用した原料の麦芽輸送も行われていたが、1986年までに全廃された。
 Hキリンビール仙台工場の移転と同時に開業した。移転前の工場は仙台市の中心部にあり、仙台駅に専用線が接続していた。
I仙台西港駅終点。
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仙台臨海鉄道(東日本大震災の被災状況)