別府温泉地獄めぐり

更新日時 2008年06月29日

 別府地獄めぐり(べっぷじごくめぐり)は、大分県別府市に多数存在する様々な奇観を呈する自然湧出の源泉「地獄」を観光名所化し、定期観光バスなどで周遊する別府温泉の観光の定番コースである。また、これらの地獄の総称としても使われる。海地獄、血の池地獄、白池地獄、龍巻地獄は、2009年(平成21年)7月23日に、別府の地獄として国の名勝に指定されている。別府温泉には、含有物によって青、赤、白などの様々な泉色を呈する温泉や、間欠泉などの特色のある源泉が点在する。また、温泉の熱を利用して飼育・育成した動植物を展示する施設を併設したものもある。このような、入浴ではなく、観覧を主な目的とした温泉は地獄と呼ばれ、別府観光の目玉のひとつとなっている。
海地獄 海地獄
海地獄 海地獄
 海地獄 神秘的で涼しげなコバルトブルーの池・・・。じっと見ていると海のようですが、実は摂氏98度も有るのです。今から1200年前に鶴見岳の爆発によって出来ました。別府地獄のなかでも最大の海地獄は、コバルトブルーの色をしていて、地獄というのがふさわしくないほどの美しさです。池の青色は、温泉中の成分である硫酸鉄が溶解しているためです。園内では、温泉熱を利用してアマゾン地方原産のオオオニバスや熱帯性睡蓮を栽培しており、オオオニバスや熱帯性スイレンの開花期は、5月上旬〜11月下旬で、朝方が見ごろです。
アマゾン原産の睡蓮。トロピカルな原色の花がきれい。11月上旬まで。 花は夜は閉じ、昼に咲き、蓮に似た形なので「睡蓮」の名がある。 海地獄
鬼石坊主地獄 鬼の高鼾
 明治以降「坊主地獄」として観光施設の名所になっていましたが、一度閉鎖され新たに「鬼石坊主地獄」としてOPENしました。灰色の熱泥が沸騰する様子が坊主頭に似ている事から「鬼石坊主地獄」と呼ばれる様になったそうです。場所は、海地獄の隣です。施設内には、「足湯」もあります。
鬼石坊主地獄 鬼石ノ湯 鬼石坊主地獄 足湯
 山の至るところからモウモウと噴気が上がっていることからこの名前がつきました。温泉熱を利用して飼育されているカバやサル、フラミンゴ、アフリカゾウなど約20種の動物達はみんな愛嬌たっぷりで、ずっと見ていても飽きないくらいあなたを癒してくれます。
 山地獄 別府地獄めぐりのひとつで、その名のとおり、山のいたるところから噴気が上がっています。泉温は80度で、その温泉熱を利用し、動物を飼育、象やカバ、ラマ、フラミンゴなどが見物できます。象やカバには、餌(100円)をあげることができ、とくにカバの「昭平くん」は山地獄のアイドル的存在です。
山地獄 山地獄
山地獄のカバ 山地獄の像
 別府地獄めぐりのひとつかまど地獄は、泉温90度の温泉が噴気とともに湧出。古来より氏神の竈門八幡宮の大祭に、地獄の噴気で御供飯を炊いていたことがその名の由来。かまど地獄は1丁目〜6丁目までさまざまな湯の池がある。
 かまど地獄  1・4・6丁目は、熱泥地獄の池で、なかでも6丁目は水分が少なく、ポッコポッコと噴き出す熱泥坊主は、まさに地獄を思い起こさせる。3丁目は乳白色の池で、4丁目はトロトロな泥ながら坊主地獄っぽい、5丁目の池は、湯の色がグリーンやブルーに変化する。
かまど地獄二丁目 かまど地獄三丁目
かまど地獄四丁目 かまど地獄四丁目
かまど地獄五丁目 かまど地獄五丁目
かまど地獄六丁目 かまど地獄六丁目
 鬼山地獄は、別名「ワニ地獄」とも呼ばれている。大正12年に日本で初めて温泉熱を利用し、ワニ飼育を開始した。現在、クロコダイル、アリゲーターなど世界のワニ 約100頭を飼育している。
鬼山地獄 鬼山地獄
現在2代目イチロウ(昭和24年生まれ)がワニ園の目玉で、とても大きいので必見です。 
体長 4.5m 体重 500kg
鬼山地獄のワニ
 白池地獄 落ち着いた雰囲気の和風庭園にある池は、青みを帯びた白色をしている。これは、噴出時は透明な湯が、池に落ちた際、温度と圧力の低下により青白く変化するためである。さらに白池には、熱帯魚館や、県指定重要文化財の向原石幢、国東塔や、郷土美術が展示されている「二豊南画堂」等がある。
一遍上人
建治2年(1276年)諸国念仏行脚の途中、別府の浜に辿り着き(上人が浜)今の「鉄輪」を訪れ、荒地獄に悩まされているのを知り、大蔵経を一字一石に書写して地獄に埋め、荒地獄を静め、一大温泉郷開発の礎を 築いたといわれています。鉄輪の蒸し湯温泉も一遍上人が設けたとされています。
白池地獄 白池地獄
 噴出する熱湯は無色透明で、池に落ちると青白く色が変化する。また、白池地獄には温泉熱を利用した熱帯魚館があり、アマゾンに生息する人食魚ピラニア等、さまざまなめずらしい熱帯魚を見ることができる。
 血の池地獄は日本で一番古い天然の地獄で、一言で言うなら「赤い熱泥の池」です。地下の高温、高圧下で自然に化学反応を起こし生じた酸化鉄、酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するため池一面が赤く染まります。
血の池地獄 「自ら早紅葉したる池畔かな」
高浜虚子が大正9年秋に、この地獄を訪れた時に詠んだ句です。
血の池地獄 泉質: 酸性緑礬泉  面積: 約1300u(420坪・840畳)
深度: 約30m(粘土のため最深部不明)
摂氏: 約78度  湧出量: 約1800kl./1日
 別府市の天然記念物にも指定される間欠泉が龍巻地獄。豪快に噴き出した熱水は、屋根で止められているが50mほど噴き出す力がある。  一定の時間を隔てて、周期的に熱湯を噴出する温泉のことです。地中の熱水(150度)が圧力の高まりと共に噴出します。自然のしくみは何とも不思議なものですね!! 噴出は30〜40分間隔です。
竜巻地獄 竜巻地獄
竜巻地獄 竜巻地獄
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