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更新日時 2018年08月11日
旧秋田木材工場発電所:明治42(1909)年、秋田木材は幕別川流域の国有林払い下げを受け、伐採林を声問川口に集材して原木を本州各地に送り始める。大正元(1912)年:秋田木材が声問に木工場を新築する。大正2(1913)年:秋皿木材が火力発電所を設置する。大正3(1914)年:同発電所から稚内市街へも電気が供給され始める。大正14(1925)(昭和2(1927)年の記述もある):秋田木材が閉鎖される。外観は煉瓦造の2枚の分厚い壁が特徴的であり、上部に行くに従って迫り出している。この建築は元々煉瓦造の壁に鉄骨の三角ファントラスを架け渡しただけの大きく単純な一体空間であったと推察される。西側と東側に建つ壁面は、隣接建物の外形より一回り大きなサイズで煉瓦壁が積まれ他との区画を意図した防火壁としての機能があると思われるが、それはその内部に発電設備が装備されていたためと推察される。2枚の壁が自立する厚さで立ち上がり、開口部も最小限に抑えられていることが読み取れる。その一方で、その間を煉瓦の仕切壁で南北面をふさぎつつ、アーチ状の開口部が軽やかに内部に光を差し込んでいたと考えられる。 | |
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@旧秋田木材工場発電所。 |
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@旧秋田木材工場発電所。コンクリートの床部分は発電のタービンが置かれていたのだろうか? |
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@旧秋田木材工場発電所。火力発電所だったので煉瓦の煙突が残る。 |
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@旧秋田木材工場発電所はイギリス積みで積まれている。 |
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@旧秋田木材工場発電所。 |
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@旧秋田木材工場発電所。 |
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@旧秋田木材工場発電所。内部にレールが有るが、天北線のレールか? |
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@旧秋田木材工場発電所。 |
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@旧秋田木材工場発電所内部に木製の大梁が取り付けられている。 |
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@旧秋田木材工場発電所。軒下部分の煉瓦が崩落している。 |
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@旧秋田木材工場発電所の軒下の平面が出ている場所。 |
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@旧秋田木材工場発電所。軒下の煉瓦が落ちていた。煉瓦の刻印が無いか確認。 |
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@旧秋田木材工場発電所。 煉瓦の刻印は確認出来なかった。 |
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