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更新日時 2016年06月20日

 東海道本線 狼川トンネル ねじりまんぽ:東海道本線は、東京都千代田区の東京駅から兵庫県神戸市中央区の神戸駅までを結ぶJRの鉄道路線である。米原駅から神戸駅間までは西日本旅客鉄道(JR西日本)の管轄となっている。1889年(明治22年) 7月1日:関ヶ原駅 - 米原駅 - 大津駅間が開業し、新橋駅 - 神戸駅間が全通。この時に狼川トンネル「ねじりまんぽ」も竣工したと推測される。ねじりまんぽ(アーチのレンガが螺旋状に積まれたトンネル)、正式には斜拱渠(暗渠タイプのアーチ橋)と呼ばれている。通常、拱渠等のアーチ部に煉瓦やコンクリートブロックを用いるときは、まっすぐに積むのが普通であるが、鉄道線路とその下の道路や川が斜めに交差する場合などに、アーチ部を斜めにねじって積まれることがあった。斜めに積まれたアーチ内部におて、その景観はかなり奇妙なものとなる。そのためそのトンネルをくぐった時には、タイムマシンに乗ったような不思議な感じを覚える人も多い(ドラえもんの影響?)「ねじりまんぽ」は、日本では約28件ほど確認されており、コンクリートブロック製の六把野井水拱橋を除いてあとは煉瓦拱渠である。なお、コンクリートによる構造物が発達する大正時代以降の構造物には見られない。鉄道の黎明期と煉瓦の黎明期が一致するため、鉄道黎明期の構造物には煉瓦造りの構造物が多く現存する。
ねじりまんぽ
@東海道本線 狼川トンネル ねじりまんぽ。
開業:1889年(明治22年)
場所:滋賀県草津市南笠東1丁目
東海道本線 南草津駅 - 瀬田駅間
2016年06月12日探索。
狼川は天井川で当初は東海道本線は狼川の下を潜っていた。狼川トンネルは、下り線北側の坑口のみが残っている。線路付け替え時に上り線側は撤去された。
@狼川トンネルの坑口。「ねじりまんぽ」の坑口は煉瓦積みの段差が解る構造になっています。
@狼川トンネルの入口部は「ねじりまんぽ」になっているが、奥に行くと水平に積まれている、変則的な「ねじりまんぽ」
@狼川トンネルの坑口。
@狼川トンネルの傾斜角は22度。
@狼川トンネルは鉄道線路の付け替え及び河川改修のため閉塞している。
@狼川トンネルの南側坑口はは鉄道線路の付け替え及び河川改修のため坑口が無くなっている。。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『草津市』を掲載」
出典: 組積造による斜めアーチ構造物の分布とその技法に関する研究
東海道本線 狼川トンネル ねじりまんぽ