更新日時 2019年07月19日

雄武町 幌内ダム
 幌内ダムは北海道紋別郡雄武町、二級河川・幌内川本流に建設されたダムである。北海道電力がかつて管理していた発電専用ダムで、高さ21.1メートルの重力式コンクリートダム。当初は1939年(昭和14年)に幌内送電が高さ13.0メートルの小堰堤として建設していた。しかし1941年(昭和16年)にダムが決壊しその後放棄、戦後雄武枝幸町電力農業協同組合が1953年(昭和28年)に現在の高さに再建した。その後北海道電力に移管されたが維持管理費高騰が原因により1973年(昭和48年)に廃止された。現在は北海道が管理する砂防ダムであり河川法上のダムとは規定されていない。通常、ダムが廃止される場合は河川法の規定に基づき本体を始めとする施設一切を撤去し、ダム建設前の状態に原状復帰することが定められているが、幌内ダムについては砂防ダムとして機能を維持させることになった。これに伴いダムに設置されていた放流用のゲート4門を始め取水設備などは全て撤去され、自然越流方式のダムとして残存され現在に至る。廃止されたダムがほぼそのままの形で残っている極めて珍しい例であるが、砂防ダムに変更されたことで河川法におけるダムの規定からは外れ、現在では「ダム」として認められていない。廃止後は北海道が管理する砂防ダムとして機能している。幌内川においても川を遡上するサケ・マスの河川生態系維持を図るため、2007年(平成19年)より幌内ダムに魚道を設置。ダムによって形成された人造湖には、特に名称が付けられていない。
@幌内ダム。ダムだけどダムで無いダム。
@幌内ダム。ダムに設置されていた放流用のゲート4門を始め取水設備などは全て撤去され、自然越流方式のダムとして残存され現在に至る
@幌内ダムに魚道を設置。
@幌内ダムに魚道を設置。
@幌内ダムに魚道を設置。
@幌内ダムに魚道を設置。
@幌内ダムに魚道を設置。
@幌内ダムに魚道を設置。
A幌内ダムの堤頂。
B幌内ダムに魚道を設置。
B幌内ダムの魚道のゲート?
B幌内ダムの魚道のゲート点検用タラップ?
C幌内ダムの堤頂。
C幌内ダムの自然越流。ゲートの後が残る。
C幌内ダムのダム湖。
C幌内ダムの下流側。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『雄武町』を掲載」