更新日時 2023年10月28日

ローカル線の旅 野岩鉄道
 野岩鉄道株式会社は、栃木県と福島県に路線を有する第三セクター方式の鉄道会社である。社名の「野岩」は、保有路線の両端、すなわち栃木県の令制国名である「下野国」の「野」と、福島県の中通りと会津地方の令制国名である「岩代国」の「岩」とから来ている。日本鉄道建設公団建設線で、国鉄線の日光線今市駅と会津線会津滝ノ原駅とを結ぶ路線である野岩線のうち、建設が進んでいた藤原 - 会津滝ノ原間が国鉄再建法の施行により工事が凍結されたことに伴い、同線を引き受けて運営するために設立された。会津鬼怒川線は、栃木県日光市にある新藤原駅と福島県南会津郡南会津町にある会津高原尾瀬口駅を結ぶ野岩鉄道(やがんてつどう)が経営する鉄道路線である。愛称は「ほっとスパ・ライン」で、路線名と併せて同社の広報で使用されている。
野岩鉄道 会津鬼怒川線(ほっとスパ・ライン)
新藤原 - 龍王峡 - 川治温泉 - 川治湯元 - 湯西川温泉 - 中三依温泉 - 上三依塩原温泉口 - 男鹿高原 - 会津高原尾瀬口
 新藤原駅(しんふじわらえき)は、栃木県日光市藤原(ふじはら)にある、野岩鉄道と東武鉄道の駅。東武鬼怒川線の駅番号はTN 58。東武鉄道および大手私鉄の駅としては最も北に位置する。
 新藤原駅構造は島式ホーム2面3線を有する地上駅。駅舎は線路の西側にあり、1・2番線ホームと直結している。1番線ホームは駅舎側に車止めがあり、当駅始発の特急「きぬ」はこのホームから発車する。ただし特急については現行ダイヤグラムでは上り2本のみの設定で、下りの当駅止まりの列車は設定されていない。(※但し、特急「リバティ会津」は4往復とも会津田島駅まで直通する。)駅舎と3・4番線ホームは構内踏切により連絡している。2番線ホームと3番線ホームは同一線路を共有する。 下今市方に当駅で増解結を行う車両を留置する留置線が2線存在する(4番線のみ直接留置線に繋がっている)。
龍王峡駅は、栃木県日光市藤原にある野岩鉄道会津鬼怒川線の駅。
 龍王峡駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームの半分はトンネル内にある。
駅入口に「臨時きっぷうりば」があり、日中は駅員が配置されている。
 川治温泉駅は、栃木県日光市藤原にある野岩鉄道会津鬼怒川線の駅。川治温泉街へは、隣の川治湯元駅が最寄り駅である。
 ③川治温泉駅構造は島式ホーム1面2線を有する高架駅。列車交換が可能である。駅舎内に「臨時きっぷうりば」があり、日中は駅員が配置されている。鬼怒川温泉駅からの特急券も発売している。
川治湯元駅は、栃木県日光市川治温泉川治にある野岩鉄道会津鬼怒川線の駅である。
 川治湯元駅構造は川治湯元駅の立地単式ホーム1面1線の高架駅。駅前広場がある。構内には「臨時切符売場があり、8時30分から17時00分まで駅係員が対応する。 乗車券購入範囲は、野岩鉄道・東武線連絡・会津鉄道連絡全駅と、会津若松駅。
湯西川温泉駅は、栃木県日光市西川にある野岩鉄道会津鬼怒川線の駅である。
 湯西川温泉駅構造は葛老山トンネル内に単式ホーム1面1線を有する地下駅。駅北側は湯西川(五十里湖)を渡る湯西川橋梁となる。一部時間帯のみ駅員が配置されている。
 湯西川橋梁は、栃木県日光市の湯西川(五十里湖)に架かる野岩鉄道会津鬼怒川線の鉄道橋である。五十里橋(いかりばし)とも呼ばれている。野岩鉄道会津鬼怒川線の建設工事に伴って1983年(昭和58年)に完成し、1986年(昭和61年)に供用開始した。湯西川温泉駅 - 中三依温泉駅間の利根川水系男鹿川(五十里湖)とその支流である湯西川との合流地点に架かる全長240mの橋梁である。高さは湯西川(五十里湖)の水面より約20mある。
湯西川橋梁。YouTube動画リンク
湯西川橋梁。
中三依温泉駅は、栃木県日光市中三依にある野岩鉄道会津鬼怒川線の駅である。
中三依温泉駅構造は盛土上に島式ホーム1面2線を有する地上駅で、無人駅。
 上三依塩原温泉口駅は、栃木県日光市上三依にある野岩鉄道会津鬼怒川線の駅である。
上三依塩原温泉口駅構造は島式ホーム1面2線を有する地上駅で、列車交換が可能。
 男鹿高原駅は、栃木県日光市横川にある野岩鉄道会津鬼怒川線の駅。標高759.7メートルに位置する。会津鬼怒川線内で唯ー、快速「AIZUマウントエクスプレス」が通過する駅であるが、特急「リバティ会津」は半数程度停車する。
男鹿高原駅駅構造は単式ホーム1面1線を有する地上駅で、ホームは掘割内にある。
会津高原尾瀬口駅は、福島県南会津郡南会津町滝原字羽根子にある会津鉄道・野岩鉄道の駅。
 会津高原尾瀬口駅構造は島式ホーム1面2線を有する地上駅。会津鉄道の管轄駅であるが、前述のように野岩鉄道の開通当初は野岩鉄道の管轄であったため、野岩鉄道仕様の案内サインも混在している。駅舎は線路の西側に立地し、ホームとは新藤原端の構内踏切で連絡している。
会津鉄道の0Kmポストとターンテーブル。
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出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『日光市』を掲載」