更新日時 2014年01月08日

 JAXA内之浦宇宙空間観測所は、日本の宇宙空間観測施設・ロケット打ち上げ施設である。世界でも珍しい山地に立つロケット発射場である。内之浦宇宙空間観測所は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設の一つで、科学観測用衛星の打ち上げと追跡・管制を行っている。日本国内のロケット打ち上げ施設としては種子島宇宙センターと並ぶ存在である。立地条件が、市街地から離れ、物資輸送が便利で、東側が開け、国内で地表の自転速度が速い地域ということで、種子島とともに選ばれた。前身は文部省宇宙科学研究所(ISAS)付属の鹿児島宇宙空間観測所で、JAXA統合後に現在の名称に改められた。秋田ロケット実験場に続く日本で2番目のロケット打ち上げ施設として1962年に起工され、1963年12月9日に開所された。旧名称の英略はKSCでケネディ宇宙センターと同じであった。しかし、命名はこちらの方が先であるという経緯もあり、かつては元祖KSCを名乗っていた。日本最初の人工衛星である「おおすみ」(内之浦のある大隅半島にちなんで名づけられた)の打ち上げなど、ISASが独自に開発した固体燃料ロケットであるカッパ、ラムダ、ミューなどを用いての宇宙観測や技術試験、天文観測衛星・惑星探査機の打ち上げ、また、それらの追跡・管制を行っている。内之浦では大型ロケットの打ち上げとしては世界的に珍しい傾斜発射を行うことを特徴としていた。これは、ロケットを早く海上に放出することで、万一事故が発生した場合の被害を少なくするためである。この傾斜発射台はイプシロンロケットでは不要な為、通常の垂直発射台に改造された。開館時間: 8:30〜16:30。休館日: 原則なし。見学のお申し込み・お問い合わせ:TEL:050-3362-3111。
 @JAXA内之浦宇宙空間観測所は、入場無料で入場には守衛所で名前・住所等を記入すれば誰でも見学できる。左写真は守衛所を過ぎた写真で、右側の写真は一旦守衛所を出て、発射台(M:ミューセンター)へ行く道。守衛所で施設見学マップをもらえる。
Aミューセンターロケット組立室。 Aミューセンター発射装置。
AL-3H型ロケット(実物大) Aランチャー装置の火焔偏光板。
 AM-V-1ロケット実物大地上試験機。ロケットの表面は意外と突起物が有るのですね。空気抵抗がありそうです。M-V型ロケットは全段に個体燃料を用いた3段式ロケットで、地球の周りを回る低軌道に約1.8トンの人工衛星を打ち上げ、月や火星のような遠い所やもっと高い軌道に科学衛星、探査機を送る場合には、キックモーターという小型の固体ロケットを第3段モーターの上に搭載して打ち上げることが出来る世界最大級の固体ロケットです。M-V型ロケットは将来の人工衛星等の打ち上げ需要及び打ち上げコスト等の情勢から2006年9月23日に打ち上げた太陽観測衛星(ひので)を最後にミッションを達成し、M-V型ロケットの開発研究は終了しましたが、M-V型ロケットで培われた技術は、新時代の要望に応えるため次期固体ロケットに引き継がれて集大成化することが期待されています。
 Aこれは、整備塔下の4方向に取り付けられていた整備塔旋回台車の4台のうちの1台です。旋回台車は、ロケットを組み立てるとき陸側を正面にしてロケットを組立、またロケットを打ち上げるときは、海側を正面に向けてランチャーをせり出す方式であったため、整備塔を180度旋回させるときの車輪として運用していました。当時の整備塔は、高さ40m、総重量450トンで、地上の円形軌道レール上を4台の台車により旋回させてロケットを打ち上げ方向(海側)に向ける役目を担っていました。
Aミューセンターに放置されている機械類。交渉すればもらえるかもしれませんね(笑)
B管理棟。 B日本初の人工衛星「おおすみ」打ち上げ記念碑。
 CKSセンター台地:ここの台地は、S-310/S-520/SS-520型観測ロケットの発射台地です。観測ロケットは、入口左側の建物(組立室)でロケットの頭胴部(観測機器及び共通機器の搭載部分)と結合、組立られ、移動式ランチャ(トラック式発射台)に載せて、打ち上げ発射の当日に、右奥(海側)の建物(発射ドーム)に移動して打ち上げ実験を行います。
 C発射ドーム:組立を終えたロケットは、移動式ランチャーに載せて、打ち上げ当日、ドーム内に運ばれます。ロケット打ち上げ発射のときは、ドーム天井にある扉やドーム側面の扉類を全開にして、その中から発射されます。発射ドームは、ロケットを雨や強風から保護する役目を有しており、殆どのロケットは、ドーム内から打ち上げられますが、ドーム内からでは、天井の扉の広さにより、打ち上げ上下角度、方位角度に制限があることから、必要なときは、ドームの外から打ち上げ発射を行うこともあります。
CM-3S型ロケット(実物大模型) CS-520型ロケット。
 D衛星追跡センター:内之浦宇宙空間観測所におけるロケット追跡用のレーダは、使用する周波数により2系統あります。すなわちLバンドレーダ系の4mレーダ及び3.6mレーダ(このレーダはテレメータセンターにあります)と、Cバンドレーダ系の精測レーダです。これらの地上装置により、ロケットに搭載された各周波数帯のレーダトランスポンダ(パルス応答装置)からの電波を自動追跡して、刻々と変わるロケットの位置を正確に知ることが出来ます。更に、精測レーダは20項目の指令信号により、ロケットの姿勢基準軸修正及び3段目ロケットの点火時刻の修正を行う電波誘導及び非常破壊コマンド機能を持っています。直径7mのパラボラアンテナを有する精測レーダは、新宮原レーダセンターに新設され、最新の技術を集結して、その追跡能力と運用設備を一段と向上しています。また、レーダはテレメータアンテナ等の他の追跡アンテナにロケットの飛翔方向情報を知らせ、テレメータが受信できるようにする、アンテナスレーブの機能等も持っています。
 34mアンテナはアンテナペデスタル(アンテナ局舎)の上にアンテナが乗っかったような構造となっています。ペデスタルの大きさは44m×29mもあり、送受信機等の各種機器を納める機器室や、管制室はこの中に作られています。台風の直撃を受けるため、耐風性能は瞬間最大風速90mに耐えること、という厳しい条件が課せられているので、各部の部材はとても頑丈に出来ており、そのため総重量は820トンもあります。これだけ大きなアンテナを周回衛星の追跡に使えるよう方位角方向で毎秒5度、仰角方向で毎秒2.5度という高速で動かすことができ、しかもKaバンドでの追尾が可能な高精度マウントを備えているというのは世界的にもあまり例がありません。
D18mアンテナの解体された一部。
 E内之浦宇宙空間観測所で一番高い台地に設置され、衛星からの電波(Sバンド及びXバンド)を受信する直径20mのアンテナで地球周回軌道に打ち上げられる科学衛星を追跡受信します。アンテナペデスタル(アンテナ局舎)には、テレメータ受信・送信設備、及び距離・距離変化率計測設備等が設置されています。受信された信号は光伝送設備によって衛星テレメータセンターへ伝送されます。
 E衛星ヶ丘展望台。
E衛星追跡センター全景。 Eミューセンター全景。
F10mパラボラアンテナ。 F第5光学観測室。
 G宇宙科学資料館:ロケットや科学衛星、科学機器のモデルなどが展示されている。開館時間 08:30〜16:30、原則として年中無休、入館料無料。最初は小さな資料館と思ったが、階下があった。
 G宇宙科学資料館展示品。
 G宇宙科学資料館展示品。 G第12号科学衛星「あけぼの」
G第11号科学衛星「ぎんが」 G宇宙科学資料館展示品。
GS-210型ロケット。 G宇宙科学資料館展示品。
G宇宙科学資料館展示品。 G固体燃料。
G宇宙科学資料館展示パネル。
G宇宙科学資料館展示品。
G宇宙科学資料館展示品。
G宇宙科学資料館展示パネル。
G宇宙科学資料館展示品。
G宇宙科学資料館展示品。
G宇宙科学資料館展示パネル。
G宇宙科学資料館展示パネル。
G宇宙科学資料館展示品。
G宇宙科学資料館展示品。
G宇宙科学資料館展示品。
G宇宙科学資料館展示パネル。
G宇宙科学資料館展示パネル。
G宇宙科学資料館展示パネル。
GM-3S型ロケット。 G宇宙科学資料館展示品。
G宇宙科学資料館展示品。
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出典: JAXA宇宙航空研究開発機構
JAXA内之浦宇宙観測所