更新日時 2022年11月29日

某発電所改修工事軌道
 某発電所改修工事軌道:経年劣化した主要部品の更新や新たな設備の追加により、出力を増強するなど発電設備を増強することをリパワリング工事と言う。某発電所のリパワリング工事は3カ所とも実績の有るK組が請け負っていた。リパワリング工事に伴い地下の導水路工事でバッテリーロコ等の機関車が使われている。
K発電所の取水口。
K発電所の取水口は改修工事のため取水を中止している。電源関係は現在でも生きていた。
K発電所の取水口では改修工事のため川の水はそのまま下流に流している。YouTube動画リンク
 河川に近い重機がいる場所に外壁が茶色いK発電所が建っていたが跡形も無くなっている。発電所の運転開始日は1953年6月25日で最大出力3,200kwで有効落差220m、最大使用水量1.8立米/sでした。導水管も撤去されている。前の導水管より径が大きい物に交換されるので有ろうか?緑色の工事用大型モノレールは内田産業のDH-4000シリーズと思われる。色々な装着オプションも有る。納入実績表にも書かれていた。
撤去された導水管と2本の工事用大型モノレールのラインが敷設されている。
上部のサージタンク工事現場。YouTube動画リンク
上部のサージタンク工事現場から下側を見る。
 ③上部のサージタンクの中に軌道が敷かれていて、ブルーシートで覆われている個体はバッテリーロコと思われる。左側の黄色い台車は人車又は運搬台車か?杭口の前には手動のトラバーサーも設置されている。この場所は登山道も無く高低差も200m以上有るためにネットに出てこない貴重な記録になる。既存の地下導水路をトロッコを使い改修工事している。
T発電所の地下導水路改修工事現場。YouTube動画リンク
T発電所の地下導水路改修工事現場に軌道が敷設されている。
T発電所の地下導水路改修工事現場に軌道が敷設されている。
 ④T発電所の地下導水路改修工事現場の横坑に軌道が続いている。改修後の横坑跡をどのように処理するか楽しみだ。メンテナンスを考えると扉を付けて横坑は残すのでは無いかと推測する。T発電所は1927年9月18日運転開始で、最大出力4,500kw、有効落差163.92m、最大使用水量3.5立米/s。今回の改修工事でどれくらい出力が上がるのか楽しみだ。
T発電所の地下導水路改修工事に伴い仮設道路も施工されている。
T発電所の地下導水路改修工事現場に軌道が敷設されている。
T発電所の地下導水路改修工事現場に軌道が敷設されている。改修工事は2024年1月31日納期。
発電所改修工事に伴いFダムの水位も落として浚渫工事も行っている。
Fダムの水位が落ちていることが樹木の状況で解る。
水位を落としたFダム及びC湖。
M発電所の改修工事。サージタンクまで工事用大型モノレールが延びている。
M発電所のサージタンク。地下導水路の改修工事を行っている。
M発電所のサージタンク。
写真では判断できないが軌道敷きが有るかも知れない。
M発電所のサージタンクの穴は余水履きのグローリーホールか?
M発電所のサージタンクからの導水管も撤去されている。
 M発電所の導水路流入口の径を拡大しているのか?M発電所は1923年1月9日運転開始なので約100年前に運転開始をした古い発電所。最大出力は2,300kwで有効落差70.32m。最大使用水量4.2立米/sでK発電所より最大使用水量が倍以上有るのに最大出力が900kw少ないため効率が悪い。今回の改修工事でどれくらい最大出力が上がるのだろうか?竣工が楽しみだ。
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出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『秩父市』を掲載」