ローカル線の旅 越美北線(九頭竜線)

更新日時 2012年03月18日

 越美北線(えつみほくせん)は、福井県福井市の越前花堂駅から福井県大野市の九頭竜湖駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(地方交通線)である。「九頭竜線」(くずりゅうせん)の愛称が付けられており、福井駅をはじめとする旅客案内上はこの愛称が用いられている。越美北線は福井駅と岐阜県の美濃太田駅の間を岐阜県郡上市白鳥町石徹白(旧福井県大野郡石徹白村)を経由して結ぶ鉄道(越美線)の一部として建設された。福井県側はJRの路線として残っているが、岐阜県側は長良川鉄道越美南線となった。両県を結ぶ計画は果たせず、日本国有鉄道(国鉄)時代は国鉄バスが越美線代行扱いの連絡路線バスを大野市の大野三番から越美南線の美濃白鳥駅間に運行し、国鉄分割民営化後はジェイアール東海バスが九頭竜湖駅から先を引継ぎ美濃白鳥駅との間に路線バスを運行していたが(ただし石徹白は経由せず国道158号経由)、2002年に廃止された。現在は福井市と大野市間の都市間輸送や九頭竜湖方面への行楽路線となっている。大野市へは1974年まで京福電気鉄道越前本線(現在のえちぜん鉄道勝山永平寺線)が大野三番の京福大野駅まで通じていたが、以後は越美北線が唯一の鉄道路線となっている。なお、国鉄時代は北陸本線福井駅 - 越前花堂駅間にある貨物駅の南福井駅を起点とし、南福井駅 - 越前花堂駅間は北陸本線との重複区間だった。これは越美北線の部分開業後に、越前花堂駅の北陸本線ホームができたことに加え、南福井駅構内で越美北線の線路が分岐していることに由来していた。国鉄分割民営化後は越前花堂駅が起点とされ重複区間は解消されたが、現在でも越美北線の越前花堂駅は北陸本線から分岐したところに位置しており、その分岐部分が南福井駅構内扱いであることも変わっていない。1960年に最初の区間が開業した際、すでに同名となる駅が存在していたために福井県北部の旧国名「越前」を冠した駅が多い。
越美北線(九頭竜線)
(福井駅- )越前花堂駅 - 六条駅 - 足羽駅 - 越前東郷駅 - 一乗駅谷 - 越前高田駅 - 市波駅 - 小和清水駅 - 美山駅 - 越前薬師駅 - 越前大宮駅 - 計石駅 - 牛ケ原駅 - 北大野駅 - 越前大野駅 - 越前田野駅 - 越前富田駅 - 下唯野駅 - 柿ケ島駅 - 勝原駅 - 越前下山駅 - 九頭竜湖駅
 福井駅(ふくいえき)は、福井県福井市にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・えちぜん鉄道の駅。福井県の県庁所在地・福井市の代表駅である。福井駅には、JR西日本の北陸本線と、えちぜん鉄道の勝山永平寺線が乗り入れている。勝山永平寺線は当駅が起点である。さらに、JRの駅には隣の越前花堂駅から分岐する越美北線(愛称:九頭竜線)の列車が乗り入れており、事実上2路線3方向の列車が利用可能である。また、えちぜん鉄道の駅には2つ先の福井口駅から分岐する三国芦原線の列車も乗り入れており、こちらも事実上2路線2方向の列車が利用可能である。一方、福井鉄道の福井駅前駅は福井駅西方約150mの位置にあり、福武線支線(通称:駅前線)の起点駅となっている。
 JRの福井駅は、福井市中央一丁目1番1号にある、2面5線のホームを持つ高架駅。高架駅は2005年4月18日に供用開始した。すべての定期旅客列車が停車するほか、当駅折り返しの普通列車も多い。直営駅であり、北陸本線南今庄駅 - 牛ノ谷駅間各駅と越美北線(九頭竜線)内の各駅の管理および当該区間運営を行う福井地域鉄道部が置かれており、当該区間各駅の事実上の管理駅となっている。2番のりばは、3番のりばの越前花堂方の切り欠き部分にあり、非電化である。ホームには屋根がついている。また天窓は、「越前海岸の岩」「九頭竜川の河岸段丘」をイメージしたもの。
 全列車がキハ120形で運転されている。基本的に1両編成で運転されるが、福井駅 - 越前大野駅間ではラッシュ時の一部列車は2両編成、平日朝の上り1本は3両編成で運転されている。そのため越前大野駅で分割・併合する列車がある。車体塗装は、もともと白地に緑のグラデーションのブロックパターンであったが、2010年に、車両5両のうち3両が開業50周年を記念したラッピング車両となり、それ以外の車両は朱色5号に塗装変更された。ラッピング車両の運行は約4年間を予定している。
 越前花堂駅(えちぜんはなんどうえき)は福井県福井市花堂中一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線・越美北線の駅。北陸本線と越美北線(愛称:九頭竜線)が乗り入れている。越美北線は線路名称上では当駅が起点であるが、越美北線の列車はすべて北陸本線を通じて福井駅まで運転される。元々は越美北線単独駅として開業し、後から北陸本線ホームが設置された。そのような歴史的経緯から、当駅の所属路線は北陸本線ではなく越美北線となっている。しかし、現在はかつての分岐駅であった南福井駅(貨物駅)から当駅までの区間が「越美北線と北陸本線の重複区間」という扱いから「北陸本線単独区間」に変更されており、営業上では当駅で本来の所属線たる越美北線が枝線として北陸本線に接続しているような形となった。
 越前花堂駅の九頭竜線は単式ホーム1面1線、計3面3線のホームを有する地上駅。北陸本線のホームに対して九頭竜線のホームが扇形に開いている。駅舎は北陸線下りホーム側にあり、北陸線上りホームへは跨線橋を渡って移動、さらに九頭竜線ホームへはその北陸線上りホームから連絡通路を通ることになる。両線の分岐・合流部の信号機は、南福井駅の下り場内信号機及び上り出発信号機となっているため、当駅構内そのものには分岐器や絶対信号機はなく、当駅は停留所に分類される。無人駅であるが、朝は駅員が福井駅より派遣され検札・改札・発券が行われる。近距離きっぷの自動券売機が設置されている。九頭竜線列車は上下線とも同一のホームから発車する。福井行きの列車は北陸本線下りホームからの列車と九頭竜線ホームからの列車があるため注意が必要。
越美北線(九頭竜線)の越前花堂駅 - 六条駅間の第2山崎踏切より撮影。
 六条駅(ろくじょうえき)は、福井県福井市天王町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅。
 六条駅構造は九頭竜湖方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。開業当初から簡易なホームと待合所のみを持ち、九頭竜湖寄りの出入口から直接ホームに入る形。福井地域鉄道部管理の無人駅となっており、自動券売機は設置されていない。
越美北線(九頭竜線)の六条駅 - 足羽駅間の天王踏切より撮影。
越美北線(九頭竜線)の六条駅 - 足羽駅間の上り町踏切より撮影。
 足羽駅(あすわえき)は、福井県福井市稲津町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅。
 足羽駅構造は九頭竜湖方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を持つ地上駅(停留所)。開業当初からの無人駅で、簡単なホームと小さな待合所のみがある。自動券売機は設置されていない。福井地域鉄道部管理。
 越前東郷駅(えちぜんとうごうえき)は、福井県福井市東郷二ケ町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅。
 越前東郷駅構造は地上駅。元々は島式ホーム1面2線であったが、駅舎側1線(旧上り線)を保線車両の留置線に転用したため、現在は1面1線で交換不能駅(停留所)。有人駅時代の駅舎がそのまま使われている。CTC化までは駅員が終日配置されていた(ただし末期は運転要員のみ)。豪雨災害からの部分復旧がなされた2004年9月11日から2008年3月31日までは業務委託駅(ジェイアール西日本金沢メンテックに委託)であったが、現在は再び無人駅となった。自動券売機も設置されている(ただし、2009年10月時点では設置されていなかった)。福井地域鉄道部管理。
越美北線(九頭竜線)の越前東郷駅 - 一乗駅谷間の第1脇踏切より撮影。
 一乗谷駅(いちじょうだにえき)は、福井県福井市安波賀中島町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅。
 一乗谷駅構造は九頭竜湖方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。開業時から簡易なホームと待合所のみを備えており、駅舎はない。福井地域鉄道部管理の無人駅であり、自動券売機も設置されていない。本来は停留所であるために折返し運転ができないが、2004年の豪雨災害後の部分再開時に当駅が福井方面からの折返し駅となることから暫定的に出発信号が設置された。全線再開前の信号切替工事で出発信号は撤去され、再び折返しができなくなった。
越美北線(九頭竜線)の一乗駅谷 - 越前高田駅間の安波賀村下踏切より撮影。
 越前高田駅(えちぜんたかだえき)は、福井県福井市高田町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅。
 越前高田駅構造は九頭竜湖方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。開業当初からの無人駅で、設備としては簡易なホームと待合所があるのみ。九頭竜湖寄りの出入口から直接ホームに入る形になっている。自動券売機は設置されていない。福井地域鉄道部管理。
越美北線(九頭竜線)の越前高田駅 - 市波駅間の越前高田踏切より撮影。
 市波駅(いちなみえき)は、福井県福井市市波町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅。
 市波駅構造は九頭竜湖方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。開業当初からの無人駅で、設備としては簡易なホームと待合所があるのみ。九頭竜湖寄りに設けられた出入口から直接ホームに入る形になっている。自動券売機は設置されていない。福井地域鉄道部管理。
 小和清水駅(こわしょうずえき)は、福井県福井市小和清水町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅。
 小和清水駅構造は九頭竜湖方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。開業当初からの無人駅で、設備としては簡易なホームと待合所があるのみとなっており、九頭竜湖寄りの出入口から直接ホームに入る形である。自動券売機は設置されていない。福井地域鉄道部管理。
 美山駅(みやまえき)は、福井県福井市境寺町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅。
 美山駅構造は島式ホーム1面2線を有し、列車交換が可能な地上駅。かつては越前東郷駅とよく似た駅舎があったが、現在は「美山観光ターミナル」と合築の新しい簡易駅舎が建っている。ホームへの出入りは福井寄りの構内踏切による。福井地域鉄道部管理の無人駅となっており、自動券売機は設置されていない。
 株式会社日本除雪機製作所製のラッセル車。機械形式HTR400R、車体番号R12A-0016 400ps(300kw)級エンジンを搭載した、機動性の良いロータリ除雪車両です。走行装置及び、空気制動装置にはHST(油圧走行システム)とマイクロコンピューターを組み合わせた電子制御方式を採用することにより、操作性向上を図っています。前後の除雪装置(ロータリ装置及びラッセル装置)を取り外し、連結器を装着することにより、一般の軌道モータカーとして使用できます。ロータリ除雪装置を外し、その動力源を活用した様々な作業装置(軌道側縁用草刈装置等)への利用が可能となります。
 越前薬師駅(えちぜんやくしえき)は、福井県福井市薬師町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅。九頭竜湖方面に向かって左側に単式ホーム1面1線をもつ地上駅(停留所)。開業当初からの無人駅で設備としては簡易なホームと小さな待合所のみがあり、福井寄りの出入口から直接ホームに入る形になっている。自動券売機は設置されていない。福井地域鉄道部管理。
 越前大宮駅(えちぜんおおみやえき)は、福井県福井市大宮町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅。
 越前大宮駅構造は九頭竜湖方面に向かって左側に単式ホーム1面1線をもつ地上駅(停留所)。開業当初からの無人駅で、設備としては簡易なホームと待合所があるのみとなっており、福井寄りの出入口から直接ホームに入る形である。自動券売機等の設置はない。福井地域鉄道部管理。
 計石駅(はかりいしえき)は、福井県福井市計石町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅である。福井地域鉄道部が管理している無人駅で、自動券売機等は設置されていない。起点の越前花堂駅から延々と続いてきた福井市内に属する駅は当駅が最後で、福井市の最も東部に位置している(旧美山町が福井市に編入合併される前は同町に属する最後の駅でもあった)。
 計石駅構造は九頭竜湖方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。開業当初から簡単なホームと待合所のみを備えており、福井寄りの出入口から直接ホームに入る形である。
越美北線(九頭竜線)の計石駅 - 牛ケ原駅間の川上口踏切より撮影。
 牛ケ原駅(うしがはらえき)は、福井県大野市牛ケ原にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅である。福井地域鉄道部が管理している無人駅で、越美北線のほぼ中央に位置している。当駅から終点の九頭竜湖駅までは一貫して大野市内を走り続けることになる。自動券売機等の設備はない。
 牛ケ原駅構造は九頭竜湖方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。開業当初から簡単なホームと待合所のみを備えており、九頭竜湖寄りの出入口から直接ホームに入る形となっている。
 北大野駅(きたおおのえき)は、福井県大野市中野にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅である。福井地域鉄道部が管理している無人駅で、自動券売機等の設備はない。大野市中心部の北西に位置している。
 北大野駅構造は九頭竜湖方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。開業当初から簡単なホームと待合所のみを備える。駅前には公衆便所あり。
 越前大野駅(えちぜんおおのえき)は、福井県大野市弥生町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅である。大野市の代表駅。当路線単独の距離としては、越前花堂駅からおよそ5分の3(全体で52.5km)に位置する。当駅 - 九頭竜湖駅間で交換できる駅はない。
 越前大野駅構造は島式ホーム1面2線と側線数本を有し、列車交換が可能な地上駅。コンクリート平屋の駅舎を備える。2003年、駅舎の表面に飾り板が取り付けられ雰囲気が変わった。駅舎からホームへは九頭竜湖寄りの構内踏切で連絡している。福井地域鉄道部管理の直営駅で、みどりの窓口が設置されている。当路線内では唯一駅員が配置されている駅(ただし、北陸本線区間の福井駅は有人)。2008年5月31日までは越美北線の運営・管理を行う越前大野鉄道部が当駅に置かれていたが、翌日の組織改正により同鉄道部は福井地域鉄道部に統合される形で廃止されている。夜間滞泊設定駅でもある。
 越前田野駅(えちぜんたのえき)は、福井県大野市田野にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅。
 越前田野駅構造は九頭竜湖方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。開業当時から簡単なホームと待合所のみを持つ構造となっており、越前大野寄りの出入口から直接ホームに入る形になっている。福井地域鉄道部管理の無人駅であり、自動券売機等の設備もない。
越美北線(九頭竜線)の越前田野駅 - 越前富田駅間の上野踏切より撮影。
越美北線(九頭竜線)のキハ120形。
 越前富田駅(えちぜんとみだえき)は、福井県大野市上野にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅。
 越前富田駅構造は九頭竜湖方面に向かって左側に単式1面1線のホームを持つ地上駅(停留所)。開業当時から簡易なホームと待合所のみであった。福井地域鉄道部管理の無人駅であり、自動券売機等の設備はない。
越美北線(九頭竜線)の越前富田駅 - 下唯野駅間の土打踏切より撮影。
越美北線(九頭竜線)の越前富田駅 - 下唯野駅間の稲荷踏切より撮影。
 下唯野駅(しもゆいのえき)は、福井県大野市下唯野にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅である。福井地域鉄道部が管理している無人駅で、自動券売機等の設備はない。
 下唯野駅構造は九頭竜湖方面に向かって左側に単式ホーム1面1線をもつ地上駅(停留所)。駅の設備としては簡単なホームと待合所のみがあり、越前大野寄りの出入口から直接ホームに入る形である。
越美北線(九頭竜線)の下唯野駅 - 柿ケ島駅間の下唯野踏切より撮影。
 下唯野駅構造は九頭竜湖方面に向かって左側に単式ホーム1面1線をもつ地上駅(停留所)。駅の設備としては簡単なホームと待合所のみがあり、越前大野寄りの出入口から直接ホームに入る形である。福井地域鉄道部が管理している無人駅で、自動券売機等の設備もない。大野市街地の東部にあり、大野方面から九頭竜川を渡ってすぐに駅がある。
 下唯野駅構造は九頭竜湖方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。地上駅ではあるものの、ホームは盛土上にある。開業当初から簡単なホームと待合所のみを備える。
越美北線(九頭竜線)の柿ケ島駅 - 勝原駅間の跨線橋より撮影。
越美北線(九頭竜線)の柿ケ島駅 - 勝原駅間の跨線橋より撮影。
 勝原駅(かどはらえき)は、福井県大野市西勝原にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅である。福井地域鉄道部が管理している無人駅で、自動券売機等の設備もない。1972年まで越美北線の終着駅であった。
 勝原駅構造は九頭竜湖方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。除雪車を格納するための車庫も置かれている。かつて終着駅だったころの名残で、駅舎や保線員の詰所などが残っている。終着駅であった頃に構内に設けられていた転車台の跡地は、五箇公民館となっている。
 越前下山駅(えちぜんしもやまえき)は、福井県大野市下山にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅。
 越前下山駅構造は九頭竜湖方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。開業当初から簡単なホームと待合所のみを備える。福井地域鉄道部管理の無人駅となっており、自動券売機等の設備もない。ホームは周辺の道路よりも高い位置にあるため、入る際には坂を上ることになる。
越美北線(九頭竜線)の越前下山駅 - 九頭竜湖駅間の橋梁。
越美北線(九頭竜線)の越前下山駅 - 九頭竜湖駅間の山下隧道。
 国鉄8620形蒸気機関車「28651」が九頭竜湖駅近くに保存されています。この蒸気機関車は晩年をこの越美北線で過した車両です。昭和48年8月31日福井からディーゼル機関車でここ九頭竜湖に輸送され80t及び5tクレーンと60tトレーラーを使って現在地まで運ばれました。
 九頭竜湖駅(くずりゅうこえき)は、福井県大野市朝日にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)の駅。同線の終着駅である。
 九頭竜湖駅構造は車止めに向かって右側に単式1面1線ホームを有する地上駅。来た列車がそのまま折り返すだけの構造であるが、駅の先には本来つながるはずだった越美南線建設跡の線路が残り、現在は車止めが設置され発車までの列車置き場となっている。ログハウス風の駅舎を持ち、特産物直売所や観光案内所がある道の駅九頭竜(和泉ふれあい会館)が隣接している。福井地域鉄道部が管理し、道の駅九頭竜の指定管理者である「有限会社いずみ」が窓口業務を受託する簡易委託駅であり、自動券売機はないため、乗車券は窓口におけるPOS端末による発券となる。終着駅ではあるが、乗降は無人駅同様に扱われる。運転士が運賃・乗車券を回収し、乗車時に整理券を発行する。
越美南線建設跡の線路が残っている。
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