更新日時 2024年07月13日

東京都第237821号無銘
 東京都第237821号無銘:大殿より25万円で譲渡して頂いた打ち刀。登録証は有るが研いでいない刀で大殿が鞘等を注文した。長さ70.2cm、反り1.65cm、無銘。重ねも厚く身幅も有る刀。鍔は大殿も気に入らなかったようなので私がヤフオクで落札した鍔に交換。鞘に鵐目(しとどめ)を取付、下緒(さげお)も交換。刀は自分で研いだが鍛え傷が深い部分もあり、ある程度鍛え傷を残した。軽く研いだ段階で946.7gあり、磨き上げた段階で943.4gで約3g重量が減った。地金は質が良いのか研ぐと直ぐ黒い研汁が出る。磨いていると解るが表裏の地金の堅さが若干違う。裏側の方が若干固い。当たり前だが場所場所で堅さも若干違うので、場所により磨きの力の入れ方を変えた。
大殿から譲渡頂いた打ち刀。
大殿から譲渡頂いた打ち刀。
巻き藁切りのために大殿が刃だけは研いだ状態。表側。
大殿から譲渡して頂いた状態。裏側。
側金の表面は研ぐ前の状態。
鍛え傷がかなり深そうだ。鍛え傷が深いと判断し研ぐのを止めたのか?
研いでいない状態が良く解る。
大殿が片側を軽く研いだ状態。
大殿が軽く研いでいるがまだ凹凸がかなりある。
最初に軽く研いだ状態。
最初に軽く研いだ状態。
最初に軽く研いだ状態で946.7g有った。研ぐ前の重量は未計測。
研いだ後に磨き棒で磨き鍛え傷がどれくらい見えなくなるか確認。
鍛え傷がまだ、かなり目立つ。
重たい刀なので目釘を5mmから6.5mにサイズアップ。
目釘を6.5mmにサイズアップした状態。
磨き棒で磨き上げた状態。鍛え傷以外の表面はかなり綺麗になった。
磨き棒で一旦磨いたが、鍛え傷がまだ目立つので再び砥石で研ぐ。
砥石だ研いだ後に再び磨き棒で磨き、刃文も付ける。
磨き棒で傷を付けてしまい、磨き棒では傷が消しきれないので再び軽く研ぐ。
この段階で943.8g。前回より約3g減った。
裏側は地金が固く中々磨き棒で磨いても研ぎ目が消えない。
表側は若干地金が柔らかく比較的研ぎ目が消えやすい。
裏側も時間をかけて磨き棒で磨いて漸くここまで磨きました。
現段階で943.4gの重量。
切先(ナルメ)を研ぎました。
切先(ナルメ)を研ぎました。見栄えが少し良くなった。
今回はこれで一旦研ぎは終了。トータル100時間ほど磨きました。
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