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更新日時 2016年07月28日

 三岐鉄道北勢線 六把野井水橋梁 ねじりまんぽ:三岐鉄道北勢線は、三重県桑名市の西桑名駅から三重県いなべ市の阿下喜駅までを結ぶ三岐鉄道の鉄道路線である。日本では数少なくなった一般的な営業を行う762mm軌間のナローゲージの鉄道路線の一つである。路線は1914年(大正3年)、大山田(現在の西桑名)- 楚原間14.5kmに軽便鉄道として開業した。戦時統合などによる運営主体の変更を複数回経て近畿日本鉄道(近鉄)の路線となっていたが、累積赤字により近鉄が廃止の意向を打ち出したため、2003年(平成15年)4月1日より10年間の約束で地元自治体の支援により三岐鉄道が運営を継承している。1916年(大正5年)8月6日 楚原 - 阿下喜東(後の六石)間4.6kmが開業。この時に六把野井水橋梁「ねじりまんぽ」も竣工したと推測される。ねじりまんぽ(アーチのレンガが螺旋状に積まれたトンネル)、正式には斜拱渠(暗渠タイプのアーチ橋)と呼ばれている。通常、拱渠等のアーチ部に煉瓦やコンクリートブロックを用いるときは、まっすぐに積むのが普通であるが、鉄道線路とその下の道路や川が斜めに交差する場合などに、アーチ部を斜めにねじって積まれることがあった。斜めに積まれたアーチ内部におて、その景観はかなり奇妙なものとなる。そのためそのトンネルをくぐった時には、タイムマシンに乗ったような不思議な感じを覚える人も多い(ドラえもんの影響?)「ねじりまんぽ」は、日本では約28件ほど確認されており、コンクリートブロック製の六把野井水拱橋を除いてあとは煉瓦拱渠である。
ねじりまんぽ
@三岐鉄道北勢線 六把野井水橋梁「ねじりまんぽ」
開業:1916年(大正5年)8月6日
場所:三重県いなべ市員弁町下笠田。
三岐鉄道北勢線 楚原駅 - 麻生田駅間。
2016年07月23日探索。
@三岐鉄道北勢線 六把野井水橋梁「ねじりまんぽ」コンクリートブロックを使っての「ねじりまんぽ」は日本にはここだけである。でもなぜコンクリートが調達できる時代にわざわざ、コンクリートブロックを使い「ねじりまんぽ」にしたか不思議である。もしかしたらこの橋梁は鉄筋が入っていないのだろうか?
@土木学会選奨土木遺産。
2009年。
北勢線のねじり橋とめがね橋。
@三岐鉄道北勢線 六把野井水橋梁「ねじりまんぽ」
@三岐鉄道北勢線 六把野井水橋梁「ねじりまんぽ」
@三岐鉄道北勢線 六把野井水橋梁「ねじりまんぽ」アーチの端面を見ると大型のコンクリートブロックが使われていることが解る。
@三岐鉄道北勢線 六把野井水橋梁「ねじりまんぽ」
@三岐鉄道北勢線 六把野井水橋梁「ねじりまんぽ」の施工当時の銘板。
六把野井水は1601年本多忠勝が桑名着任後着工、1635年12kmにおよぶ水路巾2m〜5mが完成、360haが受益。昭和42年には、大改修工事が完成。現在は、新井水完成、溜池整備にともない221haが受益、380年もの永きに亘り員弁川上流の水を中流の高台に現在も供給しています。
@三岐鉄道北勢線 めがね橋。
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出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『いなべ市』を掲載」
出典: 組積造による斜めアーチ構造物の分布とその技法に関する研究
三岐鉄道北勢線 六把野井水橋梁 ねじりまんぽ