JR石勝線(夕張、占冠、トマム)

更新日時 2009年03月14日

 石勝線(せきしょうせん)は、北海道旅客鉄道(JR北海道)が運営する鉄道路線(幹線)。北海道千歳市から夕張市を経て上川郡新得町を結ぶ本線(南千歳駅 - 新得駅)と夕張市内の新夕張から分岐する支線(新夕張駅 - 夕張駅)からなる。路線名は、本路線が接続する地域の旧称石狩国・十勝国から採られている。なお、石勝線として編入される以前の追分駅 - 夕張駅間は夕張線(ゆうばりせん)と称していた。現在でも新夕張 - 夕張間の通称として用いられている。新夕張以東の沿線は、占冠、トマム駅周辺を除いてほとんどが非居住地帯で、本線においては駅の数より信号場の数の方が多い特徴を持つ。信号場の多くは、計画当初は駅にする予定だったが、沿線の入植者の離農が進んで非居住地帯となりその必要が無くなった経緯がある。「北海道の屋根」と呼ばれる日高山脈を貫くため、北海道島内の山岳トンネルで最長の5,825mの新登川トンネルをはじめ、5,790mの新狩勝トンネル、5,700mの登川トンネル、4,225mの第二串内トンネル、3,765mの鬼峠トンネルなどの長大トンネルが連続する。新夕張駅 - 新得駅には踏切が1つしかない。唯一踏切があるのは新得駅のホーム付近だが、この区間は根室本線との重複区間内である。また、旧夕張線区間は、後年の復活運転を除くと、日本で最後まで蒸気機関車が牽引する貨物列車が運転されていたことや、蒸気機関車が追分で入換作業に最後まで従事していたことでも知られる。蒸気機関車は1975年12月24日に本線最終運転された(入換は1976年3月2日、追分駅構内まで運行)。ただし、1976年4月13日に起きた追分機関区の火災で本線最終運転の5両中4両、入換機の3両中2両および、新製間もないディーゼル機関車DD51、DE10が全焼している。同線は幹線だが、もし新夕張 - 新得が開通せず夕張線のままだったとしても幹線になったと言われている。これは美祢線と同様の事情で、1977-1979年の石炭の輸送が好調だったことによる。
路線データ  北海道旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
南千歳 - 新得 132.4km(上落合信号場 - 新得間23.9kmは根室本線と重複) 新夕張 - 夕張 16.1km
日本貨物鉄道(第二種鉄道事業者) 南千歳 - 上落合信号場 (108.3km)
軌間:1067mm
駅数:29(起終点駅及び根室本線との重複区間にある信号場を含む。駅15、信号場14)
複線区間:なし(全線単線) 電化区間:なし(全線非電化)
閉塞方式: 南千歳 - 新得間 単線自動閉塞式  新夕張 - 夕張間 特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
交換可能駅:本線は途中の全駅で交換可能。支線は終点の夕張駅も含め区間内に交換可能駅なし
最高速度:130km/h(南千歳 - 追分間及び新夕張 - 新得間)

南千歳 - (駒里信号場) - (西早来信号場) - 追分 - 東追分 - 川端 - (滝ノ下信号場) - 滝ノ上 - 十三里 - 新夕張 - (楓信号場) - (オサワ信号場) - (東オサワ信号場) - (清風山信号場) - 占冠 - (東占冠信号場) - (滝ノ沢信号場) - (ホロカ信号場) - トマム - (串内信号場) - (上落合信号場) - (新狩勝信号場) - (広内信号場) - (西新得信号場) - 新得(>>釧路方面)

夕張支線 : 新夕張 - 沼ノ沢 - 南清水沢 - 清水沢 - 鹿ノ谷 - 夕張

登川支線(廃線区間) : 紅葉山(現:新夕張) - (旧)楓 - 登川 (7.6km)
新夕張駅
新夕張駅
紅葉山(現:新夕張)駅看板 紅葉山町の案内看板
石勝線(夕張線)の橋梁 沼ノ沢駅
沼ノ沢駅
沼ノ沢駅
沼ノ沢駅
南清水沢駅
南清水沢駅
南清水沢駅看板 清水沢駅
清水沢駅
清水沢駅
鹿ノ谷駅
鹿ノ谷駅
夕張駅 夕張駅駅舎内
夕張駅看板 夕張駅駅舎
ドームトンネル?雪よけ?
占冠駅
占冠駅
石勝線のトンネル及び橋梁 石勝線のトンネル及び橋梁
石勝線の橋梁
石勝線の橋梁
トマム駅
雪よけのトンネル?あちらこちらで見かけます トマム駅看板
トマム駅のスーパーおおぞら
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