更新履歴

更新日時 2023年05月31日

煉瓦構造物 旧下関英国領事館
 旧下関英国領事館:山口県下関市唐戸町に現存する国内最古の領事館用途の建築である。1906年(明治39年)12月に竣工した煉瓦造2階建。1999年(平成11年)5月に国の重要文化財に指定された。領事館建設にあたっては、英国工務局上海事務所の建築技師長ウィリアム・コーワン(William Cowan)が当地を訪れ、敷地調査の上、設計に取りかかった。工務局のロンドン本局は1903年の設計案を却下、1905年の案に対してはベランダやペディメントの変更を指示した。しかし、本局生え抜きの技師長だったコーワンは1905年案を押し通し、クィーン・アン様式の設計を完成させた。日露戦争終戦後の1906年(明治39年)1月に神戸から工事管理者を雇い着工、同年12月に竣工した。2008年(平成20年)11月から2014年(平成26年)2月にかけて保存修理工事が行われ、構造補強としては、直径19 mmのアラミドFRP製差し筋が煉瓦壁の要所に挿入された。また、劣化したモルタルの目地の表層30〜60 mmを削り取り、高強度無収縮モルタルを用いて直径3 mmのアラミドFRP製ロッドが埋め込まれた。
@旧下関英国領事館の外観。
@旧下関英国領事館の外観。
@旧下関英国領事館の外観。
@旧下関英国領事館の外観。
@旧下関英国領事館の庭。
@旧下関英国領事館の庭。
@旧下関英国領事館の丸窓。煉瓦の細工が凝っている。
@旧下関英国領事館。コーナー部の処理がエモい。
@旧下関英国領事館コーナー部がRになっている。
@旧下関英国領事館の勝手口。表側は御影石の梁上にアーチが無い。
@旧下関英国領事館勝手口の上部に御影石が使われているが、煉瓦のアーチもある。
 
@旧下関英国領事館の塀の煉瓦の積み方が不揃い。
@旧下関英国領事館の塀の裏側。表の煉瓦の不揃いは裏の柱の関係?。
@旧下関英国領事館の軒下は煉瓦の刻印が確認出来なかった。
@旧下関英国領事館の煉瓦は岸和田煉瓦が使われているようだ。
@旧下関英国領事館内部。
@旧下関英国領事館内部。
@旧下関英国領事館の扉の鍵穴隠し。覗かれないように鍵穴隠しが付いている。
Copyright (C) 2006-2023 hotetu.net All Rights Reserved
外部から直接リンクで飛んできた方は右ホームページリンクへ http://www.hotetu.net/ 歩鉄の達人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『下関市』を掲載」