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更新日時 2016年07月14日

 旧九度山発電所水路橋 波状まんぽ(有肋斜歪穹窿穹窿):アーチ全体を輪切り状にシフトさせながら構築する方法。施工時における支保工を含め「ねじりまんぽ」に比べて面倒な手法であったと考えられ、この工法を用いた構造物は極めて少なく、鉄道施設では無いが和泉水力電気(のちの南海鉄道→関西電力)によって建設された旧九度山発電所水路橋が日本で唯一確認されている。1911年(明治44年)竣工。南海高野線 大師第16号橋梁の10m程山側の先に旧九度山発電所水路橋 波状まんぽ(有肋斜歪穹窿穹窿)が存在する。昭和28年7月18日の水害により有田川・日高川水系の発電所が壊滅的な打撃をうけ、6つの発電所が廃止となり旧九度山発電所も廃止となりました。南海高野線は、大阪府大阪市浪速区の汐見橋駅から和歌山県伊都郡高野町の極楽橋駅までを結ぶ南海電気鉄道の鉄道路線。南海高野線は、大阪府大阪市浪速区の汐見橋駅から和歌山県伊都郡高野町の極楽橋駅までを結ぶ南海電気鉄道の鉄道路線。1922年(大正11年)9月6日:南海鉄道が大阪高野鉄道を合併。1925年(大正14年)7月30日:九度山駅 - 高野山駅(現在の高野下駅)間が開業。この時に南海高野線 大師第16号橋梁も竣工したと推測される。
A南海高野線 大師第16号橋梁
竣工:1925年(大正14年)7月30日
住所:和歌山県伊都郡九度山町九度山
斜めアーチまんぽ。
端面は鋸歯状。
A南海高野線 大師第16号橋梁の国道370号線側坑門は鋸形状に積まれている。
斜めアーチまんぽ。
端面は鋸歯状。
A南海高野線 大師第16号橋梁の国道370号線側坑口。
A南海高野線 大師第16号橋梁内部の煉瓦は水平に詰まれている。
A南海高野線 大師第16号橋梁の山側坑口。
A南海高野線 大師第16号橋梁の山側坑口。端面は鋸歯状。
波状まんぽ
A旧九度山発電所水路橋 波状まんぽ(有肋斜歪穹窿穹窿)
竣工:1911年(明治44年)
住所:和歌山県伊都郡九度山町九度山
南海高野線 大師第16号橋梁の10m程山側の先に旧九度山発電所水路橋 波状まんぽ(有肋斜歪穹窿穹窿)が存在する。
昭和28年7月18日の水害により有田川・日高川水系の発電所が壊滅的な打撃をうけ、6つの発電所が廃止となり旧九度山発電所も廃止となりました。
A旧九度山発電所水路橋の波状まんぽ(有肋斜歪穹窿穹窿)内部。
煉瓦積みが波状に積まれている珍しいまんぽ。
A旧九度山発電所水路橋の波状まんぽ(有肋斜歪穹窿穹窿)
アーチ全体を輪切り状にシフトさせながら構築する方法。施工時における支保工を含め「ねじりまんぽ」に比べて面倒な手法であったと考えられ、この工法を用いた構造物は極めて少なく、鉄道施設では無いが和泉水力電気(のちの南海鉄道→関西電力)によって建設された旧九度山発電所水路橋が日本で唯一確認されている。
A旧九度山発電所水路橋の波状まんぽ(有肋斜歪穹窿穹窿)の山側の坑口。
A旧九度山発電所水路橋の波状まんぽ(有肋斜歪穹窿穹窿)の山側の坑口。端面は面一。
上部は旧九度山発電所の水路になっていた。国土地理院の地図上では水路が描かれているが現在は水は流れていない。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『九度山町』を掲載」
旧九度山発電所水路橋 波状まんぽ