更新日時 2021年07月18日

 丸沼ダムは、群馬県利根郡片品村の利根川水系片品川左支・大滝川の最上流部にある東京電力リニューアブルパワーが管理している発電専用ダム。型式は日本で8箇所(内2箇所は建て替えで違う型式のダムになった)しか建設されなかったバットレスダムである。この型式は、コンクリートの量が少なくて済むという利点があったが建設技術が高度で却ってコストパフォーマンスに劣ること、また地震に弱いために地震多発国・日本では高いダムは造れないこと、コンクリートの表面積が大きく表面劣化が問題になることなどの難点により、1937年(昭和12年)に完成した三滝ダム(千代川水系北股川・中国電力株式会社)を最後に以降全く建設されなくなった。バットレスダムは、その希少性と土木史的観点から全てのダムにおいて土木学会による「選奨土木遺産」に指定された。特に丸沼ダムは、バットレスダムの中では日本で最も堤高が高く、幾度か修繕されてはいるものの、当初の意匠を尊重して行われて来た。こうした細心の管理を続けた結果、建設後70年以上を経ても当時の姿で稼動していることなどが評価され、2003年(平成15年)12月25日付けで「丸沼堰堤」として重要文化財(建造物)に指定された。ダムが重要文化財に指定されたのは、広島県にある本庄ダム(二河川本川・呉市水道局)で既に前例があるが、発電用ダムが重要文化財に指定されたのは初めてである。
@丸沼ダム堤体。バットレスダムの特徴がよくわかる。
@丸沼ダム堤体。バットレスダムの特徴がよくわかる。
@丸沼ダム堤体。バットレスダムの特徴がよくわかる。
@ドラム缶筏(トムソーヤ号)丸沼自然歩道でここまで降りてこられます。
A丸沼ダムのダム湖側から見た堤体。
B丸沼ダムのダム湖。
C丸沼ダム堤体。
D丸沼ダム下流の大尻沼。
E丸沼ダムの堤頂。
E丸沼ダムの工事写真。
E丸沼ダムの工事写真。
E丸沼ダムの工事写真。トロッコも工事で使われていた。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『片品村』を掲載」
丸沼ダム